フランスのちょっと素敵なレストラン、そして気軽なカフェやビストロなど、おしゃれな盛り付けをしてくれるような店で多用されている付け合せといえば、最近はもっぱらスプラウト。
フランスではアルファルファが定番スプラウト
スプラウトとは穀類、豆類、野菜などの種を発芽させて、発芽してすぐの新芽の総称でサラダのようにそのまま食べることが多いです。フランスで最もポピュラーなのは「アルファルファ」。私が個人的にスプラウトを気になり始めたのがここ数年なので、日本の事情はあまりよくわからないのですが、日本でもスーパーなどで普通に売っているようです。
フランスでは、最近、いわゆるがっつりこってり重い伝統的なフレンチよりも、素材の味そのものを生かした、シンプルで洗練されているフレンチを出す店の人気が高まっているので、おしゃれな盛り付けの演出の一部としてスプラウトを使うという場面がどんどんどんどん増えてきているような気がします。
自宅でトルティーヤに挟んでみました
おしゃれにスプラウトを使ったメニューを見る機会が多くなったこともあり、みんな自宅(特にパーティの時など)で真似してちょっと使うことも多くなったみたい。いつもの食卓がちょっとおしゃれに演出できたり、「なんだかレストランみたい!」とうれしくなったり。私自身も周りの友人たちを見て、みんなが日常的にスプラウトを取り入れているのを実感します。
ビオスーパーで手に入るスプラウト栽培キット
そんな影響もあってか、スーパーの野菜コーナーに並ぶ様々なスプラウトに加えて、自宅で栽培するスプラウトキットなるものをあちこちで見かけるようになりました。
我が家ももちろん、スプラウト栽培しています。お誕生日プレゼントにビオ(オーガニック)スーパーで手に入るキットをもらって以来、毎日成長を見るのが習慣になっています(どこの家庭を見てもビオスーパーで売っているキットを使っている人が多い!)。
キットと言ってもとてもシンプル。入れ物にスプラウトの種をスプーン1杯くらい入れて一晩水につけ、その後は水を切ります。
毎日ゆすいで水を切っての繰り返しだけ。1日で芽が出始めて、数日であっという間に成長します。
種は代表的な「アルファルファ」をはじめ、「ブロッコリー」「ラディッシュ」「クレソン」「赤キャベツ」「フヌイユ」など色々な種類があり、数種類が混ざったものも売っています。
特に味の主張はなく本当に何にでも使えるものなので、サラダに入れたり、魚や肉を焼いた上に乗せたり、レストランの真似をしてお皿全体に散らしてちょっとおしゃれ盛りをしてみたり。
毎日あらゆるシーンで活躍してくれるお気に入りの付け合せになっています。面倒くさがりな人でも子供でも誰でも簡単に育てられるスプラウト。ぜひぜひみなさんも試してみてくださいね!
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