11月に入るとあっという間に年末のパーティシーズンに。最近人気のホームパーティですが、どんなおもてなしメニューにするかは、結構悩ましい問題だったりします。「おすすめのパーティメニューはありませんか?」と、料理研究家の口尾さんに相談してみたところ、「みんなで作って盛り上がれるお料理なら、ガレットは?」とのお返事が。
ということで、今回はこれからのパーティシーズンにもおすすめのガレットのレシピをご紹介したいと思います。
みんなで作って楽しいガレットの作り方
- 【材料】(24cm×6~7枚分)
- <ガレット生地>
- そば粉:150g
- 卵:1個
- ゲランドの塩:ひとつまみ ※ブルターニュの塩のことです。なければ普通の塩でOK。
- 溶かしバター(有塩):大さじ1
- 水:250cc
- シードル(辛口):50cc
- <具材>
- 卵、ハム、チーズ(今回はグリエールチーズとピザ用チーズをミックスしました)、トマト、マッシュルーム(スライス)、サラミ、メルゲーズ(羊肉のソーセージ)などお好みで
【作り方】
1. 生地のタネを作ります。
ボウルにそば粉と塩を入れまん中にくぼみを作り、そこに卵を割り入れ、混ぜます。シードルを入れ、さらに混ぜていきます。シードルがない場合はビールでもOKです。
水を少しずつ加え、ダマにならないように気をつけながら混ぜていきましょう。
混ざったら溶かしバターを入れ混ぜ、ラップをして冷蔵庫で一晩寝かせます。
2.生地を焼きます。
クレープパンにバターを溶かし、生地を流し、薄く広げます。クレープパンがない場合は浅いフライパンの方が作りやすいです。
弱火〜中火でゆっくりと焼いていきます。ガレットは片面のみ焼くのがポイントです。
2. 具材を乗せます。
生地の表面が乾いてきたら、中央に具材を乗せます。卵を入れる時は、チーズで土手を作るときれいに焼けます。
こちらはチーズとトマト、卵、マッシュルームのガレット。マッシュルームは生でもおいしいので、最後に振りかけてもOKです。
こちらはメルゲーズとチーズと卵のガレット。メルゲーズは火が通りにくいため、事前に焼いておいたものを使用しました。
ちなみにメルゲーズは、アフリカの調味料アリッサとも相性抜群なので、食べる時添えてもおいしいです。
3. 四角く生地を折り込みます。
生地に焼き色がついて、端が浮き上がってきたら四角形になるように折ります。
具材の火の通りが気になる時は、このようにホーローの器やアルミホイルをかぶせ、少し蒸し焼きにすると◎。
お皿に移し、お好みでパセリやバジル、ブラックペッパーをちらしたら完成です。
今回使用した具材の他、サーモンはタラマ(魚卵の燻製ペースト)と焼き、最後にサワークリームをかけるとおいしいですし、マッシュルームとベシャメルソースも相性がよいです。ベーコンやハムなど身近にあるものでもGOOD。お好きな組み合わせで楽しんでみてください。
具材をいろいろと用意して、みんなでワイワイの好みの具材とともに焼いていけば、楽しいガレットパーティに。つい楽しくなって、具材を入れすぎてしまうときれいな四角形にならないので、欲張りすぎには要注意!
ちなみに、以前のとのさんの記事でも紹介されていましたが、ガレットのお供はシードルが定番です。お茶碗のようなカップに入れて飲めば、さらにフランス気分も高まりますよ。
これからやってくるパーティシーズンにおすすめの簡単で楽しいガレット。ぜひ、作ってみてください。
次回はガレットの応用としてクレープのレシピもご紹介したいと思います。お楽しみに!
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