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    古い町並みと新しい建物が融合!南仏プロヴァンスの中心都市「マルセイユ」へ

    パリとはまた違った雰囲気が楽しいフランスの地方都市。それぞれの地方ごとに建築物や食事の特色もあって魅力的なところばかりです。ベルサイユ、ジヴェルニー、ロワール、ランスなどパリから割と近い、フランスの地方都市をいくつか紹介してきましたが、今回は一気にフランスの南へ!太陽がいっぱいのフランス人にも人気の南仏をご案内したいと思います。

     

    マルセイユはもう春の気候!?

    まずはフランス第2の都市といわれる「Marseille(マルセイユ)」へ。2月のまだまだ真冬真っ盛りの季節とはいえ、年間300日も晴れの日があるというマルセイユはパリと比べたらもう春夏♪同じ国の中にいるとは思えない!昼間は思わずコートを脱いでシャツ1枚になってしまうくらい素敵なお天気の毎日でした。

     

    古い街並みを残しながらモダンな街に変化

    「マルセイユ」はプロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域(つまり南仏全体)の首府になっている大きな都市でありながら、活気ある旧港や下町情緒たっぷりの旧市街などが残る場所。パリからもTGV(フランスの新幹線)に乗って約3時間で着いてしまうとあって、人気の観光地のひとつです。

    さっそく旧港周りをお散歩。漁師たちが毎日漁に出て、採れたての魚を売る魚市場で、活気ある地元マルセイユっ子たちと漁師さんたちのやり取りを間近で見たり。

    その旧港のすぐ北側にある旧市街「パニエ地区(Quartier du Panier)」の路地をぶらぶらしたり…。

    マルセイユは2013年に「欧州文化首都」に選ばれたのをきっかけに、かなり大規模に街全体が整備されていて、歩行者や自転車が歩きやすくなっていたり、新しいミュージアムやショッピングモールができていたり。ここ数年で大きく変わりつつあるのですが、古くてゴチャゴチャ雑然としている場所もそのまま残っており、観光や生活がしやすいように新旧がうまく混ざっているのが魅力。

    古いものを大切にしながらかっこよくモダンにしていくところは変えていく。こういうところが『フランスって本当に上手でセンスを感じるなあ』と思う一面です。

     

    レンタサイクルでマルセイユ散策

    私が前回マルセイユを旅したのは2007年。町全体が整備されていく前だったので、今回はガラリと印象が変わりました。パリの「Vélib’ (ヴェリブ)」と同じレンタサイクルシステムも町中にあり、自転車でも走りやすくなっているので、今回は電動自転車でまわるガイドツアーなんかにも参加してみました。

    以前のコラムで紹介した「プチトラン(観光ミニ列車)」やこういう自転車ツアーは、全く知らない町の規模感や雰囲気を大体把握できるので、とてもおすすめですよ!

     

    新名所!建物がかっこいいMuCEM

    マルセイユが欧州文化都市に選ばれた2013年にオープンした新しいミュージアム「ヨーロッパ地中海文明博物館」、通称「MuCEM(ミュセム)」、もマルセイユの新しい新名所。建物に入るのは無料なので、建築物としての見学場所としても人気のスポットのようです。

    夜はまた丘の上にそびえ立つマルセイユのシンボル「ノートルダム・ドゥ・ラ・ギャルド・バジリカ聖堂」のライトアップを楽しみながら…。

    では、ここで問題です。マルセイユ名物の料理といったらなんでしょう!?そんなマルセイユのおいしい話はまた次回に♪

     

     

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