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くっきりした層が美しいクロワッサンが人気『GONTRAN CHERRIER』

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くっきりした層が美しいクロワッサンが人気『GONTRAN CHERRIER』

パリの朝食の定番で、日本でもなじみ深い人気のパンといえばクロワッサン。バリッとした歯ごたえがよく、日本で気軽に本場パリの味が楽しめると人気なのが『GONTRAN CHERRIER(ゴントラン シェリエ)』のクロワッサンです。

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まるで十二単の襟のように美しく重なり合った層と、端正なひし形のフォルムが特徴的な『GONTRAN CHERRIER』のクロワッサン。食欲をかき立てるバターの香りが刺激的です。

口に含むとバリッと心地よい歯ごたえ。口の中にバターがじゅわっと溢れて幸せな気分に。パリジェンヌを気取ってカフェオレを合わせたくなりますね。歯ごたえの良さと、引きの強いもっちりした生地にお腹も満足。日本の店舗で1番人気の商品です。

 

人気のクロワッサン美味しさの秘密とは

くっきりはっきり出たハリのある層はどうやって作られるのか気になり聞いてみたところ、その秘密は徹底した温度管理にあるんだとか。

クロワッサン生地を作る工房を店舗とは別に設け、バターが溶け出さないように空調と調理台の温度を徹底的に管理。職人がしっかり空気を含ませながらバターと生地を限界まで折り込んで仕上げているそうです。

また、材料も日本の風土に合うものをシェフのゴントラン・シェリエ氏がセレクト。日本店で販売されているクロワッサンは北海道産のフレッシュバターと20種類以上より厳選した小麦粉を使い、香り豊かに焼き上げているとのこと。徹底した環境と厳選された素材の良さ、職人さんの技が活かされたパンなんですね。

 

クロワッサン生地をアレンジした季節限定デニッシュにうっとり

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チョコレートを巻いた「パン・オ・ショコラ」と季節限定メニューの「ローズとダークチェリーのデニッシュ」も、クロワッサンと同じ生地を使っているのでサクサクの食感。こちらも丁寧に折りたたまれた層の美しさに思わずうっとりしてしまいます。

04「ローズとダークチェリーのデニッシュ」。バラの花びらを散らしたロマンティックな見た目に乙女心がくすぐられます。

「ローズとダークチェリーのデニッシュ」は、ほのかにバターの風味が香る引きのある生地にローズ風味のサワークリームがたっぷり乗っています。味のバランスだけでなく、チェリーコンポートの上にバラの花びらを散らしたルックスも見とれるほどの美しさです。

 

パンのラインナップはオーソドックスなものと季節感

もう1つの人気商品は「パンメロン」。日本進出の前のゴントラン氏が日本旅行中にメロンパンを知り、そのおいしさとユニークなルックスに衝撃を受けて作ったのがはじまりだそう。パリに帰り、オリジナルレシピで再現して販売したところ大人気に。日本のメロンパンはパリジェンヌの舌にも合ったようです。

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日本店をオープンするにあたり、巷のメロンパンと同じではおもしろくないので中身をクロワッサン生地にしたとのこと。サクサクのサブレ生地とパイのようなクロワッサン生地の食感がクセになります。

こんもりした丸いパンにツブツブのアラレ砂糖がぱらり。まるで、キノコのようなルックスもかわいらしい1品です。

また、味噌をライ麦パンに練り込んだ「味噌セーグル」もパリでも人気の商品。

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どっしりとした酸味のあるパンは、チーズや魚のマリネ、生ハムなど、どんな料理とも相性が良く、お酒との相性も抜群。すこし背伸びして大人っぽい食べ方で楽しみたくなります。

食物繊維やミネラルが豊富なのもうれしいポイント。薄切りにしてシチューなどに添えても◎。味噌との相乗効果で体があたたまりおいしくいただけそうですね。

08以前本サイトでもご紹介した『Ça va?缶』は味噌セーグルにぴったり

日本の厳選素材と若手シェフの感性をMIX

旅行が好きで好奇心旺盛なゴントラン氏は、その地域の素材を使ったパン作りが得意。味噌や大葉といった日本の素材をアクセントとして使うという、私たち日本人にも想像もつかないような斬新な発想には驚かされます。

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フランス人シェフによる和の素材とパンの組み合わせは意外に思えますが、伝統に革新的な面をプラスすることで、「パンを通じて食を楽しんでほしい」というゴントラン氏の思いが表れているそうです。

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日本国内でも各店ごとに、その地域の特性を活かしたパンが作られているそう。例えば、仙台店の「ずんだモンブラン」は中に、みょうがを香らせたシロップを加えたり、2015年1月に数量限定で販売した「ガレット デロワ」には紅生姜を入れ、鮮やかなピンク色にしてみたり。遊び心たっぷりのアレンジにワクワクします。

 

季節の素材を楽しめる特別感たっぷりのパン

クロワッサンやバゲットなどパリ店と同じベーシックなパンもありますが、日本のほうが商品のバリエーションが多いそう。

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フランスではパンは主食という認識ですが、日本人は主食というより特別なお持たせや自分へのご褒美という意識で購入する方も多く、少し変わったパンも食べてみたいというニーズが強いからなのだそうです。

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季節に合わせたパンも日本のオリジナル。春から夏にむけて、春キャベツや菜の花を使ったパン、夏野菜の乗った彩り鮮やかなカレーパンなど、旬の食材を楽しめるパンが続々登場する予定だそうです。

『GONTRAN CHERRIER』のパンは、デザイン性の高い見た目と季節感を大切にしたレシピが特徴です。

旬の素材を楽しみ、見た目も味わうという姿勢は、日本料理の精神性に通じるところがあるように感じました。パリだけでなく日本でも幅広い層に受け入れられている理由は、こんなところにもあるのかもしれませんね。

 

  • ■ お店情報
    GONTRAN CHERRIER(ゴントラン シェリエ)渋谷店
    住所:東京都渋谷区渋谷1-14-11 BCサロン 1F・2F・3F(地図
    営業時間:7:30~21:00/2Fカフェ7:30(土日祝10:30)~20:00/3Fイートイン7:30~20:00
    定休日:不定休
    ※GONTRAN CHERRIERは渋谷店の他、全国7店舗で展開中(2015年4月現在)。

※記事の内容は取材当時のものです。

 

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