ルーブル美術館といえば、世界でも最大級の3万5000点ともいわれる作品を貯蔵する美術館としても有名ですが、今回、そのルーブル美術館とパリの香水ブランドの『オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー』のコラボが実現!ルーブル美術館に収蔵される8点の作品にインスピレーションを得た香水を発表しました。
ルーブル美術館内にビュリーのポップアップショップが登場
それにちなんで、ルーブル美術館館内でも『ビュリー』のPOP-UP店が登場! 素敵なビュリーの世界観が広がっていました。
ガラス瓶に入った香りを試すことができます。
それぞれの香りはフランスの著名な調香師たち自身が、最も気に入った作品を選び、そこからインスパイアされた香りを創りあげたもの。ボトルの後には、調香師と作品を写した写真も飾ってありました。
『ビュリー』らしいクラシカルなデザインも素敵。アルコールを使わない水性香水で、香りもつけ心地もナチュラルで気持ちが良いのも特徴です。
こんな素敵な器に入ったフレグランスキャンドルも。4種類の香りで展開。お部屋でゆったり過ごしたいとき、この香りを嗅ぎながら目をつぶれば、気分はもうルーブル美術館!?
同じ香りで、紙ソープも ありました。かさばらないので旅先のお供やおみやげにもいいですね。使うたびに素晴らしい香りに包まれて、リラックスできること間違いなしです。
作品からインスパイアされた香りを作品とともに体験
この日は休館日だったこともあり、貴重な“誰もいない「ルーブル美術館」”を体験することもできました。
タイミングが合い、ブランドオーナーのヴィクトワール・ドゥ・タイヤックさんによるガイドも聞くことができました。作品との出会い、そこからうまれた香りの特徴について解説してくださいました。
彼女のクリエーションへの熱意をいろいろと伺うことができました。
勝利を告げる女神を表している『サモトラケのニケ』は、凛とした強さを持ちながらも、女性的な優しさ、美しさを持ち合わせた女神像です。
そんな作品からインスパイアされた香りを担当したのは、『ビュリー』が信頼を寄せる調香師アリエノール・マスネ。
神秘的なミルラ、月下香とも呼ばれる甘美な香りのチューベローズ、甘く官能的なマグノリアの香りと安らぎを与えるジャスミンのハーモニーが特徴です。私が一番気に入った香りでした。
こちらはトマ・ゲインズボロー作『庭園での語らい』。18世紀のイギリスで盛んに描かれたスタイルで、緑多き美しい庭園で語り合う男女の姿を描いた作品です。
ルーブルの中でも決して有名とはいえないこの作品を、調香師のドロテー・ピオは選びました。
ペパーミントとベルガモット、そしてローズの香りで、軽やかで妖艶な、ワルツが聞こえてきそうな世界観に包まれる香りです。
ほかにも、『ミロのヴィーナス』は芳醇なマンダリンと繊細なジャスミン、そしてアンバーとウッディの香りで神秘の中に、ピュアな女性像を思わせる香り。
『グランド・オダリスク』は、ピンクペッパーと濃厚なムスクの香りで表現され、どことなくパウダールームを思わせる官能的な大人な女性像を思わせる香りになっていました。
芸術作品からインスパイアされた全部で8種の香水は、それぞれ想像もつかない世界観で香りをミックスさせた新しい香水になっています。それぞれまったく違った個性を持っているので、いくつも欲しくなってしまいます。
今回の新作の中からお気に入りの香りを選べば、きっと一歩大人な新しい自分に近づけるに違いありません。
ルーブル美術館内にオープンしたポップアップストアへの入り口には、荷物検査の列がありますが、館内には無料で入ることができます。は2020年1月までの限定イベントですから、お早めに!
そして、これらの香りは、パリの『ビュリー』各店舗で購入できるほか、なんと、10月19日からは日本でも発売開始して手に入るようになっています。ぜひ、実際に唯一無二の香りを体験してみてください。
- ■イベント情報
- オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー ルーブル美術館店
- 開催期間:2020年1月6日まで
- 会場:ルーブル美術館
- 住所:Musée du Louvre, 75058 Paris(地図)
- 営業時間:[月・木・土・日]9時〜18時/[水・金]9時〜21時45分(夜間開館あり)
- 定休日:火曜日(1月1日、12月25日)
■一緒に読みたい記事
パリジェンヌはメイクよりも香水!?『AUX PARADIS』で始める香りのある生活