ここ数ヶ月は、連日新型コロナウィルス関連のニュースばかりでちょっとどんよりとした気持ちになることが多いですよね。我が家は日本での仕事のために2月中旬にパリから帰ってきて、3月末にはパリに戻る予定でしたが、日本での滞在を少し延期して今もパリに戻らずにいる状態です。
3月にはフランス便が次々に欠航
ロックダウン中のパリの様子。いつも世界中からの観光客でいっぱいのシャンゼリゼ大通り＆凱旋門もこんな静かに。
2月中旬、私たちがパリから日本に戻ってきた頃はまだ、フランスでの感染者が少なく、アジア人差別（マスク姿のアジア人を見て嫌がられる、「コロナ」と呼ばれるなど）が問題になっていた時期でした。「このあとフランスに帰ったら、周りの人に嫌がられるんじゃない？」と心配していたものです。その後、3月中旬ごろからあっという間に状況が逆転していきました。
パリの周りをぐるりと囲む環状道路。普段大渋滞なのにガラガラです。
3月18日からは、日本で最大級のフランスフェアが大阪の『阪急うめだ』本店で開催されましたが、まさにそのフェア開始前日からフランスはロックダウンに。フランスフェアに合わせて数十人のフランス人が来日していました（それでも取りやめた人も多く、例年よりはずっと少ない人数でした）が、パリと日本を行き来する航空便も次々に欠航することが決まり、ほとんどの人が慌てて帰国日を早め、開催期間中にフランスへと帰って行きました。
私たちが予定していた渡仏便も同じく欠航となったのですが、私たちは日本に家族もいるためこちらにしばらく残ることを決意。そこから今に至ります。
フランスでは身近な友人にも感染者が
人っ子一人いない人気スポットのアレクサンドルⅢ世橋
フランスにいるたくさんの友人たちと毎日のように連絡を取り合っていますが、ほとんど外に出ない生活を行なっているフランスでも、すでに新型コロナウィルスに感染したという友人が身近な人だけで少なくとも10人という状況です。みな、検査を受けたり病院に入院したわけでなく、電話やオンラインで受診して、新型コロナウィルスの症状なので自宅療養するようにと指示を受けたそう。
エッフェル塔の周りも人がいません。日本同様、普段人が多い繁華街ほど人通りがなくなっているようです。
ロックダウン中のパリで皆がどんな様子なのか、どのように工夫して毎日過ごしているか気になっている方も多いのではないでしょうか。今パリにいる友人から送ってもらった写真と共に今後随時紹介していきたいと思います（今日の写真も友人から送ってもらったもの。パリは日本に比べると厳しい外出禁止令が出ているので、仕事や買い物で外出したときに写真を撮ってきてもらいました）。
しばらく外出自粛、海外旅行もお預けとなる今だからこそ、落ち着いたら行きたくなるような、見て楽しいパリ、フランスの様子もお届けしたいなと思っていますのでどうぞお楽しみに。
※4月20日現在の状況となります。
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