いつも足りないと思っていた時間。いざおうち時間が増えると持て余している…という人も少なくないのでは?そんなときは、普段やらないようなことにチャレンジしてみることがおすすめです!
時間があるときだからこそ、季節を味わうジャム作りに挑戦してみませんか?さまざまなジャムのレシピを掲載している『ムラヨシマサユキさんのジャムの本』を参考に、PARIS mag編集部でも実際にジャムを作ってみました!
四季を楽しむジャムのレシピ集!『ムラヨシマサユキのジャムの本』
『ムラヨシマサユキのジャムの本』著者である料理研究家のムラヨシマサユキさん。製菓学校卒業後、パティスリーやカフェ、レストランで経験を積んだ後、果物や野菜の知識を深めるために、青果店でも勤務されたのだそう!レシピの中には、ちょっとめずらしい「ジャムに向いている素材の選び方」も記されています。
そんなムラヨシさんが考案するジャムは、素材のフレッシュさが凝縮されたレシピ。「春のジャム」「夏のジャム」「秋のジャム」「冬のジャム」と四季の果物を使ったジャムとペーストの46のレシピを紹介しています。
「ジャム」はわかりやすく言えば、素材を砂糖で煮たもの。お店の棚をのぞけば、多種多様な商品がいつでも手に入ります。
でも、僕が食べたいものは、そこにはない、旬をギュッと閉じ込めたひと瓶です。
ふたを開けた瞬間に果物の香りに包まれ、口にすれば目を丸くするくらい鮮烈で、素材の味が濃縮されたジャムが、手作りなら食べられるのです。
(『ムラヨシマサユキのジャムの本』より引用)
本書には必要な道具や作り始める前の下準備、最後の瓶詰めの方法まで、詳しく解説されているので、ジャム作りが初めてという方も安心です。煮る時間は3〜5分と短めなのもうれしいポイント。そしてこれは、素材の味や香りを逃さないことにも繋がるのだとか!うれしいだけじゃなくおいしい工夫なのです。
ジャムはもちろん、食事に合わせるペーストレシピも!
ジャムのほかに、ミルクジャムやつぶあんペースト、白あんペーストのレシピも。
自家製あんバターサンドを作って、おうち喫茶気分を味わうのもいいですね。レシピを見ていると、楽しい想像が膨らみます。
また、作り置きできる調味料のレシピも収録。トマトケチャップや、きのこのペースト、ピスタチオマヨネーズなど、料理の幅が広がりそう!
季節の果物でジャム作りに挑戦!
PARIS mag編集部も、さっそくジャム作りに挑戦!
いつもは食べることに夢中なのに、準備をしながらあらためていちごを見ていると、なぜか愛おしくなる不思議。キラキラとしたその姿は、もはやおいしくなる予感しかしません。
ジャムをコトコト煮詰めている間、焦げないようにヘラでぐるぐるとかき混ぜ続けます。これが意外にもほどよく集中でき、無心になれて心地よい時間なのです。
今回作ったのは、本書で「春のジャム」として紹介されていた、いちごとキウイのジャム。果物の色がきれいに仕上がりました!
トーストに、サラダに!広がるジャムの楽しみ方
まず、いちごジャムは王道の組み合わせ・パンにのせて。フレッシュな香りとおいしさに感動。夢中になって食べてしまいます。
自分で作るから、果肉の大きさなども好みに調整できるのがうれしいですね!
キウイのジャムは、プレーンヨーグルトに。
市販品では味わえない旬のおいしさがぎゅっと詰まっています。プチプチとした食感も楽しいジャムです。
さらに、キウイのジャムはドレッシングにアレンジして。こういったジャムのアレンジも『ムラヨシマサユキのジャムの本』で紹介されています。
初めは、作ったジャムを食べ切れるかな?と思っていたのですが、そんな心配は無用でした。パンと一緒にはもちろん、さまざまなアレンジを楽しむことができますし、お友達に贈っても喜んでもらえるはず!
レシピをぱらぱらとめくりながら、「夏はこのジャムを作ってみよう」「今日はスパイスを加えてみよう」なんて、想像をめぐらせてみるのも楽しいひと時。
おうち時間を持て余しているときは、ぜひジャムを作って季節を味わってみてはいかがでしょうか?
- ■書籍情報
- 『ムラヨシマサユキのジャムの本』(主婦と生活社)
- 著者:ムラヨシマサユキ
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