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    パリ17区で優雅なティータイムを。『KL Pâtisserie(ケー・エル パティスリー)』

    今回はガイドブックでパリ1のパティスリーと紹介されたこともある、17区で話題の洗練されたパティスリー&サロン・ド・テ『KL Pâtisserie(ケー・エル パティスリー)』をご紹介します。

    こちらのお店は朝ご飯メニューから昼ご飯メニュー、そしてケーキやアシェットデセールなど豊富なメニューを洗練された空間で頂けるということで、近隣住民のみならずパリ中から多くの人々が訪れています。少しパリの中心地からは離れるものの、閑静な住宅街にあるため、静かで優雅なティータイムを楽しむことができる数少ないお店でもあります。お店でしか食べられないお菓子やテイクアウトのできるお菓子まで、様々ある中で私のオススメをご紹介したいと思います。

     

    オレンジのマーマレードにチョコレートソースをつけて。『KL Pâtisserie』名物チュロス

    まずはこちらのチュロスです。『KL Pâtisserie』の名物でもある、店内でのみ食べることのできる特別なチュロスです。注文をしてから揚げたてを提供してくれるこちらは、オレンジのフレッシュさが爽やかなマーマレード、そしてチョコレートソースに付けて頂きます。

    日本やスペインなどで食べることのできるチュロスとは異なり、中はふわふわ食感。外側はカリっとしているので良い意味で期待を裏切る新食感!それが付属のソースを付けたときにしっかりと生地の中まで伝わるので、これまでに食べた事のある「チュロス」というよりはまさにパティスリーの新たな形といった印象を受けました。チョコレートソースをかけなくても砂糖がかかっているので、もちろんそのまま食べてもとてもおいしかったです。

     

    バニラビーンズがたっぷり。プリンのような懐かしさを感じるツヤツヤのフラン

    続いてはフランです。ツヤツヤの表面が食欲をそそる、全体として焼きプリンのようなどこか懐かしい味のフラン。バニラビーンズをたっぷりと使った贅沢な仕様で、薄くて食感の良い生地なので軽くていくつも食べたくなる味でした。

    ちなみに背景に見える絵画はシェフの友人のアーティストが描いたものだそうで、センス良く店内にいくつも飾られています。有名チェーン店以外でこういったサロンスペースに力を入れたお店はとても少ないので、細部にもこだわったお店作りは訪れるのが楽しくなりますよね。

     

    マカデミアナッツを贅沢に使った塩キャラメルのタルト

    そしてこちらは塩キャラメルのタルト。フランスで食べる塩キャラメルってどうしてこんなにおいしいのだろう、とため息がでそうな味がします。ビターなキャラメルに甘さをも感じる塩の組み合わせ、たまりません。こちらのタルトは中にココナッツとキャラメリゼされたマカデミアナッツがたっぷりと入っています。ヘーゼルナッツやピスタチオなどはよく見かけますが、マカデミアナッツを使っていることでよりリッチさが増す贅沢な味が楽しめます。

     

    何度も訪れたい豊富なスイーツとゆったりとくつろげる空間が魅力

    この他にも常時10種類ほどのケーキを取り揃え、またお土産用の焼き菓子なども豊富に用意されています。チュロス以外にもフレンチトーストやミルフィーユなどの店内限定メニューも多くあり、パリ滞在中に何度も訪れたくなるような品々で皆さんを迎えてくれますよ!ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

     

    • ■お店情報
    • 名前: KL Pâtisserie(ケー・エル パティスリー)
    • 住所:78 Avenue de Villiers, 75017 Paris
    • 営業時間 :9時00分~19時30分(土曜日:9時30分~19時30分、日曜日 : 9時30分~18時30分)
    • 定休日: 月曜日
    • HP:https://www.klpatisserie.com/

     

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