2021年11月に、茅場町にオープンした『PARKER HOUSE BUTTER ROLL』は、アラサー男子3人が本気で作った日本初のバターロール専門店です。
「修業時代にまかないで食べたバターロールを進化させ、究極のバターロールを本気で作りたい。そんな想いからバターロール専門店を始めました」とにこやかに語る石井雄太さんに、メニューやお店のこだわりについて伺いました。
外はカリッ!中はしっとりもちもち!バターの風味が広がるこだわりのバターロール
次々と焼き上がるバターロール
一番の人気はやはりシンプルなバターロール。
焼き上がりの際に表面にバターを塗っているので表面の艶がなんとも美しく、食欲をそそります。
また、生地を成形する際にも棒状のバターを入れ込んでいるそう。
ひと口頬張ると、外はカリッ、中はしっとりもちもちできめ細かやな口当たり。
同時に、ジュワッとバターの風味が口いっぱいに広がっていきます。
「バターロールってこんなにおいしかったんだ!」と感動が止まりません!
手前から時計回りにプレーン、チョコ、レーズン
他にも人気のバターロールが、レーズンバターロールやチョコバターロール、メロンパンバターロールなど4種類がラインナップ。
特にユニークなのが、メロンパンバターロール。
表面のクッキー生地にはアールグレイティーの茶葉が、中にはアルコールを飛ばしたラム酒入りのカスタードクリームが入っていて、少し大人な味わいがクセになります。
シンプルなバターロールだけでなく、全種類のバターロールを味わいたくなりますね。
バターロール以外にも種類豊富なパンがズラリ!
実はこちらのパンの生地も全てバターロールの生地を使用しているそう。
「生地は一緒ですが形を変えたり、焼き時間や温度を調整したりして、試行錯誤しながら作っています。なので、食感も違いますし、パン自体の味も変わってきます」と、石井さん。
さらに「見た目も味もいいものを作れるように努力しながら、毎週新作を出せるように試作しています」と教えてくれました。
逆転の発想から辿り着いた究極のバターロール
今までにない食感ときめ細やかな質感の『PARKER HOUSE BUTTER ROLL』のバターロールにはどんなこだわりがあるのでしょうか?
「バターロールを作るうえで特にこだわっているのは、水です。パンの成形には向いていないとされる純天然のアルカリイオン水を使用しているんです」と石井さんは言います。
「最初は水道水で作っていたのですが、パサパサした歯切れの悪いバターロールばかりになってしまって…。これでは自分たちの作りたい今までになかった究極のバターロールが作れないと思ったので、あえてもっともバターロール作りに適さない水で作ってみようということになったんです。そして試行錯誤しながら作っていった結果、きめ細かく口当たりのいい、とろけるようなバターロールが完成しました」。
逆転の発想が、究極のバターロール完成への道標になったんですね。
ラウンジを意識したイートインスペースで働く方に快適空間を
『PARKER HOUSE BUTTER ROLL』のイートインスペースは、テラス席と合わせて30席と広く、Wi-Fiやコンセントも完備しているので、リモートワークスペースとしてもおすすめ。
「イートインスペースはラウンジを意識しています。コーヒーとパンを食べながら休憩したり、仕事をしたり…。店内には無料のチョコレートやキャンディなどを置いているので、パン以外のちょっとしたスイーツでも一息ついていただければと思います」。
週末はファミリーでの利用も多いそうで、キッズたちにもうれしい心遣いですね!
店内のイートインスペースにはリベイク用のトースターも設置してあるので、いつでも焼き立ての味わいを楽しめます。
月額1980円で、来店時に17種類のドリンクが1杯無料となる(おまけにパンなどのお会計が 常に5%オフ) コーヒーのサブスクリプションも行っている『PARKER HOUSE BUTTER ROLL』。
使用しているコーヒー豆は1855年にイタリア・ローマで誕生し、現在まで愛され続けている「ボンドルフィボンカフェ」。
バターロールだけでなく店内やサービスにもこだわりを感じます。パンを食べながらゆったり店内で過ごせるのはとてもうれしいですね。
「基本的にはその日のうちにパンを食べていただきたいですが、常温でおいていただいて、次の日に電子レンジで10秒温めたあとに1000Wのトースターで1分焼き上げてもおいしくいただけます。また、冷凍保存も可能なので、ラップでひとつずつ包み冷凍して、召し上がる際は電子レンジで30秒温めたあと、トースターで1分程度焼き直すとおいしくいただけます」。
有料のギフトボックスに入れたら、おもたせにもぴったりですね。
バターロールといったらここのお店と思っていただける、そんなお店にしたい
以前は、飲食店でサービスマンとして勤務していた石井さん。そして、カフェのバリスタとして働いていた三澤零さんと、イタリアンシェフとして働いていた八木英治さんのアラサー男子3人で立ち上げたこのお店。
パン業界未経験の3人が修行時代に食べた思い出の詰まったバターロールから、究極のバターロールを作りたいと挑戦したそう。
「オープンして間もないですが、お客さまから『今まで食べたバターロールの中で一番おいしい』との声をいただきました。とてもうれしく思うと同時に、日本全国に究極のおいしいバターロールと感動を届けたいと決意を新たにしました。バターロールといったらここと思っていただける、そんなお店にしたいです」と、石井さんは最後に語ってくださいました。
子どもから大人まで親しみのあるバターロール。
しかし、ここ『PARKER HOUSE BUTTER ROLL』には、私たちのまだ知らないバターロールの無限の可能性がありました。
今までに味わったことのないバターロールのおいしさと感動をぜひ体験してみてはいかがでしょうか?
- ■お店情報
- PARKER HOUSE BUTTER ROLL(パーカーハウスバターロール)
- 住所:東京都中央区新川1-1-7 GEMS茅場町1F
- 営業時間:7:30〜19:00(土曜日は9:00〜17:00)
- 定休日:日曜日・祝日
- Instagram:https://www.instagram.com/parker_house_butter_roll/
- ※最新の営業情報は、お店のSNSなどでご確認ください。
■一緒に読みたい記事
持ち帰り容器をお忘れなく!“街の寄り場”のようなお店。芝公園『芝惣菜所』
人気ベーカリーのパンが約500種類!冷凍パン専門店『時をとめるベーカリー』
「ヴィーガン“だから”おいしい」に。気まぐれパン職人のヴィーガンパン