旅をする時、その旅の良し悪しを左右するもののひとつって「食」ですよね!?「おいしいものにたどりつけたら、その旅の半分くらいは成功したようなもの♪」と思ってしまうくらい食いしん坊の私です。
フランス語は分からない、手書きのメニューは読めずちんぷんかんぷん、オーダーのルールもよく分からなくてドキドキ、店員さんに意地悪をされてちょっと嫌な思いをして…。結局、日本語のメニューがある観光客相手のお店で食べた料理はいまいち…。そんなことにならないように、ほんの少しフランスでのレストランの決まりごとについて基本の基本を書いてみようと思います。今日は入店からオーダーまでの前編です。
フランスの食事のはじまりはアペリティフから
まずレストランに到着したら、もちろん「ボンジュール」と挨拶をしながらお店に!
自分で勝手に席にはつかず(カフェやファストフードなどは例外ですが)入り口でサービスの人が案内してくれるのを待ちます。この時に、予約の有無や人数を伝えましょう。
席についたらまずは「アペリティフはいかが?」と聞かれます。アペリティフとは食前酒のこと。フランスでは食事の前にちょっとお酒をいただいて胃を刺激して食欲を増進させたり、会話を楽しんだりする習慣があるのです。シャンパンやキール(白いワインにカシスリキュールを加えたもの)などが定番。でもこれは好みなので、もちろん頼んでも頼まなくてもOK。お酒が飲めない場合はアルコールなしのカクテルやお水を注文してもいいのです。
レストランももちろんのんびりフランス時間
のんびりアペリティフを楽しんでいると、ようやくメニューが配られます。とにかく何もかもがのんびりなおフランス。
席に着くと同時にメニューと水が配ら、すぐに注文を取りに来て、あっという間に頼んだものが出てくるなんていう「スピード命、お客様はお待たせしません」の日本とは真逆です。
たぶん初めての時はびっくりしてしまうほど!メニューを配られてから注文を取るまでに20分なんてことも珍しくはないことなので、とにかく「のんびり」を覚悟で。そんな状況も楽しんでくださいね(笑)。
さて、ようやく注文までたどり着いたら、あとは前菜・メイン・デザートと順番に楽しむだけ。それでは次回はおいしいご飯をいただきながら、後編をお届けしようと思います。