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    シャンパンの街ランスでカーブ巡り。藤田嗣治氏とも関係が!?

    前回、パリから日帰りでも楽しめる小さな旅としてシャンパンの街「Reims(ランス)」をご紹介しました。ランスを訪れる人が最も楽しみにしていることのひとつがシャンパン。

    車なしで周れる街の中だけでも、いくつものシャンパンカーブ(貯蔵庫)があり、見学することができます。街のシンボル、世界遺産の「ノートルダム大聖堂」横の観光案内所で見学のできるカーブのリストがもらえ、予約の電話もそこで入れてもらえるのでまずは観光案内所へ!

     

    洞窟のようなカーブでシャンパンのお勉強を

    各カーブ、観光客向けにいろいろ工夫をこらした企画で楽しませてくれます。

    シャンパンの作り方の過程やぶどうの品種のことなど、地下にのびる巨大な洞窟のようなカーブを案内しながらわかりやすく説明してくれます。

    シャンパンは普通のワインに比べるとやっぱり特別なもの。決して安いものではないですが、この手間のかかる工程と時間を知るとありがたみも倍増します。

    見学後の楽しみである試飲時には、グラスに注がれるシャンパンが、今まで以上に輝いて見えるような気も!?

     

    日本人芸術家と深い関係があるランス

    ちなみに、シャンパンの街ランスは、日本とも深い関係が。日本生まれの画家・彫刻家でフランスのパリで活動していた藤田嗣治さんは、1959年にランスのノートルダム大聖堂で洗礼を受けました。その後、シャンパンのメゾン「G.H.Mumm(マム)」の支援を受けて「フジタ礼拝堂」を建設。その「フジタ礼拝堂」があるのが、ランスの「G.H.Mumm(マム)」社の敷地内なのです。

    中は素晴らしいフレスコ画でいっぱいですが、残念ながら撮影禁止。なので写真は外観だけ…。

    そんなつながりから、このマム社のロゼシャンパンの金属キャップには藤田嗣治さんが描いたバラの絵が使われているんですよ!

    「フジタ礼拝堂」は夏季の午後短い時間のみ一般公開されているので、訪れる際は事前に必ずチェックするのをお忘れなく。

     

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