7月14日はフランスの祝日「革命記念日」。日本でも、最近は「パリ祭」関連のイベントがちらほらと開催されているので、聞いたことがあるという方もいるのではないでしょうか?
パリ祭の本当の名称は?
実は、「パリ祭」と呼ぶのは日本だけ。1933年の映画「巴里祭(原題は「Quatreze Juillet=7月14日という意味)」が公開されてから、日本では「パリ祭」と呼ばれるようになったそうです。
フランスではこの祝日の日のことを映画タイトルと同じく「7月14日」をそのままフランス語読みして「Quatreze Juillet(キャトルズ・ジュイエ)」と呼びます。
パリではとっても重要な大イベント!
日本でも「パリ祭」関連のイベントが色々開催されるということですが、パリの7月14日というと、ほとんどの商店がお休みになるクリスマスやメーデーにつづく大切な祝日。
シャンゼリゼ大通りでは大規模な軍事パレードが催され、そして夜はエッフェル塔でコンサート&花火大会が行われる日なのです。
この軍事パレードのために信号機などもすべて取り払われ、警察、消防、自衛隊などがシャンゼリゼ大通りにずらりと整列し、集まった大勢の見物人の大歓声の中、大統領と騎馬隊が駆け抜けたらパレードのスタート!
凱旋門の後ろからは、トリコロールカラーの煙が大空に広がるという盛大なイベント。
消防車に戦車も大行進
ちなみに、シャンゼリゼ通りの信号機は、数日前から取り払ってしまうので、1日中車と人が行き交うあのシャンゼリゼ大通りが無信号の危ない状態に…。もちろんそんなことはちっとも気にしないのが、ものすごくおフランス的だったりも。
消防車や警察車両だけではなく、テレビの中でしか見ることのない大型戦車などの軍事車両やジェット機などが行進する様子は圧巻。
そして夜は花火大会。日本のように花火大会が夏中至る所であったりはしないフランス。日本すばらしい職人の花火を見慣れている私たちにとってはちょっと物足りない年もありますが…。
あの世界一有名なモニュメント「エッフェル塔」から花火が上がる姿は本当に美しく、なんだかんだ毎年楽しみにしている恒例イベント♪
私はいつもエッフェル塔の見えるテラスがある(うらやましい!)友人のアパルトマンでパーティーをしながら過ごします。
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