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『横濱元町霧笛楼』でリサとガスパールと“仏蘭西”を感じる

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『横濱元町霧笛楼』でリサとガスパールと“仏蘭西”を感じる

横浜元町ショッピングストリートの裏路地に佇む『横濱元町 霧笛楼(むてきろう)』。白い洋館の佇まいは、開港当時の雰囲気を思わせます。創業してから41年、地元で愛され続ける『霧笛楼』の作る「仏蘭西料理」の秘密をリサとガスパールとともに伺いました。

リサとガスパールと霧笛楼

 

タイムスリップ気分を味わえる洋館スタイル

霧笛楼の外観

鶏肉や卵の卸問屋を営んでいたオーナーが「横浜に根ざしたフレンチレストランを作りたい」と思い、作られた『霧笛楼』。一般的なフランス料理を提供するのではなく、日本人の口に合う素材や調理法を織り交ぜながら“仏蘭西料理”を提供する「仏蘭西料亭」として開業しました。

霧笛楼1階の内観落ち着いた雰囲気の1階

店舗は開港当時に賑わった建物をイメージして作られた3階建てで、フロア毎に異なるテーマの内装になっています。1階は開港当時のホテルのラウンジ、2階は和洋折衷の調度品で飾られたお座敷、3階はシルクロードをイメージしたバンケットルーム…と、その場にいるだけでも非日常な雰囲気を味わえます。

霧笛楼3階の内観2階はすべて個室。ステンドグラスと座敷の絶妙なバランスのインテリア。

黒船の間襖には「黒船来航」の錦絵が。

「調度品などのしつらえ、サービスも“料理”の1つだと考えています。足を運んでいただいた瞬間から、『霧笛楼』の料理は始まっているんです」と常務の鈴木さん。

異国情緒あふれる調度品たちとともに目を引くのが、お皿たち。「絵画のよう」と話題になるお皿たちにもこだわりがあります。

横浜焼と呼ばれる横浜増田焼

「今は店舗がなくなってしまったのですが、『横浜焼』と呼ばれる横濱増田窯のものを使っています。横浜らしいオリエンタルな雰囲気を、お皿からも感じていただけると思います」(鈴木さん)。

 

「和魂洋才」を継ぐ仏蘭西料理

『霧笛楼』では、昼夜ともにコース料理のみを提供しています。その中でも永く愛されているのが前菜の「ブランマンジェ」。

リサとガスパールと霧笛楼のブランマンジェ

「初代の料理長から受け継がれているスペシャリテです。ブランマンジェといえばデセールのイメージがあるかと思うのですが、『霧笛楼』のブランマンジェは、コンソメの中に入れてはいけないと言われている油を入れてしまった失敗を生かして、何かできないかというところから生まれたんです」と名誉総料理長の今平さん。

「ブランマンジェ」という形式は変わらず、コースの改変ごとに旬の食材を使ったものに変えているそう。今回は8月26日からはじまる「歴代シェフ達の饗宴 晩夏の特別メニュー」で提供される、焙煎したそばの実のブランマンジェをいただきました。

焙煎したそばの実のブランマンジェ

ブランマンジェの中には、贅沢にずわい蟹のマリネがたっぷり。そばの実の風味や横浜の「野島海苔」とキャビアのさわやかな塩気、ピリリと辛い辛味大根の後味が、暑さで疲れた体にすっきりと染み渡ります。日本人に馴染みがある食材の味わいと、ブランマンジェのふわっとした柔らかな舌触りの組み合わせに、思わず驚きを感じる一品です。

「創業当時から『和魂洋才』の考えを大切にしています。フランスの食材をそのまま日本で使うと、同じ環境下でないため、どうしても味わいが変わってしまう。かといって醤油や味噌など日本の調味料を使うと、“日常”の味になってしまうんです。なので、和食の心を持ちつつフランス料理の良いところを取り入れ、ひと口目にではアッと驚き、味わううちに何度も食べたくなる…そんな料理を目指しています」と総料理長の高田さん。

霧笛楼のコース料理

失敗から生まれたブランマンジェ。そのほかの料理も創業以来の技術とアイディアが集結したメニューがずらりと並びます。驚きの味を楽しんでみてくださいね。

 

銘菓「横濱煉瓦」がリサとガスパールとコラボ

横濱煉瓦のリサとガスパールコラボ

『霧笛楼』は豊富なデセールも魅力のひとつ。レストランの隣にカフェとスイーツショップが併設され、デセールのみでも味わうことができます。

ショートケーキなどと併せて人気なのが、この「横濱煉瓦」です。開港当時の横浜元町で作られていた西洋煉瓦をイメージしたフォンダンショコラ。濃厚なチョコレートを感じるのに、軽やかな味わいのくるみソースが染み込んでおり、ペロリと食べられます。

横濱煉瓦とリサとガスパールのコラボパッケージ

そんな「横濱煉瓦」とリサとガスパールがコラボ!船から港町を眺めるリサとガスパールのパッケージがなんともキュート。蓋を開ければ、霧笛楼にやってきたリサとガスパールもいますよ♪おみやげやギフトにもおすすめです。

※販売はカナコレのみ。霧笛楼での販売はございません。

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リサとガスパールが霧笛楼に

しつらえから料理まで端々から感じる“仏蘭西”の雰囲気に、まるでどこか異国の地へ行ったかのようでした。霧笛楼でしか体験できない“仏蘭西”を感じに、横浜元町へ足を運んでみてください。

 

■お店情報

横濱元町 霧笛楼

住所:神奈川県横浜市中区元町2-96

営業時間:ランチ 11:30〜L.O.13:00、ディナー 17:30〜L.O.19:00

定休日:月曜・木曜不定休

https://www.mutekiro.com/

※記事掲載時点の情報となります。最新の情報については店舗HPをご確認ください。

 

■リサとガスパール×横濱煉瓦

販売:カナコレ

※『横濱元町霧笛楼』での販売はございません。

 

『横濱元町霧笛楼』でリサとガスパールと“仏蘭西”を感じる

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