まだまだ暑さが残る毎日。暑い日にはやっぱりアイスが食べたい!ということで、今回はお取り寄せで楽しめる“クラフト”アイスを集めてみました。クラフトアイスとは、材料や製法にこだわり、ひとつひとつ丁寧に作られているアイスのこと。旬の味覚やとっておきの食材を使ったものなど、フレーバーも個性が光ります。
クリーミーなミルクベースのアイス、フレッシュでシャリッと爽快感のあるフルーツを使ったシャーベット、食材の組み合わせが楽しいアイス…。
全国各地から取り寄せたクラフトアイスをご紹介いたします。
シンプルに素材のおいしさを味わう。『HiO ICE CREAM』
SEASONAL BOX SUMMER 12個入。定番の美瑛シングルオリジンミルク、塩キャラメルに、メロン、はるか、蔵王山麓ヨーグルトなど夏にぴったりなフレーバーを詰めたボックス。
まず紹介するのが、クラフトアイスクリーム『HiO ICE CREAM』。“MAKE HAPPY ICE CREAM MORE THAN EVER”をミッションに掲げ、2019年4月に創業したブランドです。
「おいしさを追求するために自ら各地へ足を運び、舌で感じ、選んだ素材を独自に仕入れ、自分たちの工房でアイスクリームを作るということを大切にしています。素材本来の良さを引き出せるよう、ひとつひとつの作業工程毎に最適化した機械・テクノロジーを活用し、手間を惜しまず、ハンドメイドならではの温かみを添えて、心を込めて丁寧にアイスクリームを作っています」。
アイスは東京・自由が丘の緑道沿いに佇むガラス張りの小さな工房 「Atelier」で丁寧に作られています。スクープショップも併設しており、普段見ることができない職人がアイスクリームを作る工程を、眺めながら、食べることが可能。
こだわりの素材を活かすために、素材の掛け算はせずにシンプルなフレーバーに仕上げられたアイスクリームは、一口食べると素材そのもののギュッと凝縮した深い味わいが口に広がります。
こちらは夏のフレーバーとして販売されている「メロン」と「はるか」。日本一のメロンの産地、茨城県鉾田市で収穫された、旬のアールスメロンを使用した「メロン」はジューシーでまるでメロンを食べているよう!さわやかな甘みとやさしい酸味が特徴の「はるか」は、フレッシュな味わいで蒸し暑い日も気分爽快にしてくれます。
カップを冷凍庫から出して、少し常温で緩めてからすくうと、おうちでもきれいにアイスをすくうことができますよ。
※パッケージデザインは、現在のものと異なります。
オンラインショップでは、自分へのちょっとしたご褒美やギフトに最適なミニカップの詰め合わせBOXやシェアして食べる楽しさを毎月お届けするパイントカップ(473ml)2種の詰め合わせサブスクリプションサービス「Pint Club」などを展開。ぜひ、夏のおうち時間のお供に、冷蔵庫に常備しておきたいアイスです。
- ■お店情報
- HiO ICE CREAM
- https://hioicecream.com/
大人も子どももみんな笑顔になれる!『BIG BABY ICE CREAM』
「3世代で楽しめるアイスクリームダイナー」がコンセプトの『BIG BABY ICE CREAM』。
“BIG BABY”という名前には、「アイスクリームは、子どもから大人まで立場関係なく笑顔にしてくれる食べ物。だから、アイスを食べているときくらい、大人も子どもの様な気持ちになって欲しい」。そんな願いが込められているのだとか。
新丸子にある店舗は、さながらアメリカのダイナーのような空間。家族みんなでゆったりとアイスやスイーツを楽しむことができます。
さまざまなコラボレーションも行っており、大人気の『BIG BABY ICE CREAM』のアイス。それが家でも食べられるということで、さっそく取り寄せてみました。
「ミルク」、「バナナキャラメル」、「ストロベリー」など大人も子どもも大好きな定番フレーバーに、「ピスタチオ」、「アプリコットチョコレート」、「ゴルゴンゾーラ」といった大人好みのフレーバーがセットになったうれしいセットが届きました。
年齢問わず楽しんでいただきたいという思いから、卵を不使用にする代わりに素材は乳脂肪分の高い乳製品を使用。コクがありながら、スッキリとした後味が特徴です。
デザインはお兄さんの健太郎さんがディレクション。大きな子どものような心を持つ映画監督ウディ・アレンをモチーフにしたロゴが目印
店舗では、アイスを添えたドーナツやブラウニーやアイスとお酒を組み合わせたメニューなども提供している『BIG BABY ICE CREAM』。
「家でもぜひ自由にそれぞれのおいしい食べ方を探していただけたらうれしいですね。『ミルクアイス』にオリーブオイル、『ゴルゴンゾーラアイス』にブラックペッパーを掛けてガメイの赤ワインなど合わせるとおいしいですよ。くり抜いたグレープフルーツにアイスとフルーツを盛り付けてアイスフルーツポンチにしたり、温かいパイにアイスを挟むのもおすすめ」とアドバイスをいただきました。
「今日はどうやって食べようかな?」そんな楽しみも広がるアイスクリームです。
- ■お店情報
- BIG BABY ICE CREAM
- https://www.bigbabyicecream.com/
野菜のロスから生まれる一期一会の組み合わせ。『KIKI NATURAL ICECREAM』
八百屋として生産者と畑を巡ってきた「青果ミコト屋」が手がけるクラフトアイスクリームブランド『KIKI NATURAL ICECREAM』。
「植物と向き合う農家さんに会い、自然の循環に倣った畑の上に立っていると、植物の神秘や野菜の多様性、作り手の美学など、自分たちがこれまで知らなかった魅力に出会い、心をうたれます。そんな旅の体験や気づきを、もっとカジュアルに、もっと楽しく、もっとたくさんの人へ届けたい」。そんな想いのもと生まれたのが『KIKI NATURAL ICECREAM』です。
野菜や果実を作る上でどうしても出てきてしまうのがロス。かたちや色がいびつという理由で規格外となってしまったものやB級品、摘果した柑橘や間引いた人参、ワインを搾る際に出る搾りかすなどの副産物を活用したアイスクリームを作っています。
アイスクリームを詰めているカップは「chalkboy」のデザインです。
自然栽培を中心とした旬の野菜を扱っているため、材料もまた季節のもの。季節の移り変わりとともにおのずと手に入る材料も移ろっていくため、常時10種用意しているフレーバーも週に1〜2個ほど入れ替わっていきます。どんなフレーバーが届くかは、畑まかせの旬まかせ。
今回届いたのは、「ほおずきミルク」、「ビーツ・梅干し・柑橘」、「ガリガリガーリッ君」。
「ほおずきミルク」は、「ほおずきってどんな味?」とそろりと一口食べてみると、うっとり官能的な味わい。標高700m、寒暖差の強い岐阜県石徹白のほおずきを使用。マンゴーを思わせるトロピカルな香りとふくよかな深い甘みが口いっぱいに広がり、夏気分を高めてくれます。
冷凍庫から出して5分ほど待ち、スプーンが無理なく入っていくような、少しゆるくなった時が食べ頃です。
ビビッドなパープルが目を引く「ビーツ・梅干し・柑橘」は、食べる輸血と呼ばれるビーツに柑橘と身崩れしてしまった梅干しを合わせた酸味が爽快な1品。
そして、「ガリガリガーリック」は、その名の通り、にんにく入り!じっくりとオーブンでホイル焼きにしたホクホクのにんにくに、非加熱のはちみつとピリリとした黒こしょうを合わせて堅焼きのビスケットにしたものが入っています。スキムミルクジャムのミルキーさが広がるアイスクリームと相性抜群。初体験の組み合わせですが、じわじわと癖になる味わい。クラッカーなどに乗せて、お酒のおつまみにしてもおいしいそうです。
一見ネガティブに感じられるロスですが、むしろそんな素材たちだからこそ表現できる味わいやおいしさがあるということを感じさせてくれます。いずれも、安定剤や乳化剤は使わず、完全無添加。素材のおいしさをシンプルに引き出したアイスは、野菜や青果の力強い生命力と味わいに気づかせてくれるはず。
- ■お店情報
- KIKI NATURAL ICECREAM
- https://kiki-icecream.com/
定番だけど、新しい。ニュークラシックなアイスクリームBLANCO
万人ウケし馴染みやすく、流行り廃りがない飽きのこないデザインということを心がけたというパッケージ
アメリカンクラシックなかっこいいデザインが目を引く『BLANCO』は、熊本の過疎と高齢化が進む小さな町、熊本県山都町生まれのアイスクリーム。
「地元の素晴らしいものを全国に届けたい、地元山都町の生産者や小規模農家のサスティナブルな存続のために力になりたい、そういった想いから生まれたブランドです。また、アメリカの文化ようにさまざまなシーンで気軽に利用でき、そこにコミュニティが生まれるようなアイスクリームショップを日本に作りたいと思っています」。
できる限りオーガニックな材料を使用し、食品添加物不使用。子どもからお年寄りまでおいしく食べられます。
熊本県阿蘇産の牛乳を贅沢に使用した「クラシックミルク」は、濃厚だけど後味すっきり。子どもから大人まで愛されている『BLANCO』の看板商品です。その他、濃厚な九州産クリームチーズのアイスに、熊本県大和町産の苺のジャムをたっぷり混ぜ込んだ甘さと酸味が楽しめる「ストロベリークリームチーズ」、熊本県の有機平飼い有精卵を使用した濃厚なバニラアイスに無農薬甘夏ピールのオリーブオイル漬けを混ぜ込んだ「甘夏オリーブ塩バニラ」など、山都町産、熊本県産の旬の食材を使ったフレーバーが揃っています。シーズンごとに生産者の方と直接会い、話をしてから仕入れるなど、顔の見える原材料の調達を心がけているのだそう。
また、味の組み合わせは、「山都町産の旬の食材をベースに、どんな組み合わせがいいかを考え、製造スタッフを中心に、スタッフの家族、近所のおばあちゃん、子どもにも意見を聞きながら一緒に開発を進める姿勢を大切にしています」とのこと。
水出しコーヒーに「クラシックミルク」をのせて。夏のコーヒーブレイクはコーヒーフロートを。
食べたときの滑らかさを保持するため、製造過程で-30度まで一気に急速冷凍をさせて作ります。冷凍庫から出してすぐはカチコチに硬い状態。常温で少し待ち、カップの外側を押して少し凹むくらいになった頃が食べ頃のサインです。
逸る気持ちを抑えて、食べ頃まで待ってから味わってみてください。きっとそのなめらかな触感と優しい味わいに笑顔がこぼれるはずです。
- ■お店情報
- BLANCO
- https://blancoicecream.net/
濃厚なミルク感と食材の組み合わせがたまらない!『ハンデルスベーゲン』
“ハンド”に由来するスウェーデンのハンデルスベーゲン通りに重ねたその名の通り、手をかけるからこそ伝わる想い=”幸せの魔法”を大切にしているのだそう。
「自然な素材で、本物のアイスクリームを」をコンセプトに2011年創業のハンドクラフトアイスクリームブランド『ハンデルスベーゲン』。
「“生乳に砂糖を入れ、冷やし固める” というシンプルで正統な手づくり製法に向き合い、アイスクリームが本来持つ豊かな風味を丁寧に引き出しています。濃厚なのに軽い後味の理由は、1つ1つの工程をあえて手間のかかる手作業で行っているから。古くから職人の手が紡いできた製法を守ることで、ひと匙にコクと繊細さが両立したアイスをお届けしています」。
できるだけ自然な素材、本物の素材を使うというこだわりから、北海道でのんびりと放牧飼育された牛の生乳を使用。さらに沖縄産の本和香糖と黒糖を独自にブレンドしたもので甘みをつけています。
バニラはマダガスカル産のフェアトレードのものをさやから煮出し、チョコレートはイタリアやフランスの一流メゾンのものを目的に応じて数種類使い分けるなど徹底したこだわり。
『ハンデルスベーゲン』のアイスの特徴はなんといっても濃厚なミルク感。一口食べるとその濃厚さに驚くはず。ミルクの濃厚さと食材の味わいの相性も抜群です。
世界最高品質と言われ「緑のダイヤモンド」とも評されるシチリア島ブロンテ産ピスタチオを使用した贅沢な『ピスタチオ』。上品な甘さ、極上の旨味、コクは、一度食べると忘れられなくなること請け合いです。
バニラ、チョコレート、ピスタチオ、抹茶などの定番フレーバーのほか、季節ごとに旬の味覚を活かした限定フレーバー登場。夏は、「フレッシュチョコミント」や「レモンチーズケーキ」などミルクの濃厚さと爽やかさを両立させたフレーバーも。
冷凍庫から取り出し、冷蔵庫で15〜20分ほど置き、カップの外を指でやさしく押してみて少し柔らかく感じられたら食べごろのサイン。ふんわり、空気を入れるよう、スプーンで混ぜて食べると、出来立てのような豊かな食感を楽しめます。
- ■お店情報
- ハンデルスベーゲン
- https://www.handelsvagen.com/
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いろいろな味に出合えるクラフトアイスは、日々のご褒美おやつはもちろんギフトにもおすすめです。バラエティ豊かなフレーバーはもちろん、そこに込められた想いやこだわりも、ぜひ一緒に味わいたいものです。
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