2019年11月1日にオープンした渋谷スクランブルスクエア。渋谷上空約230mの景色を望める展望施設「SHIBUYA SKY(渋谷スカイ)」や地下2階から14階まで飲食やファッションなど個性豊かなショップが顔を揃えており、話題を集めています。
今回は、その渋谷スクランブルスクエアで楽しめるパン情報をお届け。5つのお店のパンを紹介します!
『キムラミルク』の「渋谷あんぱん」と「ミルクセーキ」
渋谷駅から直結の渋谷スクランブルスクエア。地下鉄の改札を出ると、入口が見えてきます。まずは、お惣菜やさまざまなグルメが揃うB2Fの東急フードショーエッジのお店から巡っていきます。
『キムラミルク』は、創業150年を迎えるあんぱんの老舗『木村屋總本店』が手がけるお店。伝統の技術で作り上げるあんぱんと、牧場から直送した厳選された牛乳を組み合わせていて、「あんぱんと牛乳のやさしさをかわいらしく楽しむ」がコンセプトだそう。
あんぱん、メロンパン、お惣菜パンなどさまざまなパンが並ぶなか、一番人気は限定の「渋谷あんぱん」。こしあんとしろあんをホイップすることで、口どけのよい柔らかな餡に仕上げているそう!
桜の塩漬けがちょうどよいアクセントに。滑らかな口当たりで上品な甘さが口いっぱいに広がります。
こちらも人気の「みつ姫安納芋あんぱん」。しっとりほくほくの餡で、皮付きの安納芋の角切りも混ぜ込んであり、食感も楽しい1品。デニッシュ生地で焼きそばを包み、焼き上げた「四角い焼きそばパン」。焼きそばパンと言えばコッペパンのイメージですが、デニッシュ生地との相性も抜群!かつお節パウダーがおいしさを引き立てているそう。
また、『キムラミルク』は、こだわりの牛乳を使用したミルクセーキやバナナミルクセーキ、カフェ・ラテなどドリンクメニューも豊富。
ミルクセーキには、なんとわらび餅が入っているんです!わらび餅は0キロカロリー、そしてミルクセーキには糖の吸収が緩やかな素焚糖(すだきとう)を使用した、身体にやさしいミルクセーキ。やさしい甘みともちもちとしたわらび餅の食感を、ぜひ体験してみてくださいね。
- ■お店情報
- キムラミルク
- 場所:渋谷スクランブルスクエアショップ&レストランB2F 東急フードショーエッジ内
- 営業時間:10:00〜21:00
- 電話番号:03-6427-5401
- https://www.kimuraya-sohonten.co.jp/
『メゾン・イチ』の「ぷるぷる生プルマン」
『メゾン・イチ』といえば、以前PARIS magでもご紹介した、フランスの食文化を再現する代官山で人気のブーランジェリー。今回、渋谷スクランブルスクエアに登場!
特徴は、選りすぐった小麦粉をパンの種類ごとに使いわけ低温長時間発酵させたもちもち食感のベーカリー!そして、自慢のフレンデリも充実しており、モーニングやランチはもちろん、「食卓にもう1品欲しい」というときにもうれしいメニューがずらりと並んでいます。
人気は「ぷるぷる生プルマン」という生食パン!『メゾン・イチ』の姉妹店でもある『パネッテリア・アリエッタ』の看板メニューであり、こちらの店舗や『メゾン・イチ』の系列店で購入することができます。
選りすぐりの小麦粉をブレンドし、長時間低温熟成発酵させ、たっぷりの生クリームを使用したこだわりいっぱいの生食パン。“とろける口どけ”なのだとか!
おすすめの食べ方を伺うと、「1日目は生食で、パンの甘みと柔らかさをお楽しみください。2日目はトーストで、サクサクの食感をお楽しみください。トーストすることで、さらに甘みが際立ちます」とのこと。
そのまま食べてみると、“とろける口どけ”の意味が理解できます。ふんわりと柔らかく、しっかりとした甘みが口いっぱいに広がります。
もう1品、おすすめの「ブルーベリーフロマージュ」も紹介したいと思います。
パン生地は柔らかくしっとり。生地にブルーベリーを練り込んで焼き上げることで、大粒のブルーベリーの食感も◎!パンと馴染むものをと選んだクリームチーズは、パンとの一体感が絶妙です。たっぷりとクリームチーズが入っているのに全く重くなく、ペロリと食べてしまいました。
- ■お店情報
- メゾン・イチ
- 場所:渋谷スクランブルスクエア ショップ&レストランB2F 東急フードショーエッジ内
- 営業時間:10:00〜21:00
- 電話番号:03-6427-5140
- http://daikanyama-maisonichi.com/
『ティエリー マルクス ラ ブーランジェリー』の「ブレッドマキ」
『ティエリー マルクス ラ ブーランジェリー』は、パリで人気のブーランジェリーです。ミシュランガイドで5回、星を獲得しており「星の請負人」と称されるフレンチシェフ、ティエリー・マルクス氏が手掛ける料理とパンの双方の魅力を詰め込んだ、クラシックとモダンが融合したお店。ブーランジェリーの形態としては、渋谷スクランブルスクエアが日本初出店なのだそう!
「伝統と革新」をテーマに、フランスの伝統的な味と日本のエッセンスの融合に挑戦した革新的なパンを発信しており、今回ご紹介する「ブレッドマキ」もその1つ。
日本好きというティエリー・マルクス氏が、巻き寿司からインスピレーションを受けて誕生したのが「ブレッドマキ」。新しい形のロールサンドです!
種類は「ブレッドマキ クロモン」「ブレッドマキ サンジェルマン」「ブレッドマキ トヨス」の3種類。さっそくいただいてみることに。
こちらは、「ブレッドマキ クロモン」。クリームチーズにスモークサーモン、さらに、たくあんと大葉という和のアクセントを効かせた1品。
パンはこんがりとトーストし、その後、具材と一緒に巻き簾で巻いています。そのひと手間があることでパンはしっとりと柔らかになり、すっと溶けるような口どけの良さと歯ざわりで、具材と一緒になったときの一体感がたまらなくおいしいんです!
ジャンボンブラン(豚ももの茹でハム)やコンテチーズ、さらにチーズ入りのベシャメルソースを合わせた「ブレッドマキ サンジェルマン」や、豆腐と白胡麻のフィリング、バジルが効いたクリームチーズ入りツナサラダを合わせた「ブレッドマキ トヨス」も、ティエリー・マルクス氏ならではのエッセンスがぎゅっと詰まったメニュー。1箱に3ロール入っているので、小腹が空いたときや差し入れにも◎。
また、お店1番人気の「ブリオッシュ フィユテ」もお忘れなく。ユニークなパッケージは、ティエリー・マルクス氏の横顔のシルエットなんです。
直径が約10センチ、高さは約20センチと大きなブリオッシュ!北海道産小麦はるきらり、甘みが強く味の濃い那須御養卵、そしてオリジナルの発酵バターを使用した「ブリオッシュ フィユテ」。ティエリー・マルクス氏による厳選した素材選びと独自の製法にこだわって生み出したオリジナルのパンです。
おすすめの食べ方は、縦に割りまずはそのまま。表面はサクッと中はふんわりとした食感です。軽くトーストすると発酵バターの香りがさらに広がって、また違った味わいを楽しめるそうです!手土産として持っていけば喜ばれること間違いなしですね。
- ■お店情報
- ティエリー マルクス ラ ブーランジェリー
- 場所:渋谷スクランブルスクエア ショップ&レストランB2F 東急フードショーエッジ内
- 営業時間:10:00〜21:00
- 電話番号:03-6450-5641
- https://thierrymarxbakery.jp/
『ベーカリー サンチノ』の「しっとり食感」の米粉パン
続いてやってきたのは1Fのecute EDITION。パティスリーや和菓子などのスイーツ、手土産にもおすすめなユニークな商品が並ぶフロアです。
『ベーカリー サンチノ』の店名には、「産地の」「だれだれさんちの」という意味が込められていて、原材料の産地にこだわり、独自の製法でパン作りをしています。お店の一番のウリは、「米粉の特徴である『しっとり食感』を100%引き出しているベーカリー」ということ!
お店では、米粉を用いたさまざまなパンを楽しむことができます。その中でも人気というのが、「コシヒカリ“生”食パン」。
新潟県佐渡島のコシヒカリと熊本県産のお米を独自の配合で贅沢にブレンドして使用した「コシヒカリ“生”食パン」。米粉は、小麦粉に比べて吸水力が高いのでしっとりとした食感に仕上がるのだそう!小麦粉で作るパンとは、ちょっと違う甘みや食感、舌触りなど米粉ならではの特徴を味わえる食パンです。
また、1月6日〜1月26日まで販売の期間限定のパンもご紹介します。木苺を使った新商品です!
「手作りジャム×コシヒカリクロワッサン」は、その名の通り、米粉で作ったクロワッサン!噛めば噛むほど、もっちりとした食感が口の中に広がります。
これまで食べてきたどんなクロワッサンとも違う、もっちりそしてしっとりとした食感をぜひ体験してみてください!
こちらは、もっちりとした米粉のパンに濃厚なクリームと甘酸っぱいジャムの相性が抜群の「米粉パン×木苺×ジャム&ミルク」。ピンク色も華やかで、ついつい写真に撮りたくなる1品です。どちらも期間限定なので、お早めに。
米粉のパンは、もちっとしているのに歯切れがよく、すっと溶けていく不思議な食感です。それでいて食べ応えもしっかりあって大満足!
- ■お店情報
- ベーカリー サンチノ
- 場所:渋谷スクランブルスクエア ショップ&レストラン1F ecute EDITION内
- 営業時間:10:00〜21:00
- 電話番号:03-5774-5077
時間帯でお店が変わる!『なんとかプレッソ2』
最後にご紹介するのは、『なんとかプレッソ2』。2Fの渋谷ストリーム側の出入口に隣接していて、通勤の行き帰りでも立ち寄りやすい場所にあります。
なんと時間帯によって、店名、空間、商品が“七色に変化する”お店です!
さっそく、時間帯によって変わる3つのお店とメニューをご紹介します。
・ぱんつくった(10時〜)
「パンツクッタコトアル?」という、子どもの頃に一度はつぶやいたことのある懐かしいフレーズをそのままお店にしたという『ぱんつくった』。
『ぱんつくった』のフルーツのオープンサンドは、名前の通りパンツを型どった個性的なオープンサンドです。見て楽しい、食べておいしい1品!
フルーツのオープンサンドとパンツが同じ柄になっているのも、こだわりの1つ。パンとパンツというまったく違うジャンルの2つが、言葉によってつながり、思わずクスッと笑いを誘います。
・ニクヨーカー(13時〜)
『ニクヨーカー』は、“肉を使わないホットドッグ”のお店。「『都市と肉欲』をテーマに、健康志向の現代パーソンの“肉欲”を満たす、ニュータイプのホットドッグブランドです」とのこと!
第1弾として、「畑の肉」「海の肉」「森の肉」「果の肉」の4種類をラインナップ。一体どんなホットドックなのでしょう?
「畑の肉」は、名前の通り「畑の肉」と言われる大豆で作ったお豆腐とじゃがいもを中心に、ペースト感を楽しむホットドッグ。新感覚のなめらかな食感を楽しむことができますよ。「海の肉」は、タコをメインとしたシーフードを使ったソーセージ(肉は不使用)と、その周りにたっぷりのエビをのせたホットドッグ。プリっとしたエビの食感とさっぱりな味わいなのに満足感もしっかりの1品です!
ナッツやキノコなどの森のめぐみを、野菜や味噌と練りこむことで「肉っぽさ」を演出したという「森の肉」。ソーセージの代わりにバナナを豪快にドーンとのせた「果の肉」。さらにイチゴとコンフレークをのせて外さない組み合わせに!
どれもお肉を使っていないのに、食べ応え十分なメニューばかり。ごはんはヘルシーにしたいけれど、しっかり食べたいという人にぴったりです。
・パンも飛べるはず(17時〜)
『パンも飛べるはず』は、会社帰りや買い物帰りに寄りたくなるような“夜のパン屋さん”。
メニューは、「焼くだけ」で食べられるちょっと贅沢なトーストなど、「あしたの朝が楽しみになるようなパン」が並んでいます。
そのまま温めるだけで完成する「鮭ときのこ」。仕事帰りの夜ごはんや、時間がかけられない朝ごはんにうれしいメニュー!
また、『なんとかプレッソ2』は、ラテのメニューが豊富!「カフェで多くのひとが飲むのは、実はエスプレッソよりもラテである」という気づきからさまざまなラテメニューを用意したのだそうです。
ベーシックな「なんとかラテ」をはじめ、ミルク感のある「みるくめラテ」、香りを楽しむ「かおるラテ」、塩がテーマの「そるてぃーラテ」、チーズがテーマの「ちーずぃラテ」などユニークなラインナップ!普段、カフェラテ一択という人も、いろいろなラテを試してみたくなるはず。
今回ご紹介した3店に加え、時間帯によって変化していくお店は、今後も増えていくとのこと!どんなお店が登場するのか楽しみです。
- ■お店情報
- なんとかプレッソ2
- 場所:渋谷スクランブルスクエア ショップ&レストラン2F 渋谷ストリーム側出入口横
- 営業時間:10:00~21:00(イートインのみ L.O:20:30)
- 電話番号:03-6427-3574
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『渋谷スクランブルスクエア』で見つけたパンのお店をご紹介しました。気になるお店やパンは見つかりましたか?普段の食卓に食べたいパン、手土産にしたいパン、朝ごはんにしたいパン…など、その日の気分にマッチするお店にきっと出会えるはず。ぜひパン巡りを楽しんでみてくださいね。
- ■取材協力
- 渋谷スクランブルスクエア|https://www.shibuya-scramble-square.com/
※記事の内容は取材当時のものです。 最新の情報は、お店のHP、SNSなどをご確認ください。
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