ほわほわの白いからだにつぶらな黒目、赤いマフラーがお似合いのリサ。黒いからだに青いマフラー、赤いお鼻がチャームポイントのガスパール。
そんなふたりはパリの住人として、PARIS magのガイドもしてくれています。今回はリサとガスパールの魅力についてお話したいと思います。
【魅力1】うさぎでも犬でもない不思議な生き物
うさぎ?犬?とよく間違えられる彼らですが、どちらでもない不思議な生物。
リサとガスパールはパリの街で人間たちと一緒に暮らしています。もちろん小学校も人間の子どもたちと一緒。なんだかちょっと不思議な光景ですが、この不思議さもまたリサとガスパールの世界の魅力なんです。
【魅力2】正反対な性格だけどとっても仲良しなふたり
元気で好奇心旺盛な女の子・リサと失敗してはしょんぼり落ち込んでしまうナイーブな男の子・ガスパール。
いたずらを思いついては騒動を起こして周りの人を振り回しているリサと、危なっかしいリサをそっとフォローする心優しいガスパールのふたりは、時々ケンカもするけれど、いつも一緒の“永遠の友達(トワトモ)”です。ふたりの仲のよさに、ほっこり癒されます。
【魅力3】パリの名所もふたりにとっては楽しい遊び場!
リサとガスパールの絵本には、観光名所だけでなくたくさんのパリの風景が描かれているのも魅力のひとつ。
パリに住むふたりにとっては、パリの観光名所も有名な建物も公園も楽しい遊び場です。パリの街中でいたずらをしたり、ローラーブレードをしたり楽しんでいます。
ちなみに、リサのおうちは、観光客だけでなくパリっ子もよく利用する、ポンピドゥーセンター。
ガスパールは最近、エッフェル塔にお引っ越しした?なんてお話も。
【魅力4】私たちの子どもの頃の思い出に重なるストーリー
いたずらをしては失敗して、ケンカをしては仲直りをして、小さな嘘をついてはバレてしまって…そんなふたりのエピソードは、きっと誰でも子どもの頃の思い出と重なるものがあるはず。
「そんなことしたら、怒られちゃうよ!」と分かっていても繰り返すリサとガスパールを見ていると、ハラハラしながらも「子どもの頃ってそうだったな~」と、なんだか微笑ましい気分に。
【魅力5】油絵の具で描かれた独特なタッチ
リサとガスパールの絵本の特徴と言えば、忘れてはいけないのが原画の素晴らしさ。
左:ストーリー作りを担当しているアンさん。右:作画を担当しているゲオルグさん
絵本に出てくる絵はこちらのアトリエで1枚1枚描かれています。油絵の具の微妙な色あいと筆のタッチが、登場人物の表情やパリの風景をポップでありながらノスタルジックな印象に。そんな独特なタッチが子どもだけでなく、多くの人を魅了しているのかもしれませんね。
リサとガスパールの魅力はまだまだたくさんあります。気になる方はぜひ、絵本を手に取ってみてくださいね。PARIS magでもこれからもどんどん紹介していきたいと思います。お楽しみに!
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