予約の取れないレストラン。Nil通りの『Frenchie』の食材を味わうお料理

美食の街パリ、行きたくてもなかなか予約が取れないお店というのがたくさんあります。もちろん365日いつでも何時でもよかったらどこかは取れるのですが、やっぱり素敵なレストランは特別な日に行きたいもの。そう思っているとなかなか予約が取れないもので…。

そんな予約のなかなか取れないレストランのひとつが今日ご紹介するレストラン『Frenchie（フレンチー）』。2009年のオープンなのでもうかれこれ10年というレストランとしては中堅選手に入る場所なのですが、いまだに予約が取りづらい人気店です。フランス人でありながら、イギリス人の人気シェフのもとで修行をして自身のお店をオープンしたというちょっとおもしろい経歴を持つ、オーナーシェフのグレゴリー・マルシャン氏のレストラン。

2019年にはミシュラン1つ星を獲得した『Frenchie』

パリ2区のこぢんまりとしたNil通りにありますが、この通りが『フレンチー』人気に火がついたおかげですっかりおしゃれな食通りになっているのです。

フランスの小規模生産者から仕入れをし、シンプルな味付けでおしゃれに盛り付ける、今、人気のスタイルのレストラン。

座席も20席ほどの小さなレストランなのですが、2019年はついにミシュランの１つ星を獲得（ますます予約が取りにくくなりそう！）。

イギリス人シェフのもとで修行をしたオーナーの影響もあるのか、お客さんには英語圏の人も非常に多く、多国籍のスタッフの間でも英語が公用語のようになっているほど。

ランチは50ユーロ（3品）か、84ユーロ（5品）のシェフのおまかせコース。夜は後者のシェフのおまかせコースだけになります。

ワインリストも圧巻ですが、ワインに迷ったら食事と合わせたワインのおまかせコース（グレードによって2種類あり）もあるのでそれを選んでもいいかもしれません。

予約のキャンセルマナーは守りましょう

ちなみに、最近パリの人気で予約が取りにくいレストラン（中でも高級ランクのレストラン）では、直前にキャンセルしたり当日来なかったりすると事前に伝えたクレジットカードからキャンセル料が引き落とされるというお店が増えています。この『フレンチー』もそのタイプ。48時間以内のキャンセルした場合はお金がかかります。予約だけして当日来ないという話はシェフをする友人たちからよく聞く悲しいあるある話だったので、レストランのためにもこういうペナルティーを設けるのは私個人的には賛成。というわけで、人気レストランを予約するときはギリギリのキャンセルにも注意してくださいね！