ちょっとお腹が減った時の味方、B級グルメ。フランスにもおいしいB級グルメがたくさんあります。今日ご紹介するのは「グレックサンド(ギリシャ風サンドイッチ)」、またの名を「ケバブサンド」。
どの街にもあるパリで定番のB級グルメ
パリ市内には歩いていれば「グレックサンド屋」があちこちに。どんな田舎の地方都市にいっても、必ず1軒は見つけることができます。フランスでは超ド定番のB級グルメ&人気のファストフードです。
トルコやギリシャからやってきたこの料理。羊肉や牛肉などが串にさされ、大きな肉の塊が回転しながら焼かれているのが目印。焼き色がついた表面をそぎ落とし、軽く焼いて、トマトやレタスや玉ねぎなどの野菜と一緒にピタパンなどに挟んでもらいます。
大量のフライドポテトと一緒にいただくのがフランスの定番スタイル。これで大体5.5ユーロ~6ユーロ(=700~800円)。
ボリュームたっぷりなので学生のランチにも大人気
量が命の男子たちに満足なボリュームもグレックサンドの人気の秘密。昼時になると、テイクアウトする学生たちの行列ができるお店も多いです。あとは夕食を食べ損ねて帰ってきた人たちが最寄駅のグレックサンド屋に並んでいるという風景もおなじみ!
店内でいただく時はサンドイッチタイプではなく、同じものをお皿に載せてもらうタイプで。
マヨネーズ+ケチャップのサムライソースも人気
「グレックサンド」を注文すると必ず聞かれるのがサンドイッチに入れてもらうソース。私のお気に入りソースは「Harissa(アリサ)」と「Blanche(ブロンシュ)」。「アリサ」は唐辛子ペーストでピリッと引き締めの味。「ブロンシュ」はヨーグルトから作られた爽やかな風味。この2つのソースを組み合わせるのがフランス人から教えてもらったベストな「グレックサンド」の味わい方♪
ちなみに、色々並ぶソースの中に必ずあるのが「Samouraï(サムライ)」という名前のソース。そう、あの「侍(サムライ)」です。マヨネーズとケチャップがベースとなった、日本では全く知られていない「サムライソース」(笑)。でもフランスでは知名度も高く結構人気。スーパーでも売っていたりするのです。一体誰が考えたのかしら!?そしてなぜサムライ!?そんなサムライソースでいただくケバブ。機会があったらぜひお試しを!
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