フランス生まれの菓子パン「Brioche(ブリオッシュ)」。上がぽこっと膨らんだ形が特徴的な「brioche à tête(ブリオッシュ・ア・テット=頭のついたブリオッシュ)」。もともとフランス寺院の行事で食べられていたそうで、「à tête(ア・テット)」は僧侶の頭を意味するのだとか。ほかにも、食パン型や円筒型で焼いたものなど、その形もさまざまです。
バター、卵、ミルク、砂糖をふんだんに用いるリッチなパンで、パンとケーキの間のような存在。名前は知っているけれど、「パン?」「お菓子?」なんて、意外と知らないブリオッシュのこと。今回は、そんなブリオッシュのことや、お取り寄せできるおいしいブリオッシュを紹介したいと思います!
フランス生まれ!ブリオッシュのこと
ブリオッシュは、フランス北西にあるノルマンディー地方が発祥とされています。16世紀当時、その地域では酪農が盛んだったことから、バターやミルクを使ったブリオッシュが誕生したというのも納得。
今でこそ、菓子パンとして知られていますが、昔はパンというより菓子として意味合いが強かったのだそう。材料はほとんど菓子と同じですから、それもそのはずですね。
クロワッサンとも、デニッシュとも違うブリオッシュは、フランスでは、朝食のパンとしてもクロワッサンと同じくらいポピュラーなヴィエノワズリーなのです。
祝福のパンとも言われる贅沢なパン
見た目は素朴なブリオッシュですが、フランスでは「祝福のパン」と言われています。それは、1月6日の「Epiphany(エピファニー/キリスト教の公現祭)」に食べる習慣があるから。
その名も、「ガレット・デ・ロワ」ならぬ「ブリオッシュ・デ・ロワ」。フランスのお正月でおなじみ「ガレット・デ・ロワ」は、サクサクとしたタルト生地でパイのようなお菓子ですが、「ブリオッシュ・デ・ロワ」はブリオッシュ生地を大きな丸い型で王冠のように焼き上げます。上にはドライフルーツがのっているのが一般的です。いまでは南仏のエピファニーの定番となっている「ブリオッシュ・デ・ロワ」。日本のお雑煮も地域によって異なるように、フランスでも北と南で違いがあるのかもしれませんね。
お取り寄せできるブリオッシュ!「HOKKAIDO BRIOCHE」
今回、お取り寄せできるおいしいブリオッシュを見つけたので、紹介したいと思います。
「北海道ブリオッシュ」です。その名の通り、小麦やバター、卵、ミルクをはじめ、北海道の食材がふんだんに使われています!
札幌グランドホテル開業85周年記念として作られた特別なブリオッシュです。フランスでは「祝福のパン」といわれているので、ぴったりですね。
小豆が入っているのも特徴の1つ。上質な甘さの十勝産大納言小豆を使っているそう!
まずはそのままがおすすめとのことで、さっそくいただいてみると、バターの風味がしっかりと広がります。しっとりとしていて、軽い口どけ。
お次は、トーストして。トーストしている間に広がるふんわりと甘い香りが、すでにおいしい。そして食べてみるとその味わいに変化が!そのまま食べるよりも甘さが際立つように感じました。
ブリオッシュは、バターや卵、ミルク、砂糖をたっぷり使ったリッチなパン。トーストするときは、焦げやすいので目を離さないことをおすすめします。
続いては、ちょっとアレンジ。トーストしたブリオッシュにアイスをのせれば、とびきりのスイーツが完成!ひんやり×サクサク×あったかのコラボレーションが絶品です。一緒に頬張るとブリオッシュの温度でアイスがジュワっと溶けて、これまた口福。
アイスクリームのほか、クリームチーズなどもよく合うのだとか。いろいろトッピングも加えて楽しめちゃいますよ。
ぜひお取り寄せをして、ブリオッシュの楽しみを堪能してみてはいかがでしょうか?日々の食卓にはもちろん、ホームパーティにもおすすめです。
- ■商品情報
- HOKKAIDO BRIOCHE
- 購入先:『札幌グランドホテル』店舗販売、インターネット販売
- オンラインショップ|
- https://www.grand1934.com/restaurant/the-bakery-and-pastry/hokkaido/
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