今日はフランスの子ども達が大好きなエンターテインメントのひとつ「ギニョール」(またの名を「マリオネット」)をご紹介します。日本で言う、人形劇のことです!
子どもだけでなく、大人も楽しめる人形劇
フランスの「ギニョール」はレトロでノスタルジック!昔と変わらぬ雰囲気が残っているのが大きな魅力です。公園の中に常設の小さな劇場小屋があったり、幼稚園や小学校を劇団がまわったり、バカンス中には街の広場でイベント的に人形劇が出没したり、どこに行っても「ギニョール」はちびっ子達の人気者。
リュクサンブール公園内の歴史ある劇場
パリ市内だとパリっ子憩いの場所である公園『リュクサンブール公園』の中にある、小さな劇場小屋がおなじみ。1933年創設の歴史ある劇場です。
パリの学校がお休みの水曜日の午後、週末、そしてバカンス中は、大好きな「ギニョール」目指してちびっ子とパパ&ママ達がたくさん集まります。ここは大人も子どもも1人4.8ユーロ(約630円)。私も友人の子ども達と一緒に、たまに遊びに行きます。
前の方4列はちびっ子達の専用席。注意書きに気づかず大人が座っていると、劇場支配人のムッシューに容赦なく怒られます(笑)。
懐かしい雰囲気とムッシューのテクニックに夢中!
子どものためのエンターテインメントとは言え、なんともいえない懐かしい雰囲気で大人も思わず夢中に。無邪気に喜ぶちびっ子達がかわいく、子どもの反応や歓声によって臨機応変にセリフを変えるムッシュー達のテクニックも見ものです。
演目はオリジナルのストーリーだったり、「3匹の子ブタ」「赤ずきんちゃん」などおなじみのお話だったり。ハチャメチャな展開と、単純な動きだけどついつい感情移入してしまう人形達の表情に夢中になってしまいます。
機会があったら、ぜひフランスのちびっ子達に人気の「ギニョール」を体験してみてくださいね!
- ■ギニョール情報
- Marionnettes du Jardin du Luxembourg(リュクサンブール公園の人形劇)
- 開催日は月によって異なる(水、土、日は基本毎週)
- ※フランスの学校のバカンス中は毎日開催
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