時間をかけて作ったお肉の煮込みや、細かく切り揃えた野菜のマリネ。丁寧に作った1皿の仕上げにほんの少しのハーブを添えれば、彩りを演出できるだけではなく、風味を豊かにしてくれグンと本格的な味になります。
ちなみにハーブはフランス料理でも、欠かせない食材のひとつ。とは言え、少量でも高価なハーブを日常的に購入することはちょっとハードルが高かったりしますよね。
ですが、育てるのは意外と簡単なんです。購入するより新鮮で、育てる過程も楽しめるキッチンハーブで、ハーブのある生活を始めてみませんか?
簡単に始められる栽培セット
植物の栽培に最適なように、あらかじめ培養された土がセットされています。ゆっくり自然と溶けていく肥料も配合されているので、はじめてでも安心です。
ハーブだけでなく、ルッコラ・青じそ・ラディッシュなど…多くの種類の野菜を同じ要領で簡単に作ることができます。ミニキャロットやミズナなどは、はじめてでも比較的育てやすいですよ。
育てる楽しみ、いただく喜び
使用後、土に埋めておくと年月をかけて生分解し土に戻るポットを使用した『エコット』
本格的に家庭菜園を始めるとなると一気にハードルが上がってしまいますが、キッチンやお部屋の一角でできるならトライしやすく、採れたてを食べられるのはうれしいですね。
また、日々成長していく植物が身近にあるのもまた、毎日を豊かにしてくれます。
いつもより少しだけ早起きし、水やりをしながら観察をする。それぞれの植物に適した環境で成長できるように、日当たりや気温の変化、水やりの頻度など調整しながら付き合っていけると良いですね。
ハーブで楽しくなる食事
例えばハーブの定番イタリアンパセリやバジルも自宅で育てることができます。その場で摘み取って、レタスとトマトなどのシンプルなサラダやパスタにほんの少し添えれば、見た目にも味にもアクセントができ本格的な1皿に。
『Rusty Green』古びた缶の味わいがフレッシュなグリーンの色合いと相まって、懐かしさも感じさせてくれます。
また、ミントとレモンバームがあれば簡単にフレッシュミントティーも楽しむことができます。摘みたてのフレッシュハーブは乾燥していない分、通常の3倍の量を目安に覚えておきましょう。さっと洗い、水気を切ります。葉の部分だけではなく、茎の部分からも味が染み出るので、葉と茎をポットに合わせて適当な大きさにカット。あまり細かくすると、青臭さが出てしまうのでミントなど小さめの葉っぱであれば、そのまま使ってもOKです。お花が咲くハーブは、開く一歩手前のものを摘みましょう。
フレッシュハーブは午前中の太陽があまり高くならないうちが、ハーブが最も香り高く香るそうです。朝食の前に摘み取って、ハーブティーを淹れるのも良いですね。
焼きたてパン風の器で育てる栽培セット『Green Bread』。バケットはベビーサラダ、食パンはガーデンレタス。
ハーブでお料理にアクセントをプラスしたり、摘みたてのハーブティーを楽しんだり、香味野菜で味に深みを出してみたり、お料理の付け合わせにソテーした野菜を添えたり。採れたての野菜でサンドイッチを作るなんていうのもおしゃれ。食卓が華やかになり、食事がもっと楽しくなりそう。
それぞれのスタイルに合わせて、育てることも楽しみながら、キッチンハーブを取り入れてみてはいかがでしょうか。
- ■製造元
SEISHIN
※紹介したキットは、東急ハンズ、ロフト、ホームセンターなどで購入できます。
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