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    レモンにあんこ、そして玉ねぎ!?個性豊かな絶品ジャム6選

    パンのお供といえば、やっぱりジャムやペースト。定番のフルーツ系だけでなく、最近はさまざまな種類のものが登場していますね。今回は、そんなジャムやペーストの中から、編集部が気になる6選をお届けしたいと思います。

     

    鎌倉のジャムと焼菓子の店『ロミ・ユニ コンフィチュール』

    鎌倉にある『Romi-Unie Confiture(ロミ・ユニ コンフィチュール)』は、菓子研究家のいがらしろみさんが2004年にはじめたジャムと焼菓子のお店です。常時40種類ほどのジャムが並び、四季の変化に伴いほとんどのメニューが入れ替わるのだそう。

    鎌倉のお店に併設されたアトリエで丁寧に作られるジャム。学芸大学にある姉妹店・焼菓子とジャムの店『Maison romi-unie(メゾン ロミ・ユニ)』でもセレクトされた種類を購入することができます。

    オーナーのいがらしさんはもともとフランスでお菓子を学んだということで、“お菓子みたいなジャム”というのがこのお店のテーマになっています。フルーツ単体だけではなく、キルシュなどのお菓子に使う洋酒を使ったり、ミントやラベンダーなどのハーブを使ったりと、ユニークな組み合わせが楽しめます。

    写真は80g

    「Merci(ありがとう)」や「Cache-Cache(かくれんぼ)」など、ジャムの名前はすべてフランス語!名前で選んだり、ネーミングの由来を想像しながら選んだりするのも楽しいです。

    メインのジャムは80g入りで、やや小ぶりなサイズ。これは「冷蔵庫に空いたジャムの瓶がたくさん並んでいて、だめになっちゃうのは悲しい」という思いから、早めに食べ切れる量をメインサイズにして作っているのだそう。

    そのほかに、1番小さなサイズである30gのジャムが12種類入った「ロミ・ユニ パレット」という商品や、家族みんなで楽しめるたっぷりサイズの190g入りもあります。季節の旬を味わうお菓子のようなジャムをぜひお試しくださいね。

    ▶︎鎌倉のジャム専門店『ロミ・ユニ コンフィチュール』の旬を味わうジャム

     

     

     

    瀬戸田のパティスリー『島ごころ』のレモンジャム

    広島県尾道市瀬戸田にあるパティスリー『島ごころ SETODA』。「瀬戸田産レモンとお菓子の力で元気にしたい!」というオーナーの想いから、瀬戸田産レモンを使ったお菓子やケーキを作っています。

    瀬戸田レモンジャム島ごころ

    ケーキも気になる中、今回紹介するのは『島ごころ SETODA』が作るジャム。レモンの果皮と果肉を使い分けた3種類のジャムは、100%国産の瀬戸田産レモンを使用し、無添加で手作りしています。

    「瀬戸田レモンジャム島ごころ」に使用しているのは、瀬戸田町の約200軒だけが作る瀬戸田産レモン。化学合成農薬や化学肥料の使用量を50%以下に押さえた瀬戸田産レモンだからこそ、皮まで安心して食べられるのだそうです。

    瀬戸田レモンジャム島ごころ

    人気No.1だという「レモンジャム」。レモンの旨味を表現するために、果肉部分だけを使用して作ったジャムです。おすすめはパンに塗ってから焼く「焼きジャム」だそう!

    瀬戸田レモンコンフィ島ごころ

    続いては「レモンコンフィ」。皮まで食べられる瀬戸田産レモンだからこそ実現できる安心、安全のコンフィです。刻んだレモン果皮と砂糖を煮詰めて作っていて、ジャムというよりもまるでゼリーのような仕上がり。レモンに含まれる自然のペクチンを利用することで、この独特のゼリー感を表現しているのだそう!

    パンはもちろん、ヨーグルトのトッピングとしても◎。レモンの皮の食感&ほろ苦さが絶妙です。「レモンコンフィ」は、モンドセレクション金賞を受賞した『島ごころ』の銘菓「レモンケーキ」にも使用されています。

    瀬戸田レモンシロップ島ごころ

    レモンの皮から香り成分を抽出して作られている「レモンシロップ」は、飲んで楽しむジャム。お湯で割ったり、紅茶に加えるとより一層レモンの香りが楽しめるとのことで、今回は紅茶にひとさじ加えてレモンティーにしました。レモンの爽やかな酸味と、やさしいほのかな甘みがおいしい!

    実はこの「レモンシロップ」は、旬の2月〜4月の間に収穫したレモンでしか作ることのできない希少なジャムなのだとか。お手軽にワンランク上のレモンティーが楽しめちゃいます。

     

     

    わくわくする遊び心がつまった『you-ichi』のセパレートジャム

    円錐形のボトルとツートンカラーで、思わず「かわいい!」と手に取りたくなるこちらは、“遊び”をテーマにしたユニークなフードアイテムを作っている広島の『you-ichi(ユーイチ)』のジャムです。

    「日常の中で楽しんでいただけるよう、カラーバリエーションと素材や香りの組み合わせにこだわって作っています。“遊び”をテーマにしているので、日々の中でちょっとワクワクするスイッチのように使用していただき、食のシーンが誰かとのコミュニケーションの場になればうれしいですね」と代表のサガワユーイチさん。

    ピスタチオ/ラズベリー jam(セパレート)

    『you-ichi』のジャムで特徴的なのが、ツートンカラーが印象的なセパレートというタイプのジャム。

    こちらは人気No.1の「ピスタチオ/ラズベリー」です。ピスタチオのグリーンとラズベリーのレッドのコントラストがきれい!濃厚なピスタチオのミルクジャムの上に、爽やかな酸味の木苺のフルーツジャムを重ねており、見た目だけじゃなく味の組み合わせも考えられています。

    ジャムの組み合わせは、トレンドカラーやファッションなどからもインスピレーションを受けて、テーブルの上でアクセントになるように考えられているのだそう!

    パンに塗るのはもちろん、パンケーキやアイスクリームスコーンと合わせてもGOOD。バニラアイスに添えていただきました!木苺の種のプチプチとした食感とピスタチオの濃厚さが楽しいジャムです。

    「ピスタチオ/ラズベリー」は定番商品ということで、通年作っているそうですが、ほかのラインナップは季節ごとに新作が登場しています。

    ストロベリーバルサミコ/アーモンドマスカルポーネ jam(セパレート)

    こちらは春の新作ジャム「ストロベリーバルサミコ/アーモンドマスカルポーネ」です。アーモンドペーストとマスカルポーネチーズが入った濃厚なミルクジャムの上に、甘酸っぱいストロベリーとバルサミコのジャムを重ねています。淡いミルク色と鮮やかなレッドで色合いも春らしさ満点!

    いちごの果肉は大きめで果実感たっぷり。ミルクジャムは、アーモンドペーストのコクとほのかに感じるマスカルポーネチーズが美味。濃厚なミルクジャムと甘酸っぱいベリーのジャムが抜群に合います!2層を一緒に食べるとこれだけでもうスイーツのよう。

    みかんカルダモン jam(シングル)

    瓶を開けるとふわっと柑橘香るこちらは「みかんカルダモン」のジャム。英国の「マーマレードアワード2017」でGOLD(金賞)を受賞しています。スパイスのカルダモンの粒がそのまま入っていてます。カルダモンの爽やかな香りとやさしい甘みのみかんのジャムは、フレッシュチーズや生ハムと合わせたり、肉料理のソースやドレッシングにしたり、お料理にアレンジしても楽しむことができます。ひとつのジャムからいろんな食の想像が膨らみます。

    オンラインショップをはじめ、イベントへの出展もあるので見つけた際は、ぜひチェックしてみてくださいね。

     

    • ■お店情報
    • you-ichi
    • オンラインショップ|https://youichi.theshop.jp/
    • <ジャム取扱い先>
      ・広島三越 (広島市中区)
      ・Daniel&Co. (広島市西区 LECT内)
      ・広島市現代美術館 (広島市南区)
    • <イベント出展情報>
    • 〈3/15-4/15まで〉DEAN&DELUCA でのJAMの企画
    • 〈5/9-5/15まで〉新宿伊勢丹 プラドエピスリーにてプロモーション

     

    フレンチシェフが作るごちそう「玉ねぎの塩ジャム」

    ジャムと聞くと、果物をイメージしがちですが、続いてご紹介するのは玉ねぎが主役のジャムです。

    熊本のカジュアルフレンチレストラン『CHOCOLAT Café Bistrot(ショコラ カフェビストロ)』のシェフが作る「玉ねぎの塩ジャム」は、「ふるさとの熊本に恩返しをしたい」という思いから開発されたオリジナルジャム。

    主役の玉ねぎは、熊本県山鹿市の米農家・宮下さんが農薬を一切使わず手間ひまかけて育てたもの。月のリズムを利用した種まきや、生育に合わせて海水で水まきをするなど自然にならった栽培方法が特徴で、ミネラルたっぷりの玉ねぎなのだそう!

    味の決め手となるのは天日塩。イルカが定住するほど豊かな海がある熊本県天草市の『ふくだ塩工房』のものを使用しています。汲み上げた海水を、約1ヶ月かけて太陽の力だけで水分を蒸発させて作る天日塩です。

    そしてもうひとつのこだわり素材は、熊本県水俣市で昔ながらの麹づくりに取り組む『緒方こうじ屋』の甘酒。もち米をつぶさぬように丁寧に混ぜ合わせて作られた、さらっとした食感と果汁のような香り、まろやかな甘みが特徴です。

    この熊本産のこだわり素材3つを使い、完成したのが「玉ねぎの塩ジャム」なのです。まずはそのままひと口食べてみると、玉ねぎのシャリシャリとした食感に驚き!そしてやさしい甘みと素材の旨みが口いっぱいに広がります。

    シンプルにバゲットにのせていただきました。ワインとの相性も抜群なので、これからの季節、アペロにもぴったりのごちそうジャムです。ハンバーグなどのお肉料理や魚料理のソースにしたり、調味料と合わせてサラダのドレッシングや料理の隠し味にしたり、なんとアイスクリームのトッピングとしてもおいしいのだそう!さまざまなシーンでおいしく活躍してくれますよ。

     

     

    『トラヤカフェ・あんスタンド』のあんペースト

    『トラヤカフェ・あんスタンド』新宿店

    続いては、『TORAYA CAFÉ・AN STAND(トラヤカフェ・あんスタンド)』の「あんペースト」を紹介します。

    「あんペースト(こしあん)」

    「あんペースト」は、老舗の和菓子屋である『とらや』のあんと相性の良い素材を合わせ、丁寧に煉りあげた使いやすいペースト。定番の種類は、こしあん、小倉あん、白ごまきな粉の3種類。

    『トラヤカフェ・あんスタンド』新宿店で販売されている「あんペースト」を使った「あんトースト」

    パンに塗るほか、アイスやさつまいもにトッピングしても◎。お汁粉にアレンジすることもできちゃいます。「あんペースト」があれば、いつでもお家で本格味のあんを気軽に楽しめるんです。

    あんペースト(白ごまときな粉)

    こちらの白い「あんペースト」は、白ごまときな粉。通常、白あんは白いんげん豆を使うことが多いそうですが、「あんペースト」の白あんでは白小豆(しろあずき)を使用しています。白小豆を使うことで、後味がすっきりし、軽やかな味わいになるのだそう。

    クラッカーやビスケットと一緒に食べたり、調味料の隠し味に入れたりしてもおいしいですよ。和菓子のイメージがあるあんですが、「あんペースト」があれば新しいあんの味わいを体験できるはずです。

    ▶︎“あん”をもっと気軽に楽しむ!『トラヤカフェ・あんスタンド』

     

    • ■お店情報
    • 『TORAYA CAFÉ・AN STAND(トラヤカフェ・あんスタンド)』新宿店
    • オンラインショップ|https://www.toraya-group.co.jp/onlineshop/search/?brand_type=2
    • 住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷5-24-55 NEWoMan新宿2F
    • TEL:03-6273-1073
    • 営業時間:[月〜金]10:00〜22:00、[土・日・祝]10:00〜21:30
    • 定休日:年中無休(NEWoMan休業日に準ずる)

     

     

    ハッピーナッツデイの「ピーナッツバター」

    最後にご紹介するのは濃厚でクリーミーなピーナッツバターです。

    千葉県九十九里浜沿岸にあるピーナッツ畑から誕生したピーナッツバターブランド『HAPPY NUTS DAY(ハッピーナッツデイ)』。材料は、落花生、てんさい糖、塩の3つだけ。千葉県産の落花生に九十九里産の海塩、北海道産のてんさい糖と、すべて国産のものを使用しています。

    ピーナッツバター 粒あり(S/110g)

    ピーナッツバターは、「粒あり」と「粒なし」の2タイプあります。ザクザクとした落花生の粒感を味わいたいなら「粒あり」がおすすめ。なめらかなテクスチャーの「粒なし」は料理やスイーツの調味料としても◎。

    サイズはXS/28g・S/110g・M/240gの3種類から選べるのもうれしいポイント。贈り物にもぴったりです。

    『ピーナッツバターの本』(誠文堂新光社)より

    また、『ハッピーナッツデイ』がピーナッツバターを使ったアレンジレシピを紹介している『ピーナッツバターの本』では、パンに塗るだけではないピーナッツバターの魅力を教えてくれます。「海老のココナッツミルク煮」や「蓮根と人参のきんぴら」など個性豊かなレシピが紹介されています。

    「どんな風にピーナッツバターを使おうかな?」と、考えるだけでわくわくしてきませんか?ちょっとひと工夫するだけで、日々の食卓がいつもより楽しくなりそうです。

    ▶︎パンに塗るだけじゃない!毎日の食卓をハッピーにする『ピーナッツバターの本』

     

     

    個性的なジャムやペーストの小さな瓶の中には、作り手のこだわりがぎゅっと込められています。ひとつのジャムが、毎日の食事をもっと素敵にしてくれるはず。パンと一緒に、そしていろいろな食材と組み合わせたり、料理にアレンジしたりして楽しんでみてくださいね。

     

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