多くの映画の中に登場するパリ。そんな映画の中のワンシーンを思い出しながら、パリをたどってみるのも楽しいパリ散歩の仕方のひとつです。
私がパリに住み始めた2003年頃は、とにかく2001年に大ヒットしたオドレイ・トトゥ主演の「アメリ」のロケ地をめぐろうと、攻略本みたいなものを持った観光客の姿があちこちに。さすがに攻略本を持った人は最近見なくなったけれど、「アメリ」のロケ地の人気は今も健在!私も、DVDを持っているくらい大好きな映画です。
「アメリ」ゆかりの地モンマルトルの丘へ
今日はそんな「アメリ」の中で登場するシーンが多い、アメリの住むアパルトマンがあるエリア「モンマルトルの丘」の中にあるロケ地をお散歩してみましょう!
モンマルトルの丘いちばんの観光スポットは、丘の上にそびえたつ「サクレクール寺院」。晴れた日は芝生に座っておしゃべりをするパリっ子でいっぱいになります。
丘の上からはパリ市内が一望できる展望スポット。ここはアメリが気になる青年ニノを呼び出してアルバムを返すために追いかけっこが繰り広げられていた場所です。
そしてこちらはアメリと同じアパートに住むムッシューコリニョンの八百屋さん。映画に登場する姿のまま残っていて、まるで映画の中に迷い込んだ気分に!
いちばん人気なのはやっぱりアメリが働いていたカフェ「Café des 2 Moulin」(カフェ・デ・ドゥ・ムーラン)かしら?!タバコやロト(くじ)を売っていたスペースなどは映画で作られたセットだけど、アメリのポスターが貼られていたり雰囲気はそのまま。地元パリっ子にも愛されるカフェですが、写真を撮る観光客も絶えません。
メトロの駅も欠かせないロケ地
そしてそんなモンマルトルの丘にあるメトロ「アベス」駅と「ラマルク・コーランクール」駅も映画に登場するパリらしい素敵なロケ地。
「アベス」駅はホームに設置された証明写真機の下から、捨てられた写真を見つけようとしているニノにアメリが初めて遭遇していた駅(実際に撮影されたのは別の場所)。
そして「ラマルク・コーランクール」駅の入り口は盲目のムッシューの手を引いてアメリが道案内して連れてくるところ。
映画の中のワンシーンに登場するパリの散歩。色々な映画の登場シーンをまた紹介していきますね!