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    3世代で楽しめるアイスクリームを探しに新丸子へ。『BIG BABY ICE CREAM』

    夏はもちろんのこと、1年中いつ食べてもおいしいアイスクリーム!舌でとろーり冷たいアイスがとろける瞬間は至福ですよね。

    東急東横線・新丸子駅近くにおいしいアイスクリーム屋さんがあると噂を聞きつけ、お店にお邪魔してきました。そのお店の名前は『BIG BABY ICE CREAM』。兄弟で立ち上げた、家族みんなが笑顔になれるアイスクリーム屋さんです!

     

    キッズから、おじいちゃんまで!みんなが楽しめるアイス空間

    近年急速に成長した東急東横線・武蔵小杉駅、そのお隣に位置するのが新丸子駅です。各駅停車しか停まらない駅ですが、駅前はとっても賑やか。商店が軒を連ね、そこに暮らす人たちで賑わっています。

    お店の目印はアイスクリーム型の看板

    今回訪れた『BIG BABY ICE CREAM』は、東口から続く商店街の中ほどにあります。ブルーのタイルが印象的なビルの1Fがお店。

    「東横線沿線に住んでいるのですが、新丸子って実は一度も降りたことがない駅だったんですよ。でも雰囲気に惹かれてこの場所でお店を開きたいと思いました。大家さんは“チャレンジする若者”にすごく理解のある方。僕たちの思いを素直に伝えたところ、即決で契約してくれました!」と語るのは代表を務める吉田康太郎さん。

    取材中、大家さんがあいさつにやってきました。康太郎さんととっても仲良し

    兄の“健”太郎さんと弟の“康”太郎さん、通称“健康”ブラザーズがこのお店をオープンさせたのは2018年2月17日のこと。健太郎さんは日本の美術大学でインテリアを、NYの設計事務所で内装デザインを学び、康太郎さんは日本の大学で経営を、ロンドンで語学を学び現在に至ります。それぞれの得意とすることを融合して、このお店はスタートしました。

    「ずっと兄と一緒にお店をやりたいと思っていて、2人で世界を旅してはいろんなレストランをリサーチしました。なぜアイス屋さんにたどり着いたかというと、祖父が横浜でアイス屋さんをやっていたから。僕たちが生まれる前に亡くなってしまったので、直接話を聞く機会はなかったのですが、そういったルーツも影響しています」と康太郎さん。

    お2人のおじいさんは当時の横浜で、冬はこんにゃくの製造と卸し、夏はアイスクリームの製造と卸しをされていました(写真提供:BIG BABY ICE CREAM)

    当時の夏の様子が伝わってくる貴重なお写真!(写真提供:BIG BABY ICE CREAM)

    ケースの前の小さな台は「キッズがケースの中をのぞきやすいように」という心遣い

    ユニークな『BIG BABY ICE CREAM』という名前にはどんな意味が込められているのでしょうか?

    「アイスってみんな笑顔になりますよね。だからアイスを食べているときくらい、大人も子どもになって欲しい。という願いから“BIG BABY”という名前にしました。あと、ICE CREAM“DINNER”と称しているのですが、アメリカのダイナーみたいにいろんな時間帯でいろんな使い方をしてほしいからなんです」。

    おやつの時間にアイスを食べにくる親子、夕方は子どもの習い事の合間に休憩するパパやママ、夜には居酒屋帰りのおじいさんまで、本当にいろんな年代の人たちがそれぞれの楽しみ方をしているんだとか。

    「BGMはヒップホップから昭和の歌謡曲まで幅広く選んでいます。音楽も好きで、実はお店のセットリストも公開しているんですよ(笑)。週末の夜には、80年代の懐メロがかかった店内で飲んだ帰りのおじさんたちがアイス食べてるから、ちょっとカオスな空間ですよね(笑)」。

    本当に地元の人たちから愛されている“3世代で楽しめる”アイスクリーム屋さんだと思えるエピソードです。

     

    すべてがインスピレーションに!兄弟で作る絶品アイスクリーム

    幼少時代をアメリカで過ごした健康ブラザーズ。そんな2人にとって家族でよく利用したというダイナーはノルタルジックな場所です。

    「ダイナーはいつでも開いていて、朝食を食べたりお酒を飲んだり、日本のファミレスのような存在。だからこのお店も夜22時までオープンしていて、アルコールメニューも用意しています」と康太郎さん。

    アメリカのダイナーからインスパイアされたお店ですが、店内はちょっとクールな雰囲気。

    「もろ“アメリカン”!という感じにはしたくなったんです。いろんなカルチャーがミックスされた、どこの国のダイナーか一見してわからないようにしました」。

    角を利用したR型のベンチは、小さなお子様づれや家族で来てもくつろげるようにという想いから

    『BIG BABY ICE CREAM』で提供されるアイスは、すべて健康ブラザーズが開発したもの。独学で学んだそう。

    「なんでもインスピレーションになるから、常にアンテナは張っていますね。八百屋で野菜をチェックして、『この野菜、アイスにしたらどうだろう?』とか、いろんな発想が広がるので、八百屋っておもしろいですよ!」。

    お店では30〜40種の中から常時10種類ほどが登場。バラエティ豊かなレシピは、お二人で意見を出し合いながら、時に兄弟げんかをしながら(笑)開発されていきます。

    この日は9種がスタンバイしていました

    「基本的には素材を味と風味を大切にして、さっぱりとした仕上がりにしています。フレーバーは思い立ったら変えているので、おそらくお店に来てくれるたびに違う味に出会えるのではないでしょうか?でもたまに『全部食べたことのある味だから、今日は帰るね!』と何も買わずに帰られるお客さんもいらっしゃいます(笑)。その時季のフレーバーをコンプリートしてくれているということなので、とてもうれしいですね」。

    常連さんだからこその一言!

    お店のアイコンにもなっているイラストはウディ・アレンをモチーフに健太郎さんのお友達の妹さんが描いてくれたもの。アメリカ人ながらシニカルな映画を生み出すウディ・アレンは、『BIG BABY ICE CREAM』のコンセプトとリンクします。

     

    革新的フレーバーと、古き良きスイーツ!

    訪れた日のラインナップの中から、「ピスタチオ」と「カルダモン」をいただきました。ナッツの女王という異名を持つ「ピスタチオ」は、美しい緑色と豊かな香りが魅力。濃厚でありながら 、さっぱりとした後味です。「カルダモン」はカレーやチャイでも使われるスパイスのカルダモンで香りづけ。鼻からスーッと抜ける爽やかな香りがクセになります。

    淡いカラーリングは、極力シンプルな材料で作っているからこそ!

    他にもアーモンドキャラメル、ゴルゴンゾーラといった通好みのフレーバーもご用意。ゴルゴンゾーラはブラックペッパーとはちみつをかけて、ワインに合わせるのもおすすめなのだとか。テイクアウトのカップはもちろん、オンラインストアもあるので、おうちでゆっくり映画を観ながらアイスを味わう、なんて贅沢もできちゃいます!

    どのフレーバーも甘すぎないので、ダブルサイズもペロリといけちゃいます。男性にも人気だというのもうなずけますね。

    そして、『BIG BABY ICE CREAM』で見逃せないのがアイスをアレンジしたスイーツメニュー。その中からメロンソーダと康太郎さんにとって思い入れのあるドーナツアイスクリームをご用意いただきました。

    スイーツメニューに添えるアイスクリームは好きなものを選べますが、メロンソーダと相性抜群なのが「ラムチェリー」。メロンソーダに合うフレーバーは何か?というところからレシピ開発を始めたフレーバーだそうです。

    ラムの芳醇な香りと、チェリーのフルーティーな酸味が、ちょっぴりジャンクなメロンソーダと驚くほどマッチ!大人向けのクリームソーダかもしれませんが、アルコールは飛ばしてあるのでお子さんもOKです。

    シナモンシュガー&メープルシロップの罪深い味

    ドーナツアイスクリームは、康太郎さんがかつて働いていた自由が丘のアメリカンダイナー『バターフィールド』(現在は閉店)の名物デザート。どっしりと食べ応えのあるオールドスクールなドーナツにトッピングしたのは、シンプルな「ミルク」。シナモンシュガーがたっぷりとかかったドーナツを、さわやなかミルクアイスが引き立てます。あたたかいドーナツ×冷んやりアイスの絶妙なコラボレーションがたまりません!

    『バターフィールド』で使用していたドーナツ、実は『BIG BABY ICE CREAM』のご近所のパン屋さんで作られていました。そのご縁もあって、現在もそのパン屋さんにドーナツを作ってもらっているそうです。ぜひコーヒーと一緒に召し上がってください!

    スイーツはどれも童心に返るラインナップ

    “街のアイス屋さん”として新しいフードカルチャーを発信している健康ブラザーズ。これからも未知のフレーバーに出会えそうです。ご近所の方はぜひお店で、お近くじゃない方もオンラインストアで『BIG BABY ICE CREAM』のアイスクリームを楽しんでください。

     

    ※記事の内容は取材当時のものです。 最新の情報は、お店のHP、SNSなどをご確認ください。

     

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