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    パリの小さなアパルトマン。35㎡を自分らしく、快適にアレンジ!

    今日はパリのアパルトマンのお話をしたいと思います。豪華なパリのアパルトマンの生活というよりは、庶民的だけど住人それぞれの個性が詰まった自分だけの小さなお城で心地よく暮らすためのお話。

     

    35㎡の小さな部屋を工夫して快適に!

    我が家の生活空間。もともと備え付けられていた家具と、自分たちで買い足したもので10年以上心地よく暮らしています

    私が10年以上住んでいる今の賃貸アパートは、実は35㎡というとても小さな部屋。メインの部屋が1つ、キッチンが1つ、バスルームが1つ、トイレが1つ。フランスでは「ステュディオ」と呼ばれる物件です(フランスでは2部屋以上ないと「アパルトマン」とは呼ばれないのです)。


    大きなバルコニーがありパリを見渡すことができて、部屋にもバスルームにもキッチンにも大きな窓があり風通しもバッチリ。床暖房で1年中暖かかく、ご近所さんとの関係も良好です。駅からも近くあらゆるお店があり便利な場所なのですが、3人+1匹暮らしとしてはきっと驚く方が多いほど小さい部屋なのです。

    5月29日に『シンプルシックで心地の良い暮らし パリの小さなパルトマンで楽しむおうち時間』(世界文化社)という私の新しい本が出版されたのですが、そこでついに庶民的な我が家の全てを公開しちゃいました。

     

    パリの人たちのインテリアアレンジがすごい

    パリに住んでいるというと、キラキラしたセレブな生活をしていると思い込まれがちなのですが、東京よりも遥かに家賃の高いパリ。実は小さな部屋を工夫して暮らしている人たちもたくさんいて、『シンプルシックで心地の良い暮らし』では我が家のことだけでなく、小さな空間でもセンスいっぱいに暮らす友人たちの家も紹介しています。

    26㎡を2つの部屋に区切ったアパルトマンに住んでいるセンス抜群の友人宅。大きな鏡はなんと拾ってきたものなのだそう

    小さな空間を有効的に使うという収納の工夫はもちろんですが、フランス人たちは自分だけの味を加えて、個性が光る住まいにしてしまうのがとても上手なのです。

    玄関を入ってすぐにあるキッチンスペースを最大限に活用しようと『IKEA』のキッチンを改良して作った友人宅

    蚤の市で集めた1つ1つ異なるティーカップ。フランス人は古いものと新しいものをミックスするのが上手

     

    IKEA、無印良品などお手頃家具を自分流にアレンジ

    『IKEA』や『無印良品』(MUJIはパリでも人気)などの安くて機能的な家具を基本にしつつ、それを自分でDIYしてさらに改良を加える。または蚤の市で見つけた古いものなどを追加して。

    屋根裏部屋を購入して改装した友人の家。テーブル周りの椅子が全部違う種類なのもフランスならではのおしゃれテクニック

    その結果、同じ家具を使っているとは思えない空間を作り出してしまうんです。今回の本では、我が家をはじめ、小さな部屋を工夫して暮らす多くのフランス人たちが実際に使っている『IKEA』『ZARA Home』『無印良品』などフランスと日本共通のブランドもたくさんピックアップしているので、日本でもマネできそうな部分がいっぱいあるのではないかなと思います。

    この1年ちょっと、「おうち時間」が増えているのはフランスも同じ。毎日過ごす空間を、いかに自分にとって心地よい空間にするか、その中で楽しい時間を過ごすかということは、きっと世界中の関心ごとですよね。

    書籍では、部屋の中のことや家具やインテリアだけでなく、超簡単おすすめレシピや家の中でできる手芸やDIYキットもたくさん紹介しています。そしてパリでインテリアのアイテムを買うのにおすすめのMAPとリストもつけちゃいました!

    おうち時間をもっと快適にしたいと思っている方は、ぜひ手にとっていただけるとうれしいです。

     

     

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