パリでは10年ほど前から急激に、日本人シェフが活躍するレストランが目立つようになってきたような気がします。もちろん以前から日本人シェフが働く有名なレストランはたくさんありましたが、最近特に30代後半から40代くらいのシェフたちが自分のお店をオープンさせ、しかもあっという間に超人気店となるというケースが増えている気がするのです。
この流れは今もまさに継続中。PARISmagでご紹介したいお店が山ほどあるのですが…。今日はその中から『Pages(パージュ)』というレストランをご紹介したいと思います。凱旋門からすぐの場所にあるので、観光で訪れる方にもとても便利な場所にあるレストランです。
オープンから1年半で1つ星を獲得!
1年中観光客で賑わう凱旋門から徒歩数分。パリ16区の高級エリアに2014年オープンしたレストラン『パージュ』。日本のフランス料理店、そしてフランスの地方の星付きレストラン、パリの数々のレストランで修行を積んできた手島シェフがオープンさせたお店です。
オープン当初から「最近のおすすめのお店」という話題でパリっ子の会話に挙がることの多かった『パージュ』。なんとオープンからたった1年半でミシュランの星を獲得してしまうほどの実力店なのです。
オープンキッチンで料理人の動きを見ながら待つ楽しみ
オープンキッチンでキビキビと働くスタッフたち。次々に出来ていく美しい料理にうっとり
白を基調としたとてもシンプルで清潔感のあるお店は、お食事をいただきながら料理人たちの動きを見ることができる大きなオープンキッチンスタイル。
お食事前の1皿。ビーツのラビオリ、ネギのビネガー風味カラスミ添え、タラのセビーチェ
芸術品のように美しい皿が手際よく次々と作られるのを目にするとワクワクした気持ちが高まります。
芸術作品のように美しい料理の数々
オマール海老とジロール茸のスペルト小麦のリゾット、イクラ添え
ニシンのプレート、野生のセロリと貝を添えて
1つ目のメイン料理。鴨の赤ワインソース、スパゲッティ仕立てのセロリ添え
2つ目のメイン。3週間と11週間の熟成肉の食べ比べ、ジャガイモのワッフル添え。おいしい熟成肉が食べられるのも『パージュ』のポイント!
桃のグラニテ、ヴェルヴェンヌ風味
ランチは55ユーロか85ユーロのシェフのおまかせコース。ディナーは105ユーロのコース。ソムリエの資格も持つシェフは、『パージュ』をオープンした翌年にはすぐお隣の場所に、もう少し気軽に楽しめるセカンド店のワインバー『116』もオープン。こちらも大人気なのでまた改めてご紹介しますね!
デザートは濃厚なショコラのタルト。様々な食感のショコラが楽しめます
2018年からはJALのビジネスクラスとファーストクラスの機内食の監修もしている手島シェフの料理が堪能できる『パージュ』。ぜひ次回のパリ旅の行きたいところリストに追加してくださいね!
- ■お店情報
- Restaurant Pages(レストラン・パージュ)
- 住所:4 rue Auguste Vacquerie 75116 Paris(地図)
- 電話:01 47 20 74 94
- HP:https://www.restaurantpages.fr
■一緒に読みたい記事
日本人女性シェフのレストラン『VIRTUS』がミシュラン1つ星を獲得!
パリで注目のビストロ『Will』!日本人シェフが作る色鮮やかな絶品料理