シンプルで上質なライフスタイルを提案するWEBマガジン “パリマグ”
  • HOME
  • BREAD
  • 銅板で焼き上げる『カフェアリヤ』の究極のフレンチトースト

BREAD

銅板で焼き上げる『カフェアリヤ』の究極のフレンチトースト

Pocket

銅板で焼き上げる『カフェアリヤ』の究極のフレンチトースト

こんがり焼けたパンにバターの香り、メープルシロップをたっぷりかけて…。想像するだけで幸せな気持ちにさせてくれる食べ物、フレンチトースト。

今回、究極においしいフレンチトーストが食べたい!と訪れたのは新宿3丁目。なんと30年以上も前からフレンチトースト作り続けている老舗のお店。

『Cafe AALIYA(カフェ アリヤ)』の外観

ひっそりと、でも確かにその存在感を持ってたたずむ『Cafe AALIYA(カフェ アリヤ)』。入口はシンプルで、ちょっぴり隠れ家のような雰囲気も感じられます。

『Cafe AALIYA(カフェ アリヤ)』の入り口の階段

階段を降りて、地下1階へ。

『Cafe AALIYA(カフェ アリヤ)』オーナーの山本さん

オーナーの山本さんにお店のこと、フレンチトーストのこだわりについてお話を伺いました。

 

バランスが大事。時代を超えて人気のフレンチトースト

山本さんが『Cafe AALIYA』を始めたのは今から約40年前。当時は喫茶店ブームで、この周辺はいわゆる喫茶店がものすごくたくさんあったのだそうです。もともと山本さんの先先代がこの場所で暮らし、飲食店を営み、先代のときに賃貸業へ変わり、さまざまな契機が重なり山本さんの代で再び飲食店としてスタート。山本さんにとっても、長い歴史のある地なのです。

『Cafe AALIYA(カフェ アリヤ)』

オープン当時から中心メニューに据えていたのが「フレンチトースト」。

「その当時は、今のように特徴がある喫茶店というのがなくて、どこも同じようなメニューのお店ばかりでした。そこで、他ではやっていないことをやりたいと思ったんです。『ホットケーキを出しているお店はたくさんあるし、そうじゃないもので、ケーキとも違う甘いもの…』と考えたときに、フレンチトーストにすることに決めたんです」と山本さん。

当時は『Cafe AALIYA』の他に、フレンチトーストをやっているお店はほとんどなかったのだそう。それが話題を呼び、人気店に。今も30年前のレシピをベースに一番おいしい味を追求、究極のフレンチトーストを作り続けています。

『Cafe AALIYA(カフェ アリヤ)』オーナーの山本さん

昔も今も変わらぬレシピだと話す山本さんですが、一番大事なのは“バランス”だと言います。

「パンケーキにしてもフレンチトーストにしても、今ではいろいろなお店がやっていて、それぞれ微妙に味が違っています。でも、パンと砂糖と牛乳という基本的な作り方は変わらないんですよね。ちょっとした分量の差だったり、配分の違いだったりで変わってきます。だからこそ、そのバランスが一番大事になってくるんですよ。時間を費やして何度も試行錯誤ながら『ここが一番おいしいバランスだ!』と思うものを作っています。今のフレンチトーストは、自信をもってベストと言えるフレンチトーストです」。

『Cafe AALIYA(カフェ アリヤ)』のフレンチトーストのメニュー

フレンチトーストで使用する食パンは、選ぶ食パンによって食感が全く変わるのだそうです。「一番合うものを」と、考えてさまざまな種類を試してきたと言います。『パンの特徴は、コシがしっかりしていて、アパレイユに漬けても柔らかくなりすぎず、しっかりしているパンだそうです。

「中の白いパンが少し残るくらいで、柔らかいのにくずれず、食感もあるので飽きずに食べていただけると思います」と山本さん。

『Cafe AALIYA(カフェ アリヤ)』の銅板で焼き上げるフレンチトースト

約20食を1度に焼けるという大きな銅板を使い、絶妙な焼き加減でこんがり焼き上げるフレンチトースト。銅板と鉄板では焼いたときの違いが歴然なのだとか!鉄板で焼くと、熱の伝導率が悪く、表面だけがすごく焦げてパサパサで中は火が通ってない、なんてこともあるそうですが、銅板は早く中までしっかり火が通るので、水分を飛ばさずにふっくらしっとりと仕上がるのだそうです。

 

名物・フレンチトーストを堪能!

さっそくオーダーしたのは、お店の顔とも言える「シナモンフルーツ」のフレンチトースト。

『Cafe AALIYA(カフェ アリヤ)』の「シナモンフルーツ」のフレンチトースト

かなりの厚みがあるフレンチトースト。食パンを1本(3斤)で仕入れ、自社で10枚にスライスしているので、4枚切り(3斤で12枚)よりも厚みがあるんです!

まずはなにもつけずにひと口。フレンチトースト自体にも甘みがあり、そしてなんと表現したらよいかわからないほどふわふわで、とろっとしていて、でも中にはしっかりとパンの食感も残っていて…。山本さんの「ベスト」という言葉に思わず納得です。

『Cafe AALIYA(カフェ アリヤ)』の「シナモンフルーツ」のフレンチトースト

「この『シナモンフルーツ』はうちのオリジナルです。ホイップに紅茶で煮込んだドライフルーツをのせています。定番のメープルソースのフレンチトーストも人気です。ソースは、メープルフレーバーではなく、カナダ産のピュアメープルを使用しています」と山本さんが教えてくれました。

はじめて味わう「シナモンフルーツ」。ちょっぴりドキドキしながら、フレンチトーストといただくともう絶品…!ほっぺたが落ちるとは、このことではないでしょうか。

『Cafe AALIYA(カフェ アリヤ)』の季節限定のフレンチトースト

もう1つ、期間限定の「マンダリンオレンジのソルベ〜キャラメルオレンジソース〜」もオーダー。

『Cafe AALIYA(カフェ アリヤ)』の季節限定のフレンチトースト

実はこのオレンジソルベも自家製!フレッシュなオレンジの香りが口いっぱいに広がります。ひんやり冷たいソルベが暑い季節にもぴったりなメニュー。今後も季節によって期間限定メニューが登場するそう。気になる方はお店のTwitter(@cafeaaliya)をチェックです!

 

オーナーこだわりのコーヒーに紅茶

おいしいフレンチトーストの追求はもちろん、『Cafe AALIYA』では、山本さんがセレクトするこだわりのコーヒー、紅茶をいただくことができます。

『Cafe AALIYA(カフェ アリヤ)』の特選ストレートコーヒー

こちらは、特選ストレートコーヒー。

サイフォンで1杯1杯抽出するコーヒー

サイフォンで1杯1杯抽出することで、キメが細かいコーヒーに仕上がるそう。カウンターに座られたお客さんは、じーっとその様子に夢中になってしまうのだとか。

『Cafe AALIYA(カフェ アリヤ)』のドリンクメニューは豊富豊富なドリンクメニュー

紅茶は、月替りのストレートティー特選のほか、12星座をイメージしたフレーバーティー、ロシアのアイスルシアンティー、シベリアンアイスティーなど、めずらしいメニューも!

『Cafe AALIYA(カフェ アリヤ)』の特選ストレートティー

今回オーダーしたのは、特選ストレートティー。茶葉にもかなりのこだわりがあるそう。

「グレードの高い茶葉を仕入れています。味が全然違いますよ!苦味やえぐみが一切なくてさらっと飲めておいしいんですよ」と山本さん。

『Cafe AALIYA(カフェ アリヤ)』の内観

10時から22時のラストオーダーまで、どの時間帯でもフレンチトーストを注文することができます。週末は、海外から観光でやってくるお客さんで開店と同時に席がいっぱいになることもあるほど!予約はできないそうですが、ご安心を。『Cafe AALIYA』は、フレンチトーストをこれまで1度も切らしたことがありません。せっかく来てくれるお客さんをがっかりさせたくないと、フレンチトーストは絶対に切らさぬよう多めに仕込むのだそう。

『Cafe AALIYA(カフェ アリヤ)』のフレンチトースト

「家庭ではなかなか味わえないものを楽しんでもらいたい」と山本さん。絶品フレンチトーストも一緒にいただくコーヒーや紅茶も。まさに『Cafe AALIYA』に訪れないと味わうことのできない味!ちょっと小腹が空いたときに、ランチに、お酒と一緒になど、きっとさまざまなシーンで、幸せを与えてくれるはずです。

 

  • ■お店情報
  • Cafe AALIYA(カフェ アリヤ)
  • 住所:東京都新宿区新宿3-1-17 山本ビルB1F
  • TEL:03−3354−1034
  • 営業時間: 10:00〜22:30(L.O 22:00)、[金]10:00〜23:00(L.O 22:30)
  • 定休日: なし
  • ※予約不可

※記事の内容は取材当時のものです。 最新の情報は、お店のHP、SNSなどをご確認ください。

 

■一緒に読みたい記事

家事問屋の「フレンチバット」でもっと楽しくなるフレンチトースト!

中はとろーり、外はカリッ!神楽坂『SHIMADA CAFE』の絶品フレンチトースト

1日に何度も訪れたい。新宿『ラ・バゲット』で知るフランスパンの楽しみ

16949
銅板で焼き上げる『カフェアリヤ』の究極のフレンチトースト

この記事が気に入ったら
いいね!してね

PAGE TOP