新生活への不安や気候の変化などで心が揺らぎやすい春。もやもやを感じたり、心が疲れてしまっていたりしませんか?そんなときに手軽に心の状態を知ることができるのが、メンタルヘルスアプリ。パリジェンヌのようにいつでも心健やかに前向きでいられるように、心を整えるアプリをご紹介します!
ジャーナリングで自分の心を知る『muute』/iOS, Android
「書く瞑想」と言われるジャーナリング。頭の中に浮かんだことを、ありのままに書き出すというシンプルな自己理解の手段です。「いつでもフルパワーで頭の中がいっぱいいっぱい!」「なんだか理由はわからないけど不安」といった方におすすめのメソッドです。
『muute』はそんな自分のジャーナリングをAIが分析し、フィードバックしてくれるアプリです。
機能の1つ目は「投稿」機能。「嬉しい」「スッキリ」「悲しい」「モヤモヤ」など24の感情から、そのときの感情に近いものを3つ選び、さらにその3つの感情の源である「仕事」「友達」「健康」などジャンルを選択。その後自由にジャーナリングを行い、日記のようにそのときの気分を記載します。
2つ目の「答える」機能は「Q.どんなことでよく笑いますか?」「Q.友達からどんな人だと言われますか?」などの質問に答えるガイドジャーナリング。
これらを記入しログを貯めることで、「思考と感情」「考えていること」「よく使う言葉」「感じていること」をAIが分析し、教えてくれます。
1日の歩数や聴いている音楽も記録できるので、感情の波と合わせて自己分析ができます。自分がどんなときに、なにをどんな風に感じているのかを知ることで、心が揺らぐ時期を前もって察知したり、対処方法を身につけたりできるのだとか。
通常のインサイトと併せて、1週間に1回届く分析を基にした「レター」は親身に寄り添ってくれるあたたかさを感じることができます。オープンなSNSとは別に、自分の拠り所を見つけたい人にぴったりですよ。
AIと会話しながら心を見つめ直す『emol』/iOS, Android
誰かに話したいけれど、対人だと少し億劫に感じてしまう人にオススメなのが、AIが聞き手になってくれるアプリ。『emol』はAIのロクが聞き手になり、ジャーナリングを行います。雑談のように他愛もない話から感情を引き出してくれるので、文章を書くのが苦手な人にもおすすめです。
「かなしい」「もやもや」「おだやか」などの感情メニューから今の気分を選ぶと、ロクがそれに合わせて話しかけてくれます。対人ではなくAIだからこそ、相手の顔色を伺わずに自分の感情を素直に吐露できるんだそう。
また早稲田大学人間科学部の大月友先生監修のデジタルプログラムも用意。「疲れた心をケアする」「敏感な人(HSP)のためのプログラム」(有料)などがあり、疲れのチェックやケア方法、マインドフルネスの方法などを教えてくれます。
懐深いクマさんが話を聞いてくれる『聞いてよ!クマさん』/iOS, Android
「森の動物に話を聞いてもらいたい…」なんてファンタジーな世界観が好きな人にお試しいただきたいアプリが『聞いてよ!クマさん』。
人里離れた山の中にいる、話をなんでも聞いてくれるクマさん。悩みや愚痴をメモに打ち込むと、「君はがんばっているんだね」「リラックスして無理しないでね!」など優しい言葉で寄り添ってくれます。
そしてなんとそのメモをボトルメールで流したり、火に投げて燃やしたり、さらにはヤギに食べてもらったりして、悩みを吹き飛ばしてくれるんです!びっくりしながらも思わず笑みがこぼれてしまう仕掛け。
人に愚痴をこぼしてしまうと後悔してしまうこともありますが、豪快に吹き飛ばしてくれるクマさんになら気兼ねなく相談できますね。
待望のAndoroid版もリリースされたばかり!チェックしてみてください。
自律神経を整えて心の安定を手に入れる『Upmind』/iOS, Android
日々の忙しさや不安な情勢でなかなか整わない自律神経。まずは自律神経のバランスを計測してくれる『Upmind』で自分の状態を知ってみるのはいかがでしょうか。
『Upmind』はスマホのカメラに指を当てると心拍の変動から自律神経のバランス状態を計測し、わかりやすくフィードバックしてくれます。さらに現在のバランス状態に合わせて、改善につながる習慣を提案してくれます。それらの習慣がなぜ良いのか、医学的な見地からの情報も記載されているので、納得感を持ちながら行動に移せます。
特におすすめなのが、専門家が監修したマインドフルネスやヨガのコンテンツ。初心者向けのものもあるので、今までチャレンジしたことがない人でも気軽に試すことができます。2分間で実践できるものもあるので、忙しい日常にも取り入れやすいですね。
自律神経を整えるには睡眠は大切なポイント。入眠をサポートするリラックス音楽まで搭載されているので、これ1つで生活改善を行うことができます。
起床後に計測。仕事前にマインドフルネスやヨガを行い、就寝の2〜3時間前にもう1度計測し、リラックス音楽とともに眠りにつくというのが『Upmind』の理想の使い方だそう。
さらに東京大学と共同研究を行い、心の不調の予防や回復により役立つ使い方を探っていくそうなので、これからのサービスにも注目です。
塗り絵でリラックス『カラーズ』/iOS, Android
最後にちょっと変わり種を紹介。大人のあいだでも継続して人気の塗り絵。塗り絵に没頭すると不安や悩みを忘れるだけでなく、リラックス効果もあるのだとか。そんな塗り絵もアプリで楽しめます。大人も楽しめる複雑な図柄が多数ある『カラーズ』がおすすめ。図柄は2000種類ほどあり、操作も簡単なのでついつい熱中してしまいますよ。
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メンタルヘルスアプリといっても特徴がさまざま。コツコツ使い続けるのが、ヘルシーな心への第一歩です。
もうすぐGW。長い連休に五月病になってしまうという人はぜひ、連休前から対策としてアプリでメンタルケアをしてみてくださいね。
※記事の内容は取材当時のものです。 最新の情報はアプリのHP、SNSなどをご確認ください。
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