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    セーヌ川にある球体の正体は!?音楽複合施設『ラ・セーヌ・ミュージカル』へ

    セーヌ川の中洲となっている島の上に、丸くてつるんとしたフォルムの建物があります。2017年4月にオープンした大規模な音楽複合施設である「La Seine Musicale(ラ・セーヌ・ミュージカル)」です。

     

    設計は日本の建築家、坂茂氏!

    建設中の様子。ずいぶん長い時間をかけて作っていました!

    パリ郊外のセガン島というセーヌ川の中洲にあり、パリ西部のオート・ド・セーヌ県の文化開発プロジェクトとして建てられたこの施設。日本人の建築家、坂茂さんが手がけたものです。

    まん丸のドーム型の建物の外側に、船の帆をイメージしているという高さ45mもある巨大な太陽光パネルがあり、これが太陽の動きに合わせて建物の周りを移動していく仕組みになっています。

     

    大規模コンサートホール、音楽学校が入った複合施設

    まん丸ドームを乗せたセーヌ川に浮かぶ船のようにも見える大きな建物の中には、最大6000人収容の多目的ホールや、1150席のクラシック音楽向けホール、リハーサル室、音楽学校、レストランなどが入っています。

    広場や屋外庭園などもゆったり。演目が上演されていないときも地域の人々が使えるように、たくさんのパブリックスペースを設けた作りになっています。

    この『ラ・セーヌ・ミュージカル』がオープンしてからは、音楽関係のコンサートやミュージカルなどのチケットを取ろうとすると、パリ市内の劇場ではなくここが会場になっているものも多くなってきたので、観光客の方でもここに来る機会が増えていきそう。

    パリ郊外といっても、パリ市内を走るメトロやトラムでアクセスできる場所。中を見て回る見学ツアーなどもあるようですので、建築に興味がある方もぜひ気軽に散歩してみてはいかがでしょうか?

     

     

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