パリでは毎月第1日曜日が、多くの美術館で入場無料になる日。それについてはご存知の方も多いのではないでしょうか?さらに、5月からは第1日曜日に新しい楽しみが増えました。シャンゼリゼ大通りが歩行者天国デーになるのです。
パリのホコ天は二酸化炭素削減のため
1日中、1年中、車が絶え間なく走り、渋滞も多いシャンゼリゼ大通り。二酸化炭素の排出量を少しでも減らそうという取り組みで、月に1度、車の乗り入れを禁止する歩行者天国が本格的に始まることになりました!
5月の第1日曜日はメーデーに当たる日だったので、1週間ずれた8日に行われましたが、6月以降は毎月第1日曜日が歩行者天国になるので、ぜひ覚えておいてくださいね。
パリっ子も思い思いに楽しむホコ天
コンコルド広場から、凱旋門手前の区間まで。あのシャンゼリゼ大通りのど真ん中を思い切り歩けるという、とても楽しくて気持ちいいイベントです。
第1回目から大好評で、観光客はもちろんベビーカーを押しながら歩く家族、手をつなぎながら自転車で走るカップルなど地元パリっ子も楽しんでいるようです。
スポーツやダンスなどのイベントも
1回目の5月のときは割とシンプルな歩行者天国だったのですが、6月開催のときにはスポーツ、音楽、ダンスなどあちこちでイベントが開催されていたり、たくさんの食べもの屋台が立ち並び、シャンゼリゼの真ん中に置かれた椅子やテーブルでくつろげるようになっていたり。かなりイベント化された印象でした。
シャンゼリゼ大通り付近に泊まる方は要注意!
ちなみに、シャンゼリゼ大通りを通るバスやタクシーなどももちろん交通規制で完全に通れなくなってしまうため、バス停で途方にくれる人やスーツケースをひきずりながらシャンゼリゼ通りを汗だくになって走る人の姿も結構見かけました。
しかし、やっぱりおフランス。丁寧な説明もなく、代替え手段に関する張り紙もありません。楽しいイベントではありますが、シャンゼリゼ大通り周辺に泊まる場合には、バスやタクシー移動の予定が狂って飛行機に乗り遅れるなんていうことがないように注意が必要そうです。
スペシャルな気分になれるので、パリ旅行の日程が第1日曜日に当たったら、とっておきの散歩道シャンゼリゼ大通りの歩行者天国へぜひお出かけくださいね!
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