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    新鮮・ローカル・手作り!おいしく健康になれるカフェ・代官山『GARDEN HOUSE CRAFTS』

    かつて東横線が走っていた線路の跡地。新たに登場した緑あふれる代官山のランドマーク『LOG ROAD DAIKANYAMA(ログロード代官山)』。その散策路を歩くと見えてくるパン屋さんが『GARDEN HOUSE CRAFTS(ガーデンハウス クラフツ)』です。

    オープンエアのテーブルでカフェを片手にくつろぐ海外のお客さんに、思わず「ここは海外!?」と錯覚してしまうような気持ちの良い場所。都会の真ん中にあるとは思えないほど穏やかな空気が流れる店内には、朝早くからたくさんの常連さんたちがパンを買いに訪れます。

    『GARDEN HOUSE CRAFTS』は、鎌倉にあるレストラン『GARDEN HOUSE』の姉妹店としてオープン。

    「パンを中心にメニューを組み立てているのは、パンは日本のお米のように食文化の中心にあるものだから。食事の軸になるパンを良いものに変えれば暮らしがもっと豊かになるはずです!」と店長の近藤哲さん。

    お手本にしたのは、ノーザンカリフォルニアのライフスタイル。アメリカは移民の国ということで、フレンチやイタリアンなど多彩な料理の良い部分を柔軟に取り入れたメニューが特徴です。

    また、その土地で取れる野菜や小麦を使い、生産者と料理人が対等な立場で高め合う「ローカル&クラフト」という考え方も大切にしているのだそうです。このお店でも同じように、日本のローカルフードを使ったパンやケーキ、サンドイッチやデリなどが堪能できます。

     

    モチモチ食感がクセになるカンパーニュ

    「毎日食べるなら体に負担が少ないシンプルなパンが一番」という思いから、バゲットなど本格的な食事パンがずらり。

    中でも、ほのかな酸味が爽やかで、飽きのこない味のカンパーニュが一番の人気です。

    酵母、水、小麦と素材はシンプルなのに、奥深い味わい。その秘密はオーブンにあるのだとか。ドイツから取り寄せたオーブンは、火力が強くカンパーニュのような大きなパンもしっかりと焼き上げることができるのだそう。

    そのおかげで外側のクラスはガリッと香ばしく、中は蒸しパンのようにモチモチ!独特な酸味が苦手な人も多いカンパーニュですが、これは気にならないほど爽やかな味わい。

    食事パンは試食も用意。食べ比べてお気に入りを見つけてみては?

     

    とれたて新鮮野菜で作るタルティーヌ

    季節感を大切にしたサンドイッチも人気のメニュー。

    特に「スモーキーフムスとアボカドのタルティーヌ」は動物性の食材を使っていないので、ダイエット中の女性からヴィーガンの方まで幅広く支持されているとか。

    ほのかに酸味のあるレンズ豆のペースト「フムス」は、優しげなオレンジ色の見た目とは裏腹にパプリカとチリペッパーがピリッと効いたエスニックな味わい。自慢のカンパーニュとの味の相性もばっちりです。

    濃厚なアボカドと、きゅうりの食感がポリポリと楽しく、見た目はピクルスで彩り鮮やかに。トーストしてあるのでサックリと軽くいただけます。

    野菜はとれたての新鮮な物をたっぷりと使います。味が濃く、甘さも十分。一口食べるだけで新しい感動を味わえます。

    このほか、「熟成チェダーチーズのグリルサンドイッチwithトマトジャム」や「ルーベンサンド 自家製コンビーフ&サワークラウト」も人気。コンビーフやトマトジャムもシェフの手作り。こだわりの素材が詰まったおいしくヘルシーなサンドイッチです。

    秋には、キノコやポテト、カリフラワーを使ったサンドイッチも登場予定なのだそう。

    ケーキやクッキーにも国産小麦や米粉を使用。

    ケーキなどのスイーツに国産小麦を使用するというのは、かなり珍しいですよね!

    粒子の細かい粉を使うことで口どけもよく、キメの細かい生地になるのだとか。大きめサイズなので最初はびっくりするかもしれませんが、素材にこだわったチョコレートやクリームなのですいすい食べてしまいます。

    コーヒーもインポーターを回りカッピングし選定した生豆を使用するなどのこだわりが。

    「普段はコーヒーを飲まないけど、ここのコーヒーは特別!」と飲んで行く常連さんもいるほど飲みやすく、軽い口当たり。

    こちらのSOUJUのオリーブのように店に置いてあるものはすべて体にやさしい素材を使っているので、小さなお子さんも安心ですね。

    3人の女性シェフの想い

    左からキッチンのケイティー・コールさん、店長の近藤哲さん、ヘッドベーカーの村口絵里さん、スイーツのジニ・レイノルズさん

    パン、スイーツ、キッチンそれぞれの担当シェフは全員女性。意識して採用したわけではなく、偶然そうなったのだそう。また全員国籍も違うインターナショナルな環境です。唯一の共通点は「アメリカのキッチンで働いたことがある」ということ。

    この店に流れる海外のカフェのような開放的な雰囲気は、彼女たちが作り出しているのかもしれないですね。

    また、農家など食材の作り手と対等の立場でメニューを作っている彼女たちは、アイデアも豊富。季節や天気によって送られてくる野菜や果物は違うので、その時々でアレンジしているとのこと。ドリンクも、ジャムも届いたばかりの野菜や果物を使って手作りしています。梅が沢山収穫できる時期は、梅ジャムを作ったり、反対に猛暑でレモンが届かなかった時は別の果物で代用したりと、臨機応変に対応。野菜や果物の生産量は自分の力だけではどうにもならないものですが、アイデアによって乗り越える前向きな姿勢がおいしいメニューを増やしている原動力のようです。

    「体は食べるものでできている」という共通の想いから、手作りにこだわる『GARDEN HOUSE CRAFTS』。ここで体にやさしいパンやデリを食べて、健康のためには何を食べるのが良いのか考えるきっかけになれば素敵ですね。

     

    • ■ お店情報
    • GARDEN HOUSE CRAFTS(ガーデンハウス クラフツ)
    • 住所:渋谷区代官山町13番1号 LOG ROAD DAIKANYAMA 5号棟 (地図)
    • 電話:03-6452-5200
    • 営業時間:[月〜木]8:00〜20:00(LO.19:00)
    • [金・土]8:00〜23:00(LO.22:30)※金・土曜日のBAR営業は10月末日まで
    • 定休日:不定休

     

     

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