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いまのフランス旅行ってどんな感じ?コロナ禍で気をつけたい5つのポイント

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いまのフランス旅行ってどんな感じ?コロナ禍で気をつけたい5つのポイント

しばらく我慢の日々が続いていた海外旅行ですが、日本も9月から入国者数制限が撤廃されるなど、いよいよ本格的な再開の兆しが見えてきました!ヨーロッパなど比較的制限の少ない国に旅行する人たちの声もちらほら耳にします。

とはいえ、まだ不明瞭なところが多いのが現状。「本当に行って大丈夫なの…?」と不安に感じる方もいらっしゃると思います。

そこで今回は、この秋(2022年9月末)にライターが実際にフランス旅行をしてきた経験を踏まえて、いまのパリの様子やコロナ禍の海外旅行で気をつけたいポイントを5つまとめてみました!

今回のポイントは筆者の体験によるものなので、旅行のタイミングや訪れる国によっては、制限・緩和状況等も異なります。最新情報は外務省の海外安全ホームページをご覧ください。

 

観光客が戻りつつある、パリの景色

セーヌ川のクルーズは観光客でびっしり!セーヌ川のクルーズは観光客でびっしり!

昨年の2月、シャンゼリゼ通りですら閑散としてしまったパリの様子をお届けしてから、約1年半が経過。今年の秋のパリは、コロナ禍前の景色とほとんど変わらず、テラス席がそこかしこに並び、ワインを片手に談笑する人たちの姿を多く見ることができました。

アペリティフからディナーを楽しむ人たちでテラスはいっぱい!アペリティフからディナーを楽しむ人たちでテラスはいっぱい!

アペリティフからディナーを楽しむ人たちでテラスはいっぱい!

ただ、海外渡航への制限が比較的厳しいアジア圏の観光客は圧倒的に少なく、私たちと同じ日本人を見かける機会はとても少なかったです。パリ在住の方からしても、アジア人の団体ツアーを見かけないのはかなりレアなのだそう。

 

いまのフランス旅行で気をつけたい5つのポイント

読書やおしゃべりを楽しむ人たちの憩い場『リュクサンブール公園』読書やおしゃべりを楽しむ人たちの憩い場『リュクサンブール公園』

実際にフランスに渡ってしまうと、マスク着用の義務もなく、レストランや美術館も特に人数制限されていない様子です。どこの施設も通常営業に近く、コロナを強く意識させられる場面はあまりありませんでした。

出発前や帰国前に必要な手続きを済ませておけたので、現地ではスムーズな観光が楽しむことができました。

現代アートが楽しめる『ポンピドゥーセンター』現代アートが楽しめる『ポンピドゥーセンター』。チケットは事前予約制です。人気観光地はチケットを事前に手に入れておいたほうがスムーズなのは、コロナ前と変わりません。

①飛行機のチケット予約はお早めに

コロナの影響だけでなく、ロシア・ウクライナ情勢により、燃料サーチャージの金額が高騰していると言われています。また、​​ロシア上空の飛行が制限されていることや円安も飛行機代に影響。

普段は往復約30〜40万円の直行便が、直前に予約してしまうと約60万円に…!このように割高になるケースがあるため、旅行のスケジュールが決まり次第、早めの確保をおすすめします。

私の場合は、もともと直行便を選択する予定はなかったため、カタール航空のドーハ経由のチケットを往復20万円ほどで購入しました。1ヶ月前の購入でこの金額でしたので、直行便でない場合はそこまで高額になる心配はしなくてもよさそうです(もちろん、これからのクリスマスシーズンや旅行のさらなる緩和や、世界情勢の変化により金額も変わってくるかと思います)。

 

②出発前はトランジットする国の情報も要チェック

現在、フランスに入国するために必要な条件は一切ありません。以前は必要だったPRC検査結果の提出やワクチン接種証明書の提示も不要になりました。

ただ、経由するカタールは、事前の入国登録や各種書類の提出(入国時の72時間前までの陰性証明書や2回以上のワクチン接種証明書など)が必要でした。私は「せっかく経由するのであればカタール観光も楽しみたい!」という想いから入国手続きをし、空港の外に出ましたが、もしトランジットを空港内のみで過ごすのであれば、上記の手続き等は不要とのこと。国によってルールが異なるので、空港の外に出て楽しみたい方は事前に外務省のサイトで確認しておくとスムーズでしょう。

飛行機から見える空

③日本入国にはワクチンは3回の接種が必要。「新型コロナウイルス感染症予防接種証明書」の手配

日本に帰国する際に提示が必要になるのが、「新型コロナウイルス感染症予防接種証明書」。海外で省略して呼ぶ際は「ワクチンパスポート」と言われています。この発行にはワクチンの3回接種が必要となります。

政府公式のアプリを取得し、マイナンバーやパスポート情報を入力することで、電子証明書をダウンロードすることができます。「海外用」を選択すると、英語版も取得できるので、海外で必要なときはこちらを提示しましょう。

ちなみに、フランス在住の方からも「レストランや施設に入るときに必要な場合があるから、ワクチンパスポートはすぐに見せられるようにしたほうがいいよ」とアドバイスをもらいました。実際には一度も見せることはなかったのですが、場所によっては提示を求められる可能性もあるかもしれないので、準備しておくに越したことはないと思います。

また、もしもフランスでコロナ陽性になった場合の隔離期間もワクチン3回接種済みか否かで変わってくるようです。詳しくは、在フランス日本国大使館のページを確認しておくと安心です。

 

1番時間がかかったのは日本への入国

フランス以外にも、カタール、イタリア、イギリスといった他の国にも入国しましたが、1番手続きに時間がかかったのは、日本に帰ってきたときでした。

先ほど触れた「新型コロナウイルス感染症予防接種証明書」の提示と、QRコードを読み取りアンケートの提出が必要になります。(アンケートでは、直近の渡航歴や体調の報告、濃厚接触者との交流の有無などを回答)

日本も今年の夏から帰国時のPCR検査が不要になり、以前よりかなり負担は減りましたが、空港を出るまでにわりと時間がかかるため、普段よりは時間に余裕を持っておくと安心です。

 

⑤マスクは念のためポケットに1枚しのばせて

フランスでは基本的にマスク着用義務はありませんが、フランスからイタリアのヴェネチアに行った際、バスに乗車するときだけ着用するようにと運転手に声をかけられました。すっかりマスクなし生活に慣れてしまっていた私は、慌ててスーツケースから取り出すことに…。

それぞれの国や地域でマイナールールがあるため、念のためいつもポケットに1枚入れておくことをおすすめします。

 

Bon voyage!! 事前準備をして、楽しい旅を!

コロナ禍でも賑わうパリの街な

気をつけたいポイントをいくつか紹介しましたが、実際足を運んでみると想像以上に心配事はありませんでした。賑やかさが戻るパリの町ですが、団体の観光客グループはおらず、コロナ以前よりは少しばかり混雑が緩和されている様子。いまならではの、余裕を持った旅行を楽しむことができました。

とはいえ、まだまだ海外で罹患してしまった場合の心配事などは尽きません。先であげたポイント以外にも、渡航先での治療についての下調べや延長滞在のための保険の加入など、事前準備は怠らないようにしましょう。

情勢は毎日変わっているので、こまめに外務省の海外安全ホームページ、在フランス日本国大使館ホームページ、パリ市観光局公式サイトなどを確認して安心安全な旅にしてくださいね!

 

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