5つ星ホテル『Ritz Paris』で楽しむ贅沢なアフタヌーンティー

かつて、かの有名作家ヘミングウェイが愛したことでも知られ、パリを訪れる人なら一度は泊まってみたいと思う5つ星ホテル『Ritz Paris（リッツ・パリ）』。3年に及ぶ改修工事の後、さらに美しさを増した姿で2016年に再びオープン。より一層、世界中の人々を魅了してきました。

今回はそんな美しい空間で楽しめるアフタヌーンティーをご紹介したいと思います。『Ritz Paris』では2種類のアフタヌーンティーを楽しむことができます。まずは「Salon Proust（サロン・プルースト）」というサロンスペースで楽しむことができる焼き菓子がメインのコース。フィナンシェやパイ、カヌレやクッキーまで、豊富な種類の焼き菓子をおいしいお茶とともに存分に楽しむことができるプランです。

もう1つは今回ご紹介したい私のおすすめのコースです。「Bar Vendôme（バー・ヴァンドーム）」というスペースでは、洗練された味とビジュアルが評判のケーキをひとつ選んでアフタヌーンティー形式で頂くことのできるプランがあります。

洗練されたスイーツの中から、自分で選ぶ贅沢なアフタヌーンティー

まずはお好みのシャンパンから始まります。シャンパンを飲みながら優雅な時間を過ごしていると、サービス係の方が種類豊富のケーキをトレイにのせて目の前まで持ってきてくれ、選ばせてくれました。

ケーキを選んでほどなくすると、3段になったセットが…！他種類のなかから、自分が選んだオリジナルセットです。まるで絵に描いたように美しい組み合わせ。

甘いものの口休めに。ほんのり塩気が効いたサンドイッチ

まずは上段から。上段はスモークサーモンやチキンの入ったサンドイッチ。どれもクオリティが高く、塩気が欲しくなった時にうれしいおいしさです。

好きなジャムやクリームを塗って楽しむ英国式スコーン

中段はアフタヌーンティー定番のスコーン。プレーンとチョコチップの2種類で、選び放題の豊富なコンフィチュールやジャム、フレッシュなクロテッドクリームもたっぷりと頂きます。

絶妙な焼き加減のスコーンとクロテッドクリームの優しいミルキーな味のハーモニーは、間違いなくパリで楽しむことのできる英国式スコーンとして最上級のものだと感じました。

甘さと酸味が絶妙！見た目も美しいマドレーヌ

そしてお待ちかねの下段、ケーキです。シェフ・パティシエFrançois Perret（フランソワ・ペレ）氏が作り出す美しいケーキの中から、スペシャリテのマドレーヌを選びました。今回はバレンタインが近かったことから表面がピンクに染められ、一層特別な1品となっています。マドレーヌといっても、もちろんただのマドレーヌではありません！

土台のベース部分をマドレーヌ生地に、中心部はフランボワーズと栗の花のハチミツのムース、そして外側を生クリーム、と見た目以上に複雑な構成となっています。甘さと酸味が絶妙なフランボワーズの香りがリッツフレーバーの紅茶と混ざり合い、極上のマリアージュを生み出します。