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シャルトルの大聖堂が異なる2つの様式になっている理由とは?

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シャルトルの大聖堂が異なる2つの様式になっている理由とは?

今回はパリからちょっと足を伸ばして半日で楽しめる小旅行へ。世界遺産の大聖堂のある町「Chartres(シャルトル)」に行ってきました。

郊外からの電車が集結するパリのモンパルナス駅から出発して約1時間から1時間20分(電車によって所要時間が少し変わります)。途中ベルサイユの近くを通るので、車窓からベルサイユ宮殿と庭に広がる大きな池が見えたりと、のんびり車窓からの景色を楽しんでいるとあっという間に到着します。

 

シャルトルブルーが美しい大聖堂

シャルトルの大聖堂が異なる2つの様式になっている理由とは?

「シャルトル」のいちばんの観光名所が「シャルトルブルー」と呼ばれるステンドグラスが美しい世界遺産の大聖堂。駅を降りて中心部の方へ歩いていくとすぐ左手前の方に大聖堂の塔が見えてくるのでそれを目印に歩いていれば迷うことはありません。とてものんびりとした町で、ゆったりとお散歩できますよ。

 

2つの様式の塔が見られる理由

シャルトルの大聖堂が異なる2つの様式になっている理由とは?

この大聖堂の前に立つとちょっとした違和感を感じるのが左右の塔の違い。正面向かって左側がゴシック様式の塔、右側がロマネスク様式の塔という全く違う様式の建築が合わさっています。元々はロマネスク様式を基礎として建築が始まったものの、1194年の大火災で町とともに大半が焼けてしまい再建されたため、様式が合わさることになったのです。

シャルトルの大聖堂が異なる2つの様式になっている理由とは?

今までは「大聖堂の火災」とか「大聖堂の再建」などという言葉を聞いても、想像もできない規模だったり、大昔の話という感じで、実感が伴わなかったのですが、去年のパリ・ノートルダム大聖堂の火災を目の当たりにしてからは、何百年という歴史があり世界中の人に愛されていて、いつでもそこにあるのが当たり前だったものが火事で失われるということが、現実にもあるのだということをリアルに感じるように。このシャルトルの2つの建築様式が混じる塔も、今までとは違う気持ちで見上げることになりました。

シャルトルの大聖堂が異なる2つの様式になっている理由とは?

大聖堂の裏側に回ると、そこは地元の人が木陰のベンチでくつろいでいる見晴らしの良い展望テラス。

シャルトルの大聖堂が異なる2つの様式になっている理由とは?

テラスから目の前を流れるウール川の方に降りていき、のどかな川沿いを歩きながらお散歩するのが私のお決まりのシャルトル散策コースです。

シャルトルの大聖堂が異なる2つの様式になっている理由とは?

川沿いには昔の共同洗濯場が残っていたり、大聖堂の屋根が見えるフォトスポットがあったり、カモが気持ち良さそうに泳ぐ姿に出会ったり…。

シャルトルの大聖堂が異なる2つの様式になっている理由とは?

観光案内所でもらう地図にはおすすめの散策コースが「長いコース」「短めコース」などに分かれていくつか紹介されているので参考にしてみてください。

夏には大聖堂やモニュメントがレーザー光線でライトアップされるショーも開催されるので、夏に訪れる方はそちらもチェックを!

 

  • ■施設情報
  • シャルトル大聖堂(Cathédrale Notre-Dame de Chartres)
  • 住所:16 Cloître Notre Dame, 28000 Chartres(地図

 

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