2016年開けてしばらくたちましたが、今回の年末年始は久しぶりの日本だったため、
「日本のお正月でゆっくりできるね〜。」
「でもところで、フランスってお正月ないよね?あるの?」
「新年はどうやって過ごすの?」
なんて、みなさんとおしゃべりすると年末年始にかけての話題がとても多かったので…。ちょっと時間を巻き戻して「年越し」のお話を♪
フランスのお正月はクリスマスの延長
フランスにはいわゆる日本の「お正月」っていう行事はありません。あくまでも「新しい年がやってくる」というイベント。クリスマス休暇からの流れで、最後の最後の締めくくりが1月1日という感じです。毎年のカレンダーにもよりますが、2日から通常通りの生活始まることが多いので、日本の「三が日」のようないつもとは違う、まったりとした数日が続く感じはないんです。
やっぱりお正月よりクリスマス重視!
その代わり、日本の「お正月」と同じくらい神聖で重要なものが「クリスマス」。パリっ子もクリスマス前後は田舎の実家に帰るという人が多く、家族や親戚と集まって温かい家族団欒の夜を過ごします。もちろん、おいしいものがいっぱい!
海鮮の盛り合わせ、フォアグラ、丸ごとチキン焼き、シャンパンにケーキなどなど。お腹がはちきれそうになるくらい、夜中までおしゃべりを楽しみながらいただきます。
年越しは友人たちとワイワイパーティで
年末に向けてクリスマスの余韻はそのまま続き、あちこちで毎日のようにホームパーティに参加して「食べ過ぎ〜!!」と悲鳴をあげながら過ごします。そして、クリスマス休暇の締めくくりが大晦日。
クリスマスとは逆に、この日は友人たちと集まって一晩中「食べて飲んでおしゃべりして…」をというパリっ子が多く、私も年末年始をパリで過ごす時はいつもこのパターンです。
今回の写真はその一例。
過去の写真を掘り出して、2013年を迎えた時のパーティの様子をご覧いただいています♪
夕方くらいから始まって、0時近くなってもまだまだメインに到達しているかしてない!という典型的なフランスのホームパーティスタイルで長くておいしい夜を過ごします。
一応カウントダウンの瞬間は、もう一度みんなで「乾杯〜!」をします。
と思ったら、隣の家からはまだ「5!4!3!2!1ー!」なんてカウントダウンの声が聞こえてきている…。みたいなゆるっとした年越しがフランス流♪
毎回、フランスのどこで年を越してもこのずれを耳にするので「さすが適当大王国だな〜笑」なんて思いながら楽しく賑やかな新年を迎えています。国が違うと「年の越え方」もずいぶん違っておもしろいですよね。
それでは、ご挨拶が前後しましたが、今年もどうぞよろしくお願いいたします!
■一緒に読みたい記事
必見!街中がキラキラ輝くパリのクリスマスは見どころが満載:【とのまりこのパリライフ!】