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Bonjour!フランス語を学びに『アンスティチュ・フランセ』に行ってきたよ

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Bonjour!フランス語を学びに『アンスティチュ・フランセ』に行ってきたよ

Bonjour(ボンジュール)!こちらは、フランス語の挨拶としてみなさんもご存知の言葉ですよね。

フランスを旅行したり、フランスを舞台にした映画を観たり、フランス語を耳にして「私も話せるようになったらな〜」と思うのは私だけではないはず。とはいえ、独特の発音や普段聞き慣れない言葉であることから、難しいイメージがあるのも事実ですよね。

「フランス語が話せたらな…」という思いがありつつも、長い間踏み出せずにいたのですが、もうすぐ新しい年のスタートということもあり一念発起。まずは1日フランス語講座を体験してきました。

今回は、その模様をレポートしたいと思います。

 

フランスと日本をつなぐ『アンスティチュ・フランセ東京』へ

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今回、講座を受講した場所は飯田橋にある『アンスティチュ・フランセ東京(旧東京日仏学院)』。全国5都市(東京、横浜、京都、大阪、福岡)に展開する『アンスティチュ・フランセ日本』の東京支部です。

02「音楽の日」のライブの様子

フランス政府公式機関として、フランス語講座の多彩なプログラムや、イベントを通じてフランス文化の発信をしています。

ここでフランス語を学び、渡仏し活躍されている方もとても多く、フランスと日本をつなぐ拠点といえる場所なのです。

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モダンな雰囲気の建物はフランスの建築家であるル・コルビュジエの弟子、坂倉準三設計のもの。

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とってもポップな受付もフランスっぽいですよね。

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各教室には、国際的に活躍するフランス人アーティストのアートが施されています。

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こちらはフランス語の本や、フランスにまつわる本がたくさん揃った図書館(メディアテーク)。多くの生徒さんがこちらで自習していました。

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庭園に面して、テラスを併設したビストロもあります。テラス席のビストロなんて、まるで本当にフランスのよう。

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お昼休みに利用される生徒さんも多いのだとか。ちなみに、生徒さん以外の方の利用も可能です。

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フランス語の書籍や絵本を販売している本屋さんも。リサとガスパールの絵本も置いてありました。

このように『アンスティチュ・フランセ』は、館内を歩いているだけでもフランス気分になれる場所なのです。

 

フランス語1日体験に挑戦!

フランスの気分になり、フランス語学習欲も高まってきたところでさっそく授業に参加することに。今回体験してきたのは「フランス・エクスプレス」という1日単発6時間の講座。フランス旅行に備え、様々なシチュエーションでの表現を教えてくれる授業です。

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教えてくれたのはDominique PASCAL(ドミニク・パスカル)先生。

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こちらの教室で、テーブルを囲みながら授業を受けました。

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テキストがこちら。授業によってテキストは違うそうです。

おなじみのBonjourも、実はとても奥が深いということに驚きました。BONの発音、Jの発音、OUの発音、Rの発音とひとつひとつの発音方法があり、これがなかなか難しい!

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特にRの発音で苦戦しました。でも、実際に発音を先生が聞いて丁寧に教えてくれるので安心。きちんと発音方法を習得したあとのBonjourは、今まで知っていたボンジュールと全く違うものでした。上手に発音できて、先生に「Oui!(はい)」と言われた時のうれしさと言ったら!

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外国語学習というと、文法を学んで、単語を覚えて…と思っていたのですが、今回の授業はとにかく発音していくというものでした。もちろん文法や単語、女性名詞、男性名詞、変化形などフランス語ならではのルールはたくさんありますが、発音しながら会話の練習をしていくと少しずつルールが分かってくるので不思議。

また、最初は声に出すことに恥ずかしさがありましたが、一緒に受講している方達と会話の練習をたくさんするので、段々と恥ずかしさがなくなり、楽しく感じられるようになりました。

今回の授業は、フランス旅行で使える表現ということで、挨拶や自己紹介からはじまり、カフェやレストランでの会話や買い物の仕方など実際に使えるものばかり。フランスに行って使ってみたいな〜という思いと、もっともっと話せたら楽しいのだろうなという思いが膨らみます。

 

受講生に聞く!フランス語を勉強してみて思ったこと

今回受講したのは1日集中講座でしたが、1年ほど通っているという方にお話を伺うことができました。

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今年の1月より「アンテラクション」という講座を受けているという瀬野さん(真ん中)と中田さん(右)。そして先生のCédric RIVEAU (セドリック・リヴォー)さん。おふたりにフランス語を学ぼうと思ったきっかけや、学習してみて感じたことなどを伺ってきました。

—おふたりがフランス語を学ぼうと思ったきっかけは何だったのですか?

瀬野さん(以下、瀬野):私はファッションのお仕事をしていて、もともとヨーロッパが好きだったんです。フランスはファッションの国でもあるし、映画を観たりしていて漠然とした憧れもあって。お仕事でパリへ行った時に、言葉が話せたらもっと視野が広がるだろうなと思ったのがきっかけですね。

中田さん(以下、中田):私はフランスというよりもフランス語の美しい響きに興味を持ったのが最初ですね。あと、フランス語って文化を知らないと話せない言葉だと思うんですけど、私はもともと日本の文化が好きだったので文化を大切にするという思いが近いなと思ったことも理由のひとつです。日本の文化を外国語で話すことで、もっと違う角度から魅力を説明できるかなと思ってフランス語をはじめました。

—勉強しはじめて感じた、難しいところや楽しいところはどこですか?

瀬野:難しいことばかりですよね(笑)。なかなか進まないですし。特に、最初は本当に衝撃でしたね。先生がしゃべって、黒板に書いて、それをメモして…という授業を想像していたのですが、最初から当てられてしゃべれないのにしゃべらなくちゃいけなくて(笑)。でも、それによって少しずつ話すことに抵抗がなくなってきたのはありますね。

まだ完璧ではないけれど、話してみたいという思いが出てきました。勉強をはじめてからまだフランスに行けてないので、現地で実践してみたいです。

中田:難しいことは多いけど、やっぱり話すことは楽しいですよね。

瀬野:同じクラスの生徒さんと共通の話題で話せるのは楽しいです。平日仕事して、土曜日授業なので大変なこともあるけれど、みんなに会えるとリラックスできます。同じ目標があるので楽しいです。

中田:授業後にみんなで飲みに行ったり、食事に行ったりもして、仲がいいです。年齢も職業もバラバラで普段の生活ではあまり知り合わない方たちとも、フランス語という共通の目的のもと出会えたのはおもしろいですね。

先生:フランス語を勉強する時に一番大切なのはグループの一体感です。仲間がいて勉強した方が楽しいと思いますよ。

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—授業以外にも普段からフランス語の勉強はされているのですか?

中田:宿題をしっかりとやっています。ただ、それだけじゃついていけないので、ひたすら書いたり読んだりしていますね。

あとフランスの人の名前や映画など文化を知らないと分からないことが多いので、調べたりもします。フランス語以外の興味や関心もどんどん広がっていますね。

瀬野:私はフランスの文化にもともと興味があったので、フランスの昔の音楽や映画を観て「こういうこと言っているんだ」と、より知りたくなりましたね。文化と言葉とを一緒に考えるようになりました。

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—フランス語が話せるようになったらしたいことはありますか?

中田:私はやっぱり話したいですね。会話がしたいです。普段もおしゃべりが好きなので(笑)。

瀬野:私はフランスに行きたいですね。そして、いろいろな人と話したいです。言葉が通じたらもっと深く知れるのだろうなって。自分の仕事にもつながると思うので、いつかフランスと日本をベースにお仕事できたらいいですね。

中田:勉強をはじめて、難しくてつまずくこともあるけど、やってよかったと思います。言葉だけでなくフランスの文化にも興味を持てて、関心が広がったので。興味がある人はまずやってみるのがいいと思います。

瀬野:私もそうですね。もっと早くはじめてればよかったと思うくらい。フランスに行って、フランスの魅力を知って、言葉を学んで。そして、話せるようになったら、きっともっともっとフランスを好きになるんだろうな〜と思います。フランスに行きたいです(笑)。

先生ともとても仲が良さそうで、授業の楽しさが伝わってくるお話でした。勉強をはじめてみると世界も広がり、ますます知りたくなるというのが印象的!

 

「読めるかな?発音できるかな?話しかけるのが恥ずかしいな…」と、難しいイメージでなかなか踏み出せずにいるフランス語勉強ですが、少し勇気を出して踏み出したくなってきたのは私だけではないのではないのでしょうか。今後もまた、PARISmagでもフランス語について紹介していきたいと思います。

 

 

 

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