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    『東京蚤の市』で見つける一期一会のブロカント

    とのさんのコラムでたびたび紹介されている蚤の市。ブロカントなどの古いものがずらりと並ぶ蚤の市で、掘り出し物を見つける楽しさが紹介されていますよね。

    今回はそんなパリの蚤の市の気分を東京で楽しむことのできる『東京蚤の市』を紹介したいと思います。

    毎年、年に2回、調布市の京王閣で開催される『東京蚤の市』。その企画運営をしている手紙社の小池さんに、東京蚤の市の楽しみ方や魅力について伺ってきました。

     

    パリの蚤の市の空気を日本でも!

    これまで東京で8回、関西で2回開催し、11回目となる今回は2016年5月14(土)、15日(日)の2日間、調布市の東京オーヴァル京王閣にて開催されます。約90店舗の古道具のお店の他、古着や古書、雑貨、フードを扱うお店など全ジャンル合わせて約200店舗のお店が出店し、2日間で約2万5000人が来場する人気のイベントです。

    今回のメインビジュアル

    「日本でも骨董市や古物市などのイベントがよくありますが、どことなく静かなイメージがあります。なので、日本でも本場のパリの蚤の市のようなおしゃれで楽しい空気を再現したくて、スタートさせたのがはじまりです。

    今回からメインビジュアルを変更し、ちょっと大人っぽいイメージしました。『古いものの魅力ってなんだろう』をテーマに、蚤の市の原点に立ち返り『もの自体の魅力』に迫れるイベントになっているはずです」と小池さん。

    もともとレトロな雰囲気が漂う京王閣に、全国のお店の方々がこの日のために買い付けた商品をずらりと並べた風景は、まさにパリの蚤の市のよう。

    「これは何だろう?」というような不思議な小道具やなんだか懐かしさの漂う食器など、ついつい時間を忘れて見入ってしまいます。

     

    お店のつくり手が集う場

    日本各地から手紙社が選りすぐったお店が集結する『東京蚤の市』。毎回出店しているお店も多いですが、新しい空気を呼びこむためにも積極的に新しいお店も増やしているのだそう。

    「『東京蚤の市』では、それぞれ個性を打ち出してお店を育ててきた、店の『つくり手』の魅力を感じていただければと思います。これだけ全国の個性あふれるお店の方々と話せる機会は滅多にないと思うので、そういったコミュニケーションも楽しんでもらえたらいいですね。

    あと、今回はフランスのお店が2店来ていただけることになったんです。台湾やイギリスのお店もありますよ」とのこと。日本だけでなく、海外の古いものにも出会える貴重な場なのです。

     

    おもしろいことに出会える蚤の市

    回を重ねるごとにお店の数や来場者も増え、ジャンルも幅広くなり、新しい企画も登場し、どんどん総合的なエンターテイメントの場所になってきている『東京蚤の市』。

    「蚤の市を核にして、『ここに行けば、何かおもしろいことがあるんじゃないか』と思ってもらえるような場所を目指しています」と、小池さんがおっしゃるように、お買い物以外にもさまざまなコトに出会えるのもまた魅力のひとつです。

    たとえばフードコーナー。ここで出店するお店もまた手紙社セレクトによるもの。今回も関東の飲食店を中心にコーヒー、クラフトビール、お菓子にパン、ドーナツ、スイーツ、ピザ、フォーなど個性豊かなメニューを提供するお店がラインナップされています。普段は野外に出店しない飲食店も多いのだそう。お祭りのような雰囲気の中、春の空の下おいしいものを食べることができるなんて最高ですよね。

    お子様から大人まで楽しめるワークショップもたくさん用意されています。今回はドライフラワーを使ったワークショップや、指輪やアクセサリーを作るワークショップ、「ROOTOTE」さんによるトートバッグを作るワークショップなどがあるそうです。

    また、アーティストによるライブやパフォーマンスの企画もたくさん。特に影絵のかかし座のパフォーマンスは必見です。

    「その他、今回は『アナログの館』というエリアに暗室を作る予定なんです。暗室でちょっとしたプリントを体験できるという初めての試みをします。あと手紙舎でも人気の豆皿を集めた『東京豆皿市』も同時開催。お皿としてだけでなく、ちょっと部屋に飾ったりするのにもぴったりな集めたくなるような豆皿が揃っています」。丸1日たっぷり楽しめること間違いなしですね。

     

    気軽な気持ちで楽しみたい蚤の市

    たくさんのお店やエンターテイメントが集う『東京蚤の市』。せっかくなら余すことなく楽しみたいもの。小池さんに『東京蚤の市』を楽しむ秘訣を伺ってみました。

    「『いいものがあったら買おうかな』くらいの気軽な気持ちでその場の雰囲気を楽しんでもらえたらいいなと思います。今年は公式サイトSNSでお店の情報などを充実させているので、事前にチェックして行くのもいいかもしれませんね。会場MAPにもそのお店で買えるものなどを記載していますので、以前に比べてお店を見つけやすくなっていると思います。気軽にいろいろ見ていただいた中で、みなさんそれぞれ古き良きものの魅力を感じてもらえたらうれしいです」。

    以前、誰かが使っていた古道具におのずと出てくるストーリー。それをまた次の人に引き継いでいく。古いものにはそんな一期一会の出会いがたくさんあります。そんな魅力のあるお店が200店舗も並ぶような機会は滅多にありません。

    春の日差しの中、ぜひそんな一期一会の出会いを見つけに『東京蚤の市』に行ってみてはいかがでしょうか。

     

    • ■イベント情報
    • 第9回東京蚤の市
    • 開催期間:2016年5月14日(土)、15日(日)
    • 時間:[14日]10:00〜18:00/[15日]9:00〜17:00
    • 会場:東京オーヴァル京王閣 東京都調布市多摩川4-31-1(地図
    • 入場料:500円(小学生までは無料)
    • *荒天の場合をのぞき、雨天決行です。
    • *会場内には屋根のないエリアもございます。雨具は必ずご用意ください。
    • *中止の場合は、当日の午前7時までにホームページで告知させていただきます。
    • *イベントの内容は変更する場合がございます。あらかじめご了承ください。
    • 主催:手紙社 後援:調布市
    • 協力:株式会社京王閣/オフト京王閣

     

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