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緑のアーチの向こうにあるおいしい食卓『WINE & BISTORO Emeエメ』

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緑のアーチの向こうにあるおいしい食卓『WINE & BISTORO Emeエメ』

全長800メートルもある日本一長いアーケード商店街で有名な武蔵小山。その賑やかな商店街からすこし外れた通りに、今年の5月『Eme エメ』はオープンしました。

緑のアーチの向こうにあるおいしい食卓『WINE & BISTORO Emeエメ』

フランス郷土料理、南西部のバスク料理や総菜を中心に、ワインや飲み物を気軽に楽しめるビストロで、お店はプラントショップ『TRANSHIP』の奥にあります。緑あふれる入口から続くインテリアは、テーブルにつく前からワクワクしてしまうほど素敵です。

緑のアーチの向こうにあるおいしい食卓『WINE & BISTORO Emeエメ』

今回は、そんな『Eme エメ』のオーナーシェフ武藤恭通さんに、オープンまでの経緯や想い、お料理のこだわりをたっぷりとうかがってきましたのでご紹介したいと思います。

 

イメージをノートに書き留めて探し続けた物件

緑のアーチの向こうにあるおいしい食卓『WINE & BISTORO Emeエメ』

「お店は通りから奥まったところにあって、入口にはお花屋さんがあって、オープンキッチンで…と、自分のお店のイメージをずっとノートに書き留めていたんですよ」と話す武藤シェフ。理想の物件にたどり着くまで4年もかかったそうですが、『Eme エメ』でシェフは見事に夢を実現しています。

緑のアーチの向こうにあるおいしい食卓『WINE & BISTORO Emeエメ』

武藤シェフは、国内の有名店で修行を積んだ後、渡仏。パリ、ブルゴーニュ、バスク地方で本場の料理を学びました。帰国後はニュージーランド、台湾など国や料理のジャンルを超えたキッチン経験を経て、出張料理人、ワインバーの立ち上げなど精力的に活動しながら、物件を探し続けました。

緑のアーチの向こうにあるおいしい食卓『WINE & BISTORO Emeエメ』

お店には武藤シェフがこれまで少しずつ集めてきた思い出の品があちらこちらに置かれています。

緑のアーチの向こうにあるおいしい食卓『WINE & BISTORO Emeエメ』

フランスのアンティークのワイングラスや、バスク地方のお祭りで記念に作られるお皿、ノリタケの古い器など。

緑のアーチの向こうにあるおいしい食卓『WINE & BISTORO Emeエメ』

一言で言えば『Eme エメ』は武藤シェフのエスプリがつまった宝箱のようなお店でした。

 

素材を活かしたしみじみとしたおいしい料理

緑のアーチの向こうにあるおいしい食卓『WINE & BISTORO Emeエメ』

メニューは、フランスの郷土料理を中心に、武藤シェフのこれまでの多彩な経験から様々なテイストを融合させたお料理が楽しめます。しかし、どのメニューにも共通するのが、素材を生かしたしみじみとしたおいしいさ。フランスの田舎のおばあちゃんの家で食べるような、そんなイメージです。

緑のアーチの向こうにあるおいしい食卓『WINE & BISTORO Emeエメ』

冷前菜はタパススタイルなので、数種頼んでみんなでシェアするのがおすすめ。もちろん季節によってメニューは変わります。写真は豪華なフレンチタパスの盛り合わせ。左上から「マグロの南仏マリネ、タプナードソース」、「マンゴーの白和え」、「ピエール・オテイザさんの白カビのサラミ」、「パテ・ド・カンパーニュ タスマニアのマスタード添え」、そして「ペピラードと卵と生ハム」。

フレンチバスクを代表するシャルキュトリー、ピエール・オテイザさんのもとでしばらく働いた経験もある武藤シェフ。もともと、オテイザさんの白カビのサラミを食べて感動したことから、フランスへ行くことを決意したのだそう。

緑のアーチの向こうにあるおいしい食卓『WINE & BISTORO Emeエメ』

野菜と白インゲン豆と生ハムのスープ「ガルビュール」は、フランス西南部の郷土料理。固すぎず柔らかすぎない野菜の歯ごたえと、生ハムや野菜から出るダシの旨味は、一口食べるだけでほっとする味わいです。

緑のアーチの向こうにあるおいしい食卓『WINE & BISTORO Emeエメ』

メインディッシュは人数に応じて量を調整してサーブしてくれます。今回いただいたのは、牛肉や羊肉のひき肉を玉ねぎやニンニクと炒めて煮込んだアショアとよばれるバスク地方の伝統的な家庭料理をパイに包んで焼き上げたもの。バスクではアショアはパイに包みませんが、武藤シェフは「パイ包み焼きはフランス料理の醍醐味ですから」とアレンジ。香ばしいパイの香りがたまりません。

緑のアーチの向こうにあるおいしい食卓『WINE & BISTORO Emeエメ』

尚、パイに包む具材はその日の厳選素材を使うので、季節によって(または日によって!)違うパイ料理がいただけます。これはもう何度も『Emeエメ』に通わってシェフのパイ包み焼きを制覇しなくては!と思ってしまうほどの絶品。ぜひオーダーを。

 

ストーリーがあるもの、古き良きものを大切にしたい

緑のアーチの向こうにあるおいしい食卓『WINE & BISTORO Emeエメ』

店内にあるガラスばりのワインセラーにはフランスワインをはじめ各国のワインがぎっしり保管されていました。特筆すべきは、オセアニアのワインも豊富に取り揃えてあることと、気軽に飲めるカジュアルなワインからブルゴーニュのグランヴァンまでオンリストされているワインの幅が広いことです。

緑のアーチの向こうにあるおいしい食卓『WINE & BISTORO Emeエメ』

「世の中には星の数ほどワインがありますよね。だから僕はこれまでご縁があった生産者さんのワインやストーリーがあるもの、造り手感があるものを選んでいます」と武藤シェフ。ワインのストックにはシェフがフランスや訪れた国々で購入し、これまで大切に保管してきたワインも含まれているとのことでした。

緑のアーチの向こうにあるおいしい食卓『WINE & BISTORO Emeエメ』

伝統料理をアレンジしたメニューや生産者へのリスペクト、そして古き良きものを大切にしたいという武藤シェフの想いがお店のいたるところにうかがえました。その理由をシェフは「バスク地方はフランスでもスペインでもない、長い歴史の中で培われてきた独特の文化を残そうとしています。この店でも、現代の感性を取り入れつつ、古いものを大切に、本当に良いものをラフに味わってもらえれば」と話してくれました。

緑のアーチをくぐって、バスク地方やフランスの田舎町に思いをはせながら、おいしい料理に舌鼓をうつ。そんな至福の時間を過ごせる『Emeエメ』は、あなたのお腹だけでなく、きっとあなたの心も満たしてくれるはず。1人でも気軽に立ち寄れるカウンター席もあるので、ぜひ訪れてみて下さいね。

 

 

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