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おしゃれをしてオペラ座ガルニエ宮へ!豪華絢爛な空間で楽しむ観劇

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おしゃれをしてオペラ座ガルニエ宮へ!豪華絢爛な空間で楽しむ観劇

パリ「オペラ座」。パリ観光ではおそらく誰もが一度は前を通る人気の観光地ですが、実際にここで上演されているオペラやバレエに足を運ぶ方は案外少ないのではないでしょうか?今日は一体どんな雰囲気なのか、劇場の中にみなさんをご案内したいと思います。

 

パリにある2つのオペラ座

パリにある2つのオペラ座オペラ座「ガルニエ宮」

パリには2つの「オペラ座(l’Opéra)」があります。1875年に完成した「ガルニエ宮(Palais Garnier)」と呼ばれる歴史ある劇場と、1989年完成の割と新しい「オペラ・バスティーユ(L’Opéra de la Bastille)」。パリ観光で人気なのはもちろん前者。

オペラ・バスティーユ

現代的な作りの「オペラ・バスティーユ」は新しいだけあって死角がないゆったりした客席や音響設備など、演目を見るのには素晴らしい施設なのですが、重厚感ある雰囲気で特別なひとときを過ごせるのはやっぱり「ガルニエ宮」の方。新しいオペラ座が出来てから、人気のバレエやオペラは「バスティーユ」の方で上演されることが多くなってしまったのですが、「ガルニエ宮」で見たいという人も多いようで、最近は演目によっては「ガルニエ宮」でも上演されるようになっています。

「ガルニエ宮」

「ガルニエ宮」は19世紀後半、ナポレオン3世が命じた大規模なパリの都市改造計画で、貴族や資産家たちの社交場として作られたもの。設計コンクールで選ばれたシャルル・ガルニエの名前から「ガルニエ宮」と呼ばれています。

 

おしゃれをして観劇へ

バルコニー席の一番前

上演時間になると、次々におしゃれに着飾った人たちが入口からすぐの大階段を上がっていきます。案外ジーンズにシャツなどカジュアルな服装の人も少なくないのですが(特に安い席では)、タキシードやドレスなどばっちり正装で来る人もたくさん。特に1階中央席やバルコニー席の一番前など、人から見られる席の人はやっぱりそれなりに着飾っていてみなさん素敵です。

皇帝の色である赤とゴールドで飾られたバルコニー席がぐるりと囲む劇場内

皇帝の色である赤とゴールドで飾られたバルコニー席がぐるりと囲む劇場内。

シャガールの天井画とシャンデリアシャガールの天井画とシャンデリア。上演時間以外はオペラ座の劇場内を観光もできるが、舞台でリハーサルなどが行われているときは入れないこともあります。

見上げると、あの有名なシャガールが手がけた天井画。そして『オペラ座の怪人』で登場する大きなシャンデリア。『オペラ座の怪人』の著者であるガストン・ルルーは、実際にあった1896年にシャンデリアが落下して観客が亡くなるという事故をもとに着想したのだそうです。

 

休憩時間はシャンパン片手に社交を楽しむのがお決まり

ロビーのバーには大行列ロビーのバーには大行列が。みなさんシャンパンを買い求めます

休憩時間になると、みなさんロビーに出て、シャンパンを買い求めます。ロビーのあちこちに設置されるバーには大行列が。みなさんシャンパン片手にきらびやかな空間でにこやかに談笑です。お酒に強い欧米人、このくらいで酔っぱらったり、寝てしまう人はいないので、みなさん当たり前のようにアルコールを片手にしています。

豪華絢爛な空間でドレスアップした観客たち

「ベルサイユ宮殿」にも負けていないと思うほど豪華絢爛な空間でドレスアップした観客たちがグラスを片手に過ごす様子は、格式高い雰囲気。普段は観光客がいっぱいのホールと同じ場所だとは思えないほど!

貴族や資産家たちの社交場として使われていた時代の様子がほんのちょっと見えてくるような気がして、想像を膨らませるのが楽しみです。観劇に来たとしか味わえない特別なオペラ座の空気感。ほとんど毎日開催されているので、もし機会があったらぜひお試しください!舞台の半分が見切れてしまうような安い席もありますが、オペラ座の空気感を味わうのなら十分楽しめますよ。

 

 

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