ようやく新学期が始まる9月。フランスの長い長い夏休みが終わろうとしています。日本では「Go To キャンペーン」をしても、多くの人が出かけることを控えたり、夏休みの予定を変更したりでしたが、ここフランスではお国柄が変わるとこんなにも考えが違うのだと驚くほど、皆夏休みを楽しむために出かけていました。
わが家は泊りがけの旅行には行きませんでしたが、子どもを楽しませるために毎日公園、遊園地、ピクニックと色々なところに出かけました。今日はそんな中から、コロナの影響とコロナへの対策で、いつもとはちょっと様子が違ったパリのディズニーランドの様子を少しご紹介しようと思います。
ガランとした園内。保たれるソーシャルディスタンス
ロックダウンになったときから7月の頭まで、数ヶ月間閉まっていたパリのディズニーランド。1年中、日本ほど混むことはない場所ですが、さすがに夏休み真っ只中はいつもかなり混雑します。ところが最も混むはずの8月中旬、まるでバカンス以外の平日に遊びにきているかのようなのんびり空き空きなパーク。ヨーロッパ国内同士では旅行する人がまあまあいるものの、世界中からの観光客が減っているだけで、こんなにもガラガラになってしまうのだと驚きました。
いつも開園直後は入り口の周辺あちこちにいるキャラクターたちは、上の方でお出迎え。ちょっと遠くから手を振ってごあいさつ。パーク内でキャラクターに遭遇してもハグは禁止。キャラクターにサインをもらったり、写真を撮ったりできるスペースでもロープ越しのご対面。キャラクターと自分が離れたまま記念撮影というちょっぴり寂しい変な構図になります。
この園内のあちこちにいるキャラクターに並ぶ列も、いつもは日本と比べたら考えられないくらい空いているとは言っても、20組〜30組は並んでいるイメージ。ですが、主役のミニーですら待ち時間なし!?そんな空きっぷりなのでした。
さまざまなコロナ対策を実施する反面、「密」状態も…?
アトラクションに並ぶ列は全て上半分が透明パネルになっている仕切り板が立てられていて、1メートルくらいは前の人と間隔が空くように印がつけられています。が、印はきちんと守っている人がいるんだかいないんだか…な曖昧な感じなのがちょっとおフランス感満載です。
パレードは中止。でも大人気のシアター型のショーは超満員の密な状態で実施されているし…。パレードは密になるから中止というわけじゃなく、経費的な問題でないのかな??と考えてみたり。
満員御礼の完全「密」状態。これはいいんだ…とちょっぴり複雑な気持ちに(笑)。
日本では遊園地のアトラクションに乗っても、声を出さずに静かに乗らなくちゃいけないなんていうのをニュースで見たような気がしますが、みんなギャーギャー楽しんでいました。もちろんマスク越しですが♪
チケットは事前予約制。おフランスらしさも?
ちなみに、チケットは「事前予約制」。密を回避し、人数制限をかけるために遊園地や美術館など、人が集まるところは事前予約制を導入していることが圧倒的に増えているフランスですが、ディズニーランドも例外ではありません。
ところがこのシステムもテキトー大王国おフランスらしかった!
日時を指定して予約画面が進むと、なぜかその次の日の予約になってしまう。でも確認のメールが来ると元の正しい日時に戻っている。という間違いが。何度か予約したりキャンセルしたり、やり直す羽目に…。ちなみに間違いのままず〜っとそのまま放置されています…。
あのディズニーも、フランスだと色々ツッコミどころがたくさん(笑)。そんなフランスらしい様子も楽しみながら、混雑のないパークをのんびりストレスなく親子ともども満喫してきました。
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