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新年から始めるサスティナブルな暮らし。小さなことからできる4つのステップ

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新年から始めるサスティナブルな暮らし。小さなことからできる4つのステップ

「サスティナブル」という言葉が少しずつ定着し始めた2021年。最初は抵抗を感じつつも、慣れてくるとその生活の心地よさに気づいた方もいらっしゃるのではないでしょうか。一気に生活を変えることは難しいですが、普段使う洗剤を変えてみたり、できるだけ自転車で移動してみたり、環境に配慮したパン屋さんで買ってみたり。

自分に合った方法で代替えを行えば、想像していたよりも楽しくアクションできるかもしれません。今回は、2021年を軽やかに、そしてできるだけクリーンに過ごすためのポイントをご紹介します!

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Step1. 地球に優しいパン作りにこだわるパン屋さんで買い物をする

PARISmag編集部がさまざまなパン屋さんへお話をお伺いしていくなか、環境配慮を表立って歌っていなくても、食品ロスの削減や産地直産の素材を利用したパン作りなど、さまざまな工夫を行うパン屋さんたちと出会いました。

地球に優しいパン作りにこだわるパン屋さんで買い物をする

▶︎▶︎誰が食べてもおいしく、楽しいパンをヴィーガンで。世田谷代田『Universal Bakes and Cafe』

まずはこちら。2020年5月22日にスタートした100%ヴィーガンのベーカリーカフェ『Universal Bakes and Café(ユニバーサル ベイクス&カフェ)』。店名の「Universal」には、ユニバーサルデザインと同じように、「誰にでも届く食べ物にしたい」という想いが込められています。

いろんな宗教や価値観、言語の違いなど何もかも関係なく、誰にでもおいしい食べ物。それを実現するためにヴィーガン100%という形を選んだそう。すべてがヴィーガンとは思えない豊富な種類が特徴です。

すべてがヴィーガンとは思えない豊富な種類が特徴

▶︎▶︎山の麓から糧となるパンを。手でこねて薪窯で焼くパン屋『薪火野』

2つ目のパン屋さんは兵庫県丹波市の山のふもとにたたずむパン屋『薪火野』。現在は料理家・細川亜衣さん監修のオンラインサイト「静心」でお取り寄せが可能です。

有機小麦を使い、手でこねて薪窯で焼くという持続可能な方法で作られるパンは、まるで水のように生活に馴染む味。「日本の小麦を未来に残したい」というパン職人さんの想いが詰まっています。

「日本の小麦を未来に残したい」というパン職人さんの想いが詰まっています

▶︎▶︎売り切れを出さず、ロスも出さない。世界大会優勝の実力派ベーカリー『Comme’N』のこだわり

最後は、2020年8月に九条仏にオープンしてばかりの『Comme’N(コム・ン)』。パンの世界大会「モンディアル・デュ・パン」で、日本人初の総合優勝を果たした大澤秀一さんが手がけるベーカリーです。

余ったパンはクロックムッシュなどの惣菜パンにしたり、もう一度生地に混ぜて新しいパンとして世に出したり。一度焼きあがったパンを使って酵母を作る製法を応用し、誰かに食べてもらえるまで、形を変えて生まれ変わるそうです。

 

Step2. もはや大定番。お気に入りのトートバッグを活用する

もはや大定番。お気に入りのトートバッグを活用する

▶︎▶︎素材、デザイン、機能性、どれで選ぶ?こだわりのエコバッグ6選

レジ袋が有料になって以降、エコバッグを持ち歩くことは定番になりつつあります。しかし、その素材がどこまで環境に配慮されているか、また大きさや使い勝手は多種多様。楽しくエコバッグライフを送るためには、見た目はもちろん機能性も考慮してお気に入りを見つけてみてはいかがでしょうか。

廃棄されるはずだったみかんの皮からできたサコッシュバッグ

▶︎▶︎廃棄された野菜と果物で作る紙文具「FOOD PAPER」が織りなす新しい植物ライフ

廃棄されるはずだったみかんの皮からできたサコッシュバッグ。今年で創業101年になる老舗工房『五十嵐製紙』が新たに生み出した、野菜や果物からできた紙「FOOD PAPER」を使用しています。

薬品はなるべく使わず、自然の食材から生まれた「FOOD PAPER」は、独特な色味と風合い、そして日本ならではの“食材の旬”を感じられる商品です。

パリで人気の文房具ブランド『Season paper』とパリでスタートした定期便『My Little Box』がコラボしたトートバッグ

パリで人気の文房具ブランド『Season paper』とパリでスタートした定期便『My Little Box』がコラボしたトートバッグ。今月の『My Little Box』に入ったうれしいお届けです!ウォーターボトルやスケジュール帳、ランチボックスなど荷物がたっぷり入りますよ。

手触りが柔らかいリサイクルコットンを使用したポーチとリサイクルポリエステル素材のスカーフも

他にも、手触りが柔らかいリサイクルコットンを使用したポーチとリサイクルポリエステル素材のスカーフも。草木や花、羽ばたく鳥をあしらい、新しい年の訪れを感じさせてくれるかわいいデザインです。

▶︎▶︎詳しくはこちらから!1月の「My Little Box」

 

 

Step3.身の回りの日用品をナチュラルなものに見直してみる

スキンケア、化粧品、洗剤などの日用品は、いま使っているものがなくなったときが見直しのチャンス。毎日使うものだからこそ、なるべく罪悪感なく気持ちよく使えるものを選択してみては?

身の回りの日用品をナチュラルなものに見直してみる

▶︎▶︎おしゃれな容器と抜群の使い心地!ecostoreの洗剤で家事をもっと楽しく

ホームケアブランド『ecostore(エコストア)』はキッチン、ランドリーなど家庭用洗剤からベビー用まで扱う自然派製品の老舗ブランド。インテリアになじむパッケージは、サトウキビから作った素材を使用し、環境に配慮したパッケージとなっています。

その他にも有害物質を一切使っていなかったり、組み換えの原料を使用していなかったり、動物実験を行わなかったり、成分をすべて表示していたり。人にも動物にも環境にも優しいということに、徹底的にこだわった洗剤です。容器はそのままに、計り売りでの販売も行っている店舗もありますよ。

『ecostore(エコストア)』はキッチン、ランドリーなど家庭用洗剤からベビー用まで扱う自然派製品の老舗ブランド

▶︎▶︎LILAYのワックスとミストで叶える、憧れのナチュラルヘアスタイリング

シンプルでかわいいパッケージが目を引く『LILAY(リレイ)』は、表参道の人気サロン『broocH』のディレクター柳亜矢子さんプロデュースにより生まれたスタイリング剤。ガチガチに固めず、ナチュラルな濡れ感を演出してくれるアイテムです。

左の「ラップミスト」も右の「トリートメントバーム」も、成分の95%以上が植物の天然由来成分。敏感肌の方へ子どもの肌にも安心して使用できます。

女性のバイオリズムにフォーカスしたブランド『EMILY WEEK』

▶︎▶︎暑い夏でもサラリと着れる『EMILY WEEK』のルームウェアと下着をご紹介

意外と見直しが疎かになりがちな下着類。こちらは、女性のバイオリズムにフォーカスしたブランド『EMILY WEEK』です。「Organic Cotton レーシーブラ&ショーツ」は、インドとタンザニアで始まった「bioReプロジェクト」で作られたオーガニックコットンを使用。ノンワイヤーで締め付け感が少なく、ブルーな日も快適に過ごせますよ。体も心も軽くなるそんな下着ブランドです。

 

Step4. 捨てるにはまだ早い?古く受け継がれるモノを大切にする暮らし

東日本大震災を機に、モノを大切にする暮らしを取り入れている方も多いかと思います。ずっと昔のどこかの誰かが使ってきたものが、いま自分の手元にあることへのときめきや、手直ししながら自分だけのモノに育てていく喜び。そのモノにしか醸せない唯一無二の楽しさを感じてみてはいかがでしょうか。

捨てるにはまだ早い?古く受け継がれるモノを大切にする暮らし

▶︎▶︎ものを大切に、長く使う魔法――金継ぎの魅力をナカムラクニオさんに聞く

近年、世界的に注目されつつある「金継ぎ」。割れたり欠けたりした陶磁器をうるしで接着し、その継ぎ目を金、銀などで飾る日本伝統の修復技法です。金継ぎによって壊れた器が表情新たによみがえり、さらなる息吹を吹き込む、まるで魔法のような「金継ぎ」は、自分で手直しをしていく喜びを感じさせてくれます。

世界的に注目されつつある「金継ぎ」

▶︎▶︎ときめく古道具との出会いがきっとある。鎌倉のアンティーク店『artique kamakura』

鎌倉から江ノ電に揺られて2駅、路地を進むと見えてくるお屋敷がアンティークショップ『artique kamakura』。フランスを中心にアンティークを買い付けている浅野さん一家の審美眼に惹かれ、国内外からお客様が訪れています。

何百年という時の流れの中で誰かが大切にしてきたモノだからこそ、いま、ここに残っている。そんな受け継がれたモノへの尊さを教えてくれるお店です。

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2020年は見直しの年であったとすると、2021年はアクションを起こしていきたい年。自分のライフスタイルとの上手な折衷案を見つけ、無理なく、そしてできるだけ楽しく取り入れていくことがポイントですよ。

 

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