コロナの収束が見えない今、海外旅行をするという計画はなかなか立てられない状況。いつもは毎月のように次から次へと誰かがやってくるパリも、お客様が少なくちょっと寂しい日々が続いています。でも、パリ好きには「いつかコロナが収まったらすぐにパリ計画を立てる!そのときのために今からお楽しみリストを作っておく」というポジティブな方が多いようで、私も皆さんの未来のお楽しみのために、パリからたくさん素敵な情報をお届けできたらいいなと思いながら過ごしている毎日です。
今日はそんな皆さんに、いつかのパリ旅行の「やること・いく場所リスト」にぜひ加えていただきたいこの夏オープンしたばかりのレストランをご紹介します。
シェフもファンも待望のお店がオープン!『Aux 2 Saveurs(オ・ドゥ・サヴール)』
数々のレストランで経験を積んできたフレンチのシェフMaeda Shin氏の店『Aux 2 Saveurs(オ・ドゥ・サヴール)』。パリ12区のリヨン駅(TGVなど地方への列車が出るターミナル駅がある場所)のすぐ近くです。
Maeda氏がシェフをつとめていたお店は、今まで私もコラムやガイドブックなどで何度も紹介するお気に入りだったのですが、シェフが自分の店を持ちたいという夢のために数年間場所を探し続け、ついにオープン。夢が叶ったシェフだけではなく、パリ在住の彼の料理ファンたちにとっても待ちに待った念願のお店なのです。
コロナのロックダウンがあけてから急遽オープンが決まったため、まだほとんど宣伝していない状態にもかかわらず、近所のオフィスで働くパリっ子の間でそのおいしさが評判となり、ランチタイムも大賑わいです。
仲良し夫婦の、シェフのMaeda Shin氏と奥様のKayokoさん。2人の女の子を育てながら念願のお店オープン。24時間大忙しだけど、いつも素敵な笑顔で迎えてくれます。
「パリでやりたいことリスト」に仲間入り!日本人観光客も入りやすい本格フレンチ
高級感あふれるオシャレ感満載のガストロノミーよりも、昔ながらの「ザ・ビストロ」で食べられる質の高いおいしい料理が好きだというシェフが作る料理は、伝統的なフレンチがベースにありつつ、その中にシェフの職人芸とも言える繊細さが込められた皿ばかり。
料理人の腕が大きく試されるジビエ料理(野生の鳥獣料理)も得意なシェフ。もともとは私はジビエが苦手でしたが、彼のおかげで大好きになりました!
白身魚のポワレ、バジル風味の野菜添え
デザートのホワイトチョコのムース、グレープフルーツとエストラゴンのクリーム添え
地元フランス人に「日本人シェフが作り出す本格フレンチ」として認められているのも納得。そして同じ日本人として誇りに思うばかりです。
平日ランチは前菜+メイン+デザートの3品で35ユーロ。夜と週末は45ユーロ
地元パリっ子に愛されるおいしいフレンチレストランをおすすめしたいと思いつつ、メニューがミミズのような字で理解できなかったり、英語を話せる人もいなかったり…。観光客の方にとってはハードルが高いことが多いのですが、ここなら日本語が通じる(サービスをする人たちに日本人が必ずいます)上に本格フレンチがいただける場所なので、大きな声でおすすめできます!次回の「パリ旅リスト」のいちばん上に、書き加えておいてくださいね!
- ■お店情報
- 店名:Aux 2 Saveurs(オ・ドゥ・サヴール)
- 住所:6 rue Emile Gilbert 75012 Paris
- Tel:+33 (0)1 4606 4648
- HP:https://aux2saveurs.com/ja
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