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    マリー・アントワネットに思いを馳せて巡るヴェルサイユ宮殿

    前回に引き続き、今回もパリ郊外の人気観光スポット『ヴェルサイユ宮殿』へ。

    先日ご紹介した『ヴェルサイユ宮殿』は、王の居室や礼拝堂、そして有名な「鏡の間」などがあり、豪華絢爛そのものです。そして混雑がすごいというお話をしました。

    それに比べて案外足をのばす方が少ないのが、庭園内にある離宮『プチトリアノン』や『グラントリアノン』。とにかく、広い広い敷地内の奥の方にあるため、宮殿と離宮を往復するだけでも結構歩かなくてはいけません。1日がかりの見学になってしまうのですが、特に春夏などの気候がいい時の『プチトリアノン』は、ぜひ訪れて欲しい非常に美しいおすすめのスポットなのです。

     

    マリー・アントワネットが愛した場所

    『プチトリアノン』はルイ15世が公妾であったポンパドゥール夫人のために建設され、その後ルイ16世によって王妃マリー・アントワネットに与えられた場所。

    田園生活の風景を心から愛したマリー・アントワネット。『プチトリアノン』の庭園に農村に見立てた「王妃の村里」と呼ばれる小集落を作らせ、家畜などを飼い楽しんだと言われています。お気に入りの環境に整えた『プチトリアノン』は、宮殿の中で彼女が最も愛した場所なんだとか。

     

    ベルサイユのばら好きは興奮すること間違いなしのプチトリアノン

    『ヴェルサイユ宮殿』自体はもちろんですが、この『プチトリアノン』と言ったら、漫画『ベルサイユのばら』を読んだことのある人にとっては、とても馴染み深い場所なのではないでしょうか?マリー・アントワネットが愛し、多くの時間を過ごした場所として漫画の中で何度も登場していますもんね!

    私はフランスで生活するようになってから、「歴史的なことをもっともっと知りたい。けれど文字ばかりの歴史の本を読むとすぐに眠くなってしまうので、漫画で!」なんて思い、『ベルサイユのばら』を全巻揃えて読みましたが、観光前や観光後に同じ場所が舞台となっているものを読むのは楽しいですよね!

    「マリー・アントワネットがフェルゼン伯とお忍びで会っていたのはここだったのね…」

    なんて想像しながら、いつも『プチトリアノン』のお散歩を楽しんでいる私です。

    足腰に自信がなくても、宮殿からプチトリアノンまでは列車に乗って移動することができます。ぜひぜひ庭園の奥までお散歩を楽しんでくださいね!

     

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