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びよーんと伸びるフランスのチーズ料理“アリゴ”を楽しもう

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びよーんと伸びるフランスのチーズ料理“アリゴ”を楽しもう

 

ラクレットにチーズタッカルビと、ここ数年次々にトレンドになったチーズ料理。「今度は“Aligot(アリゴ)”がブームになりそう!」と教えてくれたのは、料理研究家の口尾麻美さん。以前パリマグでもご紹介したアリゴはミディ・ピレネー地方の郷土料理。

ロックフォールチーズで有名なロックフォール村ロックフォールチーズで有名なロックフォール村もミディ・ピレネーにあります。

じゃがいもとトム・フレッシュというチーズで作るのですが、実は自宅でも簡単に作れるのだそう。そこで現地レストラン直伝のアリゴレシピを口尾さんに教えてもらいました!

 

フランス流お餅?みんなで食べる男の料理

人より牛が多いミディ・ピレネー地方人より牛が多いミディ・ピレネー地方

プロヴァンスの西からスペイン国境近くのピレネー山脈一帯のミディ・ピレネー地方はフォアグラやトリュフ、そしてチーズの名産地が点在する美食エリアでもあります。

この地方の名物料理なのが“アリゴ”

この地方の名物料理なのが“アリゴ”。「お祭りなど、人が集まる場で必ず登場します。作るのには力が必要で、現地では男性が作る料理なんです」と口尾さん。

口尾さんの私物レシピ本にもアリゴが登場口尾さんの私物レシピ本にもアリゴが登場。

口尾さんがこの地方を旅したとき、現地のレストランのシェフに直接レシピを教わったそうですが、それはそれは大変な重労働だったとか。

「レストランでは大人数分作るので、大きなお鍋でじゃがいもとチーズをひたすらこねるんです」と口尾さん。でも、自宅で少人数分作るのならそんな心配はいりませんのでご安心を!では、さっそく作っていきましょう!

 

決め手は3種のチーズ

【材料】(2〜3人分)

決め手は3種のチーズ

  • じゃがいも:4個
  • コンテチーズ:100g
  • モッツァレラチーズ:100g
  • ピザ用チーズ:100g
  • 生クリーム:100cc
  • バター:大さじ2
  • にんにく(みじん切り):1かけ
  • 塩:適量

 

【作り方】

1.じゃがいもを茹でます。

じゃがいもは皮をむき、たっぷりの水と潰したにんにく1かけ(分量外)を入れた鍋でやわらかくなるまで茹でます。チーズは溶けやすいように小さめに刻んでおきます。

 

2.じゃがいもを潰します。

じゃがいもを潰しますじゃがいもが茹で上がったらお湯を切り、じゃがいもを鍋に戻し滑らかになるまで潰します。口尾さんはフランスで購入したという“ムーラン”でマッシュしていましたが、フォークなどでもOK。ザルなどで濾すと、さらに滑らかさがアップします。

 

3.チーズをあたためて溶かしていきます。

チーズをあたためて溶かしていきますコンテチーズ、モッツァレラチーズ、ピザ用チーズ、生クリーム、みじん切りにしたにんにくを入れ、混ぜながら中火で加熱します。ハードタイプのコンテチーズは小さめに刻むと溶けやすくなりますよ。

 

4.しっかりと混ぜながら加熱していきます。

しっかりと混ぜながら加熱していきますチーズが溶けて粘りが出るまでしっかりと混ぜます。

混ぜ続けるとこんなにびよーんと滑らかにはじめはチーズがゴロゴロしていますが、混ぜ続けるとこんなにびよーんと滑らかに!ヘラを高く持ち上げて、生地がお餅のように伸びたらバターと塩で味を整えます。

 

子どもから大人までみんな大好きな味付け♪

現地ではお肉料理の付け合わせにすることが多い

現地ではお肉料理の付け合わせにすることが多いそう。今回はソーセージに添えてみました。じゃがいもとチーズの相性は抜群で、チーズのモチモチとした食感は今まで味わったことがなくおもしろい!ベーコンや、温野菜につけてもおいしくいただけますよ。冷めるとポソポソしちゃいますが、再度加熱すればちゃんとびよーんと伸びるのでご心配なく!

現地で使うトム・フレッシュ現地で使うトム・フレッシュ

「現地ではトム・フレッシュというフランス産のチーズを使うのですが、日本ではなかなか手に入りません。そこで今回は3種のチーズをブレンドして再現しました。コンテでコクを出し、モッツァレラとピザ用チーズで伸ばしています。モッツアレラチーズだけでも作れるので、その場合は量を200〜300gにして調整してみてください」(口尾さん)。

伸びるパフォーマンスでも盛り上がります

これからのパーティーシーズン、お肉料理にアリゴを添えれば、伸びるパフォーマンスでも盛り上がりますよ!ぜひパーティーレシピに加えてみては?

 

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