東京の東側に位置し、隅田川から枝分かれする水路に囲まれる門前仲町。大通りから1本奥に入った小道に、レンガ壁がおしゃれなパン屋『Truffle BAKERY(トリュフベーカリー)』があります。
2017年12月にオープンした『トリュフベーカリー』は、フランスやイタリアなどヨーロッパ各国からの食材を輸入・販売する株式会社ドレステーブルがプロデュースした初のパン屋さん。
アメリカのベーカリーをイメージしたという店内インテリアや商品は、訪れる人に驚きと感動を与えてくれます。閑静な住宅街の中にあって、店内は焼きたてパンとお客さんでいつも賑やかです。
高級素材を気軽に楽しめるベーカリー
店頭に並ぶ商品は約50種類。コの字型のカウンターの上には所せましと焼きたてパンが並び、どれにしようと長考するお客さんの姿も。クロワッサンやパン・オ・ショコラ、クリームパンなどの定番人気商品に加えて、トリュフやブリーチーズ、コンテチーズなど、普段パン屋さんではなかなか見かけない素材の名前もあちこちに見られます。
店長の茂木玖美さんにお話を伺いました。
「トリュフや生ハム、チーズなどの高級食材を、パンと組み合わせることでより身近に味わってもらうことをコンセプトに掲げています。もともとドレステーブルではヨーロッパの食材を取り扱っていたので、私たちならではの提案ができると考えています」。
トリュフ
「トリュフ」はトリュフがパンに入っているだけではなく、仕上げに白トリュフオイルで香りづけしているそう!高級食材をリーズナブルに楽しんでもらいたいという思いが込められた『トリュフベーカリー』のパンは、地元のお客さんの口コミやSNSでの拡散によって、遠方から足を運んでくれる人も増えてきたと茂木さんは言います。
カントリーライとバゲットサンド…ハード系パンの魅力を味わう
カントリーライ
お店イチオシのハード系パン「カントリーライ」は、アメリカ・サンフランシスコから直輸入のオーガニック小麦を使用して焼き上げたもの。サンフランシスコで人気ベーカリー『Tartine Bakery(タルティーン ベーカリー)』で食べた味に感動したという茂木さん。その味を再現しようと、同じ小麦を探したところ日本にはまだどこにもなく、会社(ドレステーブル)で輸入することに!
卵やハム、チーズなどと相性抜群のこのパンは、外側はパリッと焼き上げられ、中側はしっとりとした食感。ほのかに感じる酸味も特徴です。
トリュフの卵サンド
刻んだトリュフが混ぜ込まれた卵サンドにもカントリーライが使われており、トリュフの芳醇な香りを感じる大人の卵サンドに仕上がっていました。また日本でいうサンドイッチは、ふわふわの食パンに野菜や卵、ハム、フルーツなどを具沢山に挟み込んでいるイメージですが、『トリュフベーカリー』ではバゲットサンドが一般的。中にサンドされるのは生ハムとピクルス、チーズとハムなどシンプルなものばかりです。
「バイヨンヌ×ブリー」のバゲットに使われているフランスを代表する生ハム・バイヨンヌと、チーズの王様とも呼ばれるブリーチーズのコラボレーションは、なんとも贅沢な味わい。パリッと焼き上げられたバゲットのシンプルさが中に挟まれた素材のおいしさを引き立て、生ハムの塩気と風味、濃厚なチーズの食感を感じることができる逸品です。バゲットサンドに慣れていない方でも、ひと口頬張ればその魅力がきっとわかるはず。
素材にこだわったパンは、いつもの食事をちょっとリッチに演出してくれます。朝食に、ランチに、ディナーに…さまざまなシーンで取り入れたいトリュフベーカリーのパンで口福な時間をお楽しみください。
- ■お店情報
- Truffle BAKERY(トリュフベーカリー)
- 住所:東京都門前仲町1-15-2
- TEL:03-5875-8435
- 営業時間:8:00〜17:00
- 定休日:不定休
※記事の内容は取材当時のものです。 最新の情報は、お店のHP、SNSなどをご確認ください。
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