あのココ・シャネルが30年以上も住んでいたパリの高級ホテル『リッツ』。ダイアナ妃が亡くなる前に滞在していたことでも知られています。
高級宝飾店が立ち並ぶヴァンドーム広場に建つ憧れのホテルです。
その『リッツ』が2012年8月から数年かけて改装をし、今年の3月ようやくリニューアルオープンしました。ちなみに、リニューアルオープンの予定は何度もずれて、結果4年弱も…!これぞ「ザ・おフランス」という感じののんびり具合ですが、待ちに待った改装後の『リッツ』をのぞいてきました。
5つ星のさらに上の称号「パラス」を目指して
フランスでは長い間、ホテルの最高ランクが4つ星だったのですが、世界の基準に合わせようと2009年から5つ星が追加されました。もちろんこの『リッツ』はその5つ星。そしてさらに2010年から、環境、サービス、豪華さ、快適さなどなどいくつもの厳しい審査の上、フランスの政府が認めた最高レベルのホテルに与えられる「パラス」という称号が誕生しました。ところが当然選ばれると思われていたこの『リッツ』は選ばれなかったのです。
そこで、老舗ホテルの威信をかけた大規模な改装工事が行われることに。(ちなみに「パラス」確実と思われていたもうひとつの老舗ホテル『クリヨン』ホテルも現在大規模な改装中…!)
サービスの質の安定のため、改装後のホテルで6ヶ月間(新オープンのホテルの場合は1年間)は、選考対象にはならないということなので結果はまだしばらくお預け。リニューアルオープンしたばかりの『リッツ』が無事「パラス」の称号を得られるのかどうかというのも今後の楽しみのひとつです。
リニューアル後のリッツはさらにゴージャスに
「パラス」の栄誉はさておき、リニューアルした『リッツ』は以前にも増して素敵でゴージャスな場所になっていました。
昔からのよいところを残しつつ、水周りや冷暖房の快適さなどがグレードアップして、バーやレストランも特別な日にぴったりな空間に。
豪華ホテルでももちろん愛犬大歓迎のサービスがあるのは、「おイヌ様天国」のフランスならでは。
ヴァンドーム広場の入り口をくぐったその瞬間、笑顔のポーターたちがお出迎えしてくれ、至福のひとときを過ごすことができました♪
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