今回はパリ11区オベルカンフで話題の新進気鋭なお店『The French Bastards(ザ・フレンチ・バスターズ)』をご紹介いたします。店名が印象的なこのお店は、3人の若いフランス人男性が営む比較的新しいお店です。ビジネススクール時代の学友だという3人はそれぞれにパンやパティスリーなど得意分野を持っており、どれもユニークな品の数々で訪れるお客さんを楽しませています。
店内は少し薄暗く、おしゃれな音楽が鳴り響きます。バーを彷彿とさせるような店づくりにわくわく。店主であろう男性たちとそこで働くスタッフたちも、楽しそうに音楽に合わせて体を揺らしながら軽やかに接客を行っていました。
カカオタルトにフランボワーズをたっぷりとのせた「パブロヴァタルト」
そんな愉快なお店でまず選んだのがこちら。フランボワーズのパヴロヴァタルトです。パヴロヴァとはメレンゲの受け皿にフルーツや生クリームがたっぷり添えられるお菓子ですが、こちらは逆にメレンゲが帽子のように被せられています。カカオを練りこんだザクザクのタルトの上に新鮮なフランボワーズをたっぷりとのせた贅沢な1品。メレンゲはサクサクしっとりとしており、トッピングのポピーシードの食感もおもしろかったです。
タルトとミルクのクリームが絶品の「サントノーレ」
続いてはこちらのサントノーレです。サントノーレといえば飴掛けされたミニシュークリームと、パイ生地が敷かれているものが定番。しかし、こちらはパイ生地の代わりに、食べ応えのあるタルトを使用しています。サントノーレとしては、とてもボリュームたっぷり。クリームはミルクの香りが素晴らしく、重すぎないのでいくらでも食べられてしまいます。
まるでドーナツのような形の「フォレ・ノワール」
そして、最後はフォレ・ノワールです。お菓子に詳しい人なら好きな人も多いですが、なんとこのお店のフォレ・ノワールはドーナツのようなリング型。黒い森という名の通り、木を模した姿をしていることも多いフォレノワールですが、そこは『The French Bastards』らしく非常にスタイリッシュな解釈をしています。味はフォレ・ノワールそのままで、豊かなキルシュの香りにダークチョコレートとチェリーの果肉がぴったりとはまった絶品ガトーでした。
少し変わったスタイリッシュなお菓子に出会ってみたい方におすすめですよ。今後ますます話題になること間違いなしです!
- ■お店情報
- 名前:The French Bastards(ザ・フレンチ・バスターズ)
- 住所:61 Rue Oberkampf, 75011 Paris
- 営業時間:7:30-20:30 (土曜日 8:30-20:00日曜日8:30-19:30)
- 定休日:水曜日
- Instagram:@the_french_bastards
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