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あの頃を思い出すトキメキがいっぱい!オトナだからこそ楽しいセーラームーンミュージアム

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あの頃を思い出すトキメキがいっぱい!オトナだからこそ楽しいセーラームーンミュージアム

1991年12月に『なかよし』で連載が始まった、美少女戦士セーラームーン。その人気は日本国内にとどまらず、世界中にブームを巻き起こしました。

女性だけの戦隊シリーズはまだめずらしい時代。セーラームーンを見て育った女性は「セーラームーン世代」と呼ばれるほど、社会に与えた影響は大きいものでした。

海外のクリエイターやインフルエンサーなども大ファンを公言。セーラームーン世代を中心に、今も国内外にファンを増やし続けています。

またセーラームーンにはLGBTQのキャラクターも登場します。アニメ化された当時は厳しい検閲があり、LGBTQに関する表現が規制される国も多かったのだとか。そんな中、多様なキャラクターを発信するセーラムーンは注目を浴びました。

そんなセーラームーンの1番の魅力は、等身大の女の子たちが力を合わせるストーリーですよね。ドジで泣き虫な月野うさぎは、愛と正義のセーラー戦士として活躍しながらも時に悩み、仲間に支えられて成長していきます。謎の紳士・タキシード仮面との恋も読者の心をつかみ、単行本の発行部数は全世界で累計3,000万部を突破しました。


©︎Naoko Takeuchi

30周年の今年、物語の舞台でもある麻布十番近くに、「セーラームーンミュージアム」が開幕。そこでは、グッズや歴史で童心に返り、大人の今だからこそわかるセーラームーンの魅力を余すことなく楽しめました!

初公開! 書き下ろしイラストが特大タペストリーに


©︎Naoko Takeuchi

ミュージアムに足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのは今回書き下ろしの特大イラストです。

懐かしいムーンスティックに、フューシャピンクのニーハイブーツ。あのころより何だか力強く見えるセーラームーンに、思わず見入ってしまいます。


©︎Naoko Takeuchi

さらに気分を盛り上げてくれるのが、ストリングスカーテンでできた「時空の扉」です。大きな扉をくぐって、いざセーラームーンの世界へ!

没入体験!セーラー・プリズム・シアター


©︎Naoko Takeuchi

時空の扉をくぐると、4.5×8メートルの大スクリーンと実物大の変身スティック6本が暗闇に浮かび上がります。

大きなスクリーンで体験できる懐かしい音楽とセーラー戦士たちの変身シーンは、アニメを見て育った世代を一気に子どもの頃に連れていってくれますよ。この没入感はぜひ生で体験してみてくださいね!


©︎Naoko Takeuchi

その後に流れるカラーイラストも、映像とレーザーの特殊効果で幻想的な世界にひたれます。


©︎Naoko Takeuchi

実物大のムーンスティックはディテールまで作り込まれているので、ぜひ近くで見てみてください。大人になった今でも、きっと手に取ってみたくなりますよ。

名言にグッとくる、ホログラム展示・セーラーガーディアンズ・ヒストリー


©︎Naoko Takeuchi

続いて、原作の第1部から第5部までの名場面を振り返るホログラム展示に進んでいきます。

セーラー戦士のテーマカラーで輝くミラーボールの光と、壁一面のホログラム原画は圧巻です。連載当時の記憶が、登場人物たちの名セリフ・名場面とともによみがえります。


©︎Naoko Takeuchi

「あたし達、男なんかお呼びじゃないのよ。悪い?」
「忘れないで、あなたが1人の女の子であるという事も」

原作者・武内直子先生のパワフルであたたかいメッセージがきらめきます。大人になるとより一層心に染みるセリフの数々。子どものころとはまた違った楽しみ方もできそうです。

過去最大規模!アニメシリーズ・グッズ・ステージ衣装コレクション

さらに奥に進むと、懐かしいアニメシリーズとグッズの世界が待っています。

アニメの絵コンテや600点の秘蔵資料は、まさにセーラームーンの博物館といえる充実ぶりです!実際には700点以上が展示されているとか。

講談社の担当編集者・小佐野さんによると、アニメ化された当初、使える色の数は170色に限られていたそう。それがやがて16万色に、そして今では無限になったと言います。そんなアニメーションの歴史を楽しめるのも、長年愛される作品ならでは。2023年に公開される新作『美少女戦士セーラームーンCosmos』では、最新アニメーションでの美少女戦士たちの活躍が楽しめそうです。


©︎Naoko Takeuchi

過去に販売されたグッズを一挙に見られるコレクションでは、子供の頃に持っていたアイテムに出合えることも!セーラームーン人形は、一時リカちゃんの売上を抜いたこともあるのだとか。


©︎Naoko Takeuchi

約850公演続いたというミュージカル。実際に使われた衣装はとても華やかで目を引きます。ミュージカルでファンになったという人も多く、海外公演も人気を博しました。


©︎Naoko Takeuchi

懐かしい「なかよし」の表紙と扉絵だけでも、ずっと見ていられそうですよね!煽り文や付録などで当時の興奮がよみがえります。

今回の見どころ!カラー原画が最大規模で公開される、セーラー・クリスタル・ギャラリー


©︎Naoko Takeuchi

 1番の見どころは、これまでのセーラームーン展よりも一気に増えたカラー原画の展示です。原画は3会期ごとにすべて入れ替わり、全部で180点が公開されます。

ビーズやレースを使った作品もあり、繊細な描写と水彩の淡い色使いは、まるで印象派の作品のようです。何より古さが感じられず、とても30年近く前に描かれたものとは思えません。

小佐野さんによると、90年代にアナログで描かれたものは退色などが進んでおり、これが最後の展示になるかもしれないそう。3会期とも必見ですね。

セーラー・クリスタル・ギャラリーを出ると、今回のために書き下ろされた新作が登場。10人のセーラー戦士たちが出迎えてくれます。


©︎Naoko Takeuchi

10人のセーラー戦士は、単に見た目が違うだけではないといいます。それぞれに個性や悩みがあってあたりまえ。そんな考え方から、中性的なキャラクターも自然に生まれていったそうです。


©︎Naoko Takeuchi

書き下ろしの作品では、ひときわ凛とした表情のセーラームーンがとても魅力的です。

さて、再び時空の扉を通り抜けると、そこに待っているのはジミーチュウとのコラボレーションで作られた限定クリスタルブーツ!


©︎Naoko Takeuchi

そう、最初の書き下ろしイラストでうさぎが履いていた、あのニーハイブーツに似ていますよね!ジミーチュウもセーラームーンも、世界中の女性にパワーを授けたいという想いは同じなんですね。

会場限定!セーラー戦士を感じられるグッズが勢揃い


©︎Naoko Takeuchi

展覧会で世界観を満喫した後は、グッズも忘れずにチェックしていきましょう!

特設ショップは、パリのウィンドウショッピングをイメージにデザイン。これまで販売されたグッズに加え、会場限定の新作アイテムが豊富に揃っています。


©︎Naoko Takeuchi

「クリアファイル 2枚セット」(左上・770円)は大人も持ちたくなるデザイン。

あのころあこがれたムーンスティックをかたどった「マスキングテープホルダー」(右上・1,760円)!こちらは熟練の原型師の方が精巧に作り上げたものだそう。ヘアアクセサリーも収納できます。

ムーンスティック型の「メイクアップブラシセット」(左下・3,630円)なら、朝のメイク時間も楽しくなりそうです!

5種類の「変身アイテム型付箋」(右下・440円)はお土産にもぴったり。子どものころの思い出話に花が咲きそうです。マスキングテープなど文房具は種類が多く、きっとお気に入りが見つかりますよ。

セーラー戦士の世界観がそのままデザートに!セーラームーンカフェ

会場を後にする前に、特設カフェでここでしか味わえないメニューも楽しみましょう!


©︎Naoko Takeuchi

「月にかわっておしおきオムライス」(左上・1,650円)やセーラー5戦士のレインボーパフェ」(右上・1,480円)をはじめ、色鮮やかなメニューが揃っています。

特におすすめはエディブルフラワーがプリンセス気分にさせてくれる、「コズミック・ハート・コンパクト デザートプレート」(1,730円)。フランボワーズのムースの上には、アニメ『美少女戦士セーラームーンS』に出てきた変身アイテム「コズミック・ハート・コンパクト」を模したアイシングクッキーが!食べるのがもったいないほどのかわいさです。

さらに「名台詞アートラテ」(左下・770円)にはセーラームーンとセーラーちびムーンの決め台詞が描かれています。そのほかにも外のフードトラックでは『THE ALLEY』とのコラボドリンクも楽しめますよ。


©︎Naoko Takeuchi

何度訪れても、新たな発見がありそうなセーラームーンミュージアム。筆者も改めて親友を誘って訪れたいと思っています。みなさんもぜひ、セーラームーンの世界を楽しんでみてくださいね!

 

  • イベント詳細情報
    「美少女戦士セーラームーンミュージアム」
    https://sailormoon-museum.com/
    会期:2022年7月1日(金)~12月30日(金)
  • Vol1 7月1日(金)~9月4日(日)
    Vol2 9月10日(土)~11月6日(日)
    Vol3 11月12日(土)~12月30日(金)
  • 会場: 六本木ミュージアム
    開館時間:10:00〜18:00 (※最終入館は17:30まで)
    休館日:9月5日(月)~9日(金)、11月7日(月)~11日(金)
    住所:東京都港区六本木5–6–20

 

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