感度の高いショップが並ぶパリ11区。マレ地区とも呼ばれファッションはもちろん、おいしいビストロやカフェがたくさん並ぶエリアです。その中で、印象に残ったおいしいタルティーヌをご紹介!
お店の名前は『Neighbours(ネイバーズ)』。有名なセレクトショップ『merci』の並びにあり、ブルーの外観が目印です。
お店の中はかなりタイトな作りで、15人も入ったら満席になってしまいそう。
このこぢんまりとした雰囲気が、いかにもパリっぽい!
かわいらしいエコバック
ふと目をやるとかわいらしいエコバックが。
ホワイトの他にピンクとパープルも。ピンクやパープルって珍しいなぁ。買えばよかったなぁと後悔!
サンドイッチの他にもバナナブレッドやクッキーも。
店内をひと通り見渡し終え、さっそくメニューを開きます。
ふむふむ。
サンドイッチの他にもグラノーラ、カウンターにはバナナブレッドやクッキーも並んでるなぁ。
多くない選択肢の中ですが、どれも気が惹かれるメニューばかり。頭をフル回転させながらメニューをチョイス。
よし。私はアボカドのタルティーヌに決定!
なんて贅沢なモーニング!
店員さんがテーブルに運んできたのと同時に「わぁ~~~!!」高めな声で漏れる歓喜音。なんておいしそうなんでしょう!
フォトジェニックとはこの事。
これぞ眼福。このまま見続けたら目からおいしさが入ってきそう。ずっと見てられる…。
Bon appetit!
そろそろ食べてみましょう。
(この体勢で5分位見てた)
まず最初に気になったのがパン!
イングリッシュマフィンによく似たフォルムのこのパン、イギリス生まれの「クランペット」という軽食パン。
クランペットの上にそびえ立つアボガド
こんがりと焼かれたこのクランペットが最高においしい!!ガリッガリとかなりハードな食感、中のクラムはお米のようなモチモチさが。個人的に水分量の多めなパンが好みなので、クランペットが大ヒット!
そして上にそびえ立つのはたっぷりのアボカドディップ、クセのあるハーブの香りを感じました。ポーチドエッグの濃厚なソースで仕上がり抜群。なんておいしさが濃いんだろう!奥行きのある味わいにつられ、咀嚼がゆっくりになっていく幸せな朝。
こちらのタルティーヌの実力も無限
さらに友人がオーダーしたもう1つのタルティーヌ。ベーコンとチーズ、その下には薄切りの玉ねぎとレーズンにチャツネの様なフルーティーなものがペーストされています。
メニューの情報からはおそらく、しょっぱい系のオープンサンドだろうと予想。
ひゃー!
一口食べると…おー!?
予想は見事に裏切られました。
まず、全体的な味を捉えようとするとアマジョッパイ!なんというか、多方面からのアプローチがすごいんです!
パーツパーツで甘かったり、塩気があったり、酸味があったり…本当にバラバラ!
食感もクランペットのガリガリ、モチモチ、チーズのフニャフニャ、ベーコンのカリカリ、玉ねぎのシワシワ…。
逆に気分によって食べ分けることも可能ですが、せっかくなら1つにまとめて食べるのがやはりおいしい。
計算され尽くした食の駆け引きを楽しめる!
どちらのオープンサンドも日本では食べ馴染みのない味で大満足。そして見た目以上にお腹の膨れ方も半端ないのでランチにもおすすめ!
マレ地区に来たらぜひクランペットのタルティーヌを味わってみてくださいね!
- ■お店情報
- Neighbours
- 住所:89 Boulevard Beaumarchais, 75003 Paris(地図)
- 営業時間;[月・木・金] 8:30〜17:00、[土・日] 9:30〜18:00
- 定休日:火・水曜日
- https://www.brunchinparis.com/
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