日本の食卓の定番パンと言えば食パンですが、フランスの定番パンはバゲットやクロワッサンです。でも、実はフランスでもこの時だけは必ず食パン(フランス語でパン・ド・ミ)を使うというお料理があるのです。それは、クロックムッシュ。フランス発祥の伝統的なトーストです。カフェなどで食べたことがあるという方も多いはず。
「家でもクロックムッシュを作ってみたい!」ということで、料理研究家の口尾さんにレシピを教えてもらいました。
パリの朝食風クロックムッシュのレシピ
- 【材料】(1人分)
- 食パン(8枚切り):2枚
- バター:適量 ※室温に戻しておく
- ベシャメルソース:適量 ※市販のものを使用。
- グリュイエールチーズ(スライス):食パンくらいの大きさのもの1枚 ※エレメンタールチーズやピザ用チーズでもよい。
- ハム:1〜2枚 ※食パンを覆うくらいの量
- こしょう:少々
【作り方】
1.パンにバターを塗ります。
常温で柔らかくしておいたバターを食パンの両面にそれぞれ塗ります。
2.具材をはさみます。
バターを塗ったら、ハムとスライスしたグリュイエールチーズを置きます。
3.ベシャメルソースをのせます。
4.グリエールチーズをかけます。
ベシャメルソースの上から、グリュイエールチーズをおろしてかけます。
200〜220℃のオーブン(トースター)で10分焼き、焦げ目がついてカリッとしてきたら、完成です。フライパンで焼いてもOKです。
チーズとベシャメルソースがとろりと溶け出して、とても濃厚な味わい!チーズはちょっと焦げていると香ばしさもあり、おいしいです。お好みでこしょうを振っても◎。
今回はグリュイエールチーズを使いましたが、ない場合はエレメンタールチーズやピザ用チーズなどでも代用可能です。でも、グリュイエールチーズはコクがあり、味もおいしく、いろいろなお料理で使うことができる便利なチーズ。スーパーなどでも手に入れることができますよ。
また、今回は市販のベシャメルソースを使用しましたが、作ることも可能です。
- 【ベシャメルソースの材料】
- 牛乳:400ml
- バター:40g
- 小麦粉:40g •
- ナツメグ:少々
鍋にバターを溶かし、小麦粉を炒めます。牛乳を少しずつ加え、ダマにならないように気をつけながら混ぜましょう。とろみがついてきたら、塩、ナツメグを入れてできあがりです。
朝食やブランチにぴったりのクロックムッシュ
難しそうに見えて、意外と簡単なクロックムッシュ。サラダやラペを添えれば立派なカフェ風モーニングになります。目玉焼きを乗せれば、さらにボリューム満点なクロック・マダムにも。
ちなみに、クロックムッシュの名前の由来は、Croquer の「カリカリと食べる」という意味からきているとか。ちょっと焦げたクロックムッシュをカリカリとかじれば、気分はもうパリジェンヌ!?
濃厚でコクがあるので、白ワインなどとも相性◎。朝食にブランチに、いろいろなシーンで使えるトーストレシピです。
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